本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、前年の7割程度にとどまっているが、魚価高で漁獲金額は前年並みを確保している。
道連合海区漁業調整委員会によると、9月10日現在の秋サケ漁獲は全道で106万1,609尾と前年同期の69%。単価が4割ほど上昇しているため、漁獲金額は33億8,197万円と同98.8%。メスが㎏1,000円以上という浜値の高さを反映している。
地区別では、前年を上回っているのは、オホーツクの西部、中部、えりも以西の噴火湾、道南。さらに日本海の南部、中部、北部は前年実績の2〜3倍と日本海の健闘がめだつ。系統郡別の漁獲状況は次の通り。
▷オホーツク=631,462尾(76.1%)、2,182,012千円(117.3%)▷根室=118,403尾(56.9%)、421,646千円(79.6%)▷えりも以東=134,220尾(37.3%)、428,919千円(56.6%)▷えりも以西=64,953尾(68.7%)、189,000千円(92.0%)▷日本海=112,571尾(241.5%)、160,396千円(230.1%)▷総計=1,061,609尾(69.0%)、3,381,973千円(98.8%)