画像は昨日の落日
青・白・黒のコントラストは茜色がないぶん
清々しく美しい。
失せ物が出てきた。
かなり前にダイアのピアスを失くした。
気が付いた時は右はあるけど左がない。
薄いイエローがきれいな小さいダイア。
今まで失くしたピアスはそれっきり、
かなり前にダイアのピアスを失くした。
気が付いた時は右はあるけど左がない。
薄いイエローがきれいな小さいダイア。
今まで失くしたピアスはそれっきり、
出てきたためしがなくて、
口惜しくても忘れるっきゃない。
ところが意外なところから出てきた。
トイレの太い排水管の下にきらっと光るもの。
掃除機をかけたときに吸い込まれずに奥のほうに
口惜しくても忘れるっきゃない。
ところが意外なところから出てきた。
トイレの太い排水管の下にきらっと光るもの。
掃除機をかけたときに吸い込まれずに奥のほうに
押しやられたものと推測した。
これが風呂だったらもう二度とお目にかかれない。
高い水圧のシャワーの勢いはびっくりするほどで、
洗剤の泡のもくもくが一瞬で消えるほど頼もしい。
小さなゴミはあっというまに排水口に吸い込まれる。
トイレの床を雑巾がけして気が付いたから、
日頃の精進に花丸をくれてやりたいと思った。
やんちゃ最盛期は片耳に3個づつ穴を開けていた。
50年前のことだからピアス専用パーツは存在せず、
忍の一字で布団針や極太安全ピンをぶすっと刺した。
穴あけはガマンを彫るミニチュア版みたいなもの。
自分のエポックメーキングは16歳のとき。
誕生日と同時に取得した軽免と母を拝み倒して
手に入れたホンダNⅢが横浜遠征に弾みをつけた。
十条や藤商と小競り合いのあとにラーメンを食べ、
「♫食後のタンベはうまかったー」と得意そうに吠える。
(練鑑ブルースのラスト一小節の替え歌)
これが風呂だったらもう二度とお目にかかれない。
高い水圧のシャワーの勢いはびっくりするほどで、
洗剤の泡のもくもくが一瞬で消えるほど頼もしい。
小さなゴミはあっというまに排水口に吸い込まれる。
トイレの床を雑巾がけして気が付いたから、
日頃の精進に花丸をくれてやりたいと思った。
やんちゃ最盛期は片耳に3個づつ穴を開けていた。
50年前のことだからピアス専用パーツは存在せず、
忍の一字で布団針や極太安全ピンをぶすっと刺した。
穴あけはガマンを彫るミニチュア版みたいなもの。
自分のエポックメーキングは16歳のとき。
誕生日と同時に取得した軽免と母を拝み倒して
手に入れたホンダNⅢが横浜遠征に弾みをつけた。
十条や藤商と小競り合いのあとにラーメンを食べ、
「♫食後のタンベはうまかったー」と得意そうに吠える。
(練鑑ブルースのラスト一小節の替え歌)
街角に集う小魚の群れに憂愁は似合わない。
失くしたピアスは馬車道に住むおねーさんが
買ってくれたもの、なぜか可愛がられた。
服も靴もスタジャンもみんな買ってくれた。
着のみ着のままで家出してきたぼくを憐れんだのか、
ぼくは彼女の母性本能を刺激したのかもしれない。
パンツまで買ってくれる他人はそうそうはいない。
ぼくが家に戻ると決めたとき、
福富町の運河沿いの公園にぼくを立たせ、
赤いルージュの唇でぼくの頬にぶちゅっとした。
失くしたピアスは馬車道に住むおねーさんが
買ってくれたもの、なぜか可愛がられた。
服も靴もスタジャンもみんな買ってくれた。
着のみ着のままで家出してきたぼくを憐れんだのか、
ぼくは彼女の母性本能を刺激したのかもしれない。
パンツまで買ってくれる他人はそうそうはいない。
ぼくが家に戻ると決めたとき、
福富町の運河沿いの公園にぼくを立たせ、
赤いルージュの唇でぼくの頬にぶちゅっとした。
夕暮れの公園に潮の匂ひが漂い、
彼女が立ち去る靴音をききながら、
ぼくは立ちすくむだけだった。
若すぎる自分が嫌いになった日のほろ苦い想い出。
備忘録:練鑑ブルース
(作詞者不詳替え歌)
身から出ましたサビゆえに
いやなポリ公にパクられて
手錠かけられ意見され
着いたところが鑑別所
青いバスに乗せられて
揺られ揺られて行く先は
その名も高き練馬区の
東京少年鑑別所
練鑑育ちのこの俺に
やけに冷たいシャバの風
にっこり笑ったマブダチの
男の情けが身にしみる
藤圭子が唄うネリカンブルース
6/30今朝の空
ツッパリ硬派を気取ってる自分の青臭さがイヤだったのと、
ぼくにはまだ手の届かない人との思いがあったかも。
つかみ損ねたけどこれでよしと負け惜しみww
なくなったダイヤの原因にストーリーが思い浮かぶ。
優しい娘さんがそばにいるだけで幸いだね、
ほんにオトコはしょうもない。
若い頃の私の一番の宝物が、ダイヤのピアスでした
ある日、なぜか手元から亡くなってしまい
その原因が判明した時
一番、怒ったのは、私ではなく娘でした
たぶん、同じ女としての気持ちが理解できたのでしょう
私の代わりに怒り心頭だった娘の事が、うれしかったのを覚えています