中断していた日ロ地先沖合漁業交渉が再開され、5日までモスクワの双方の200海里内の漁獲割当量など操業条件を協議する。
今回の交渉は、昨年12月3日〜7日まで東京で政府間の交渉を行ったが、不調に終わり、年明けの再開が待たれていた。すでに1月から出漁する底刺しはえ縄漁業は漁期を失い、夏場のサンマ棒受け網など主要漁業の操業にも影響が出ることが心配されていた。ロシア側は、漁業庁が極東海域でのサバ・イワシの漁獲量を確保する方針を打ち出し、日本との交渉でも大幅な漁獲割当量の上乗せを主張しており、難航が予想される。 水産庁によると、2018年の操業条件を決める交渉では、相互入漁量6万5千㌧、日本の協力費7億4,980万円。有償入漁は1,062㌧・4,112万円(日本側のみ)で合意した。