水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

日ロ地先沖合漁業交渉が再開 5日までモスクワで操業条件を協議

2019-03-31 13:01:47 | ニュース

 中断していた日ロ地先沖合漁業交渉が再開され、5日までモスクワの双方の200海里内の漁獲割当量など操業条件を協議する。

 今回の交渉は、昨年12月3日〜7日まで東京で政府間の交渉を行ったが、不調に終わり、年明けの再開が待たれていた。すでに1月から出漁する底刺しはえ縄漁業は漁期を失い、夏場のサンマ棒受け網など主要漁業の操業にも影響が出ることが心配されていた。ロシア側は、漁業庁が極東海域でのサバ・イワシの漁獲量を確保する方針を打ち出し、日本との交渉でも大幅な漁獲割当量の上乗せを主張しており、難航が予想される。  水産庁によると、2018年の操業条件を決める交渉では、相互入漁量6万5千㌧、日本の協力費7億4,980万円。有償入漁は1,062㌧・4,112万円(日本側のみ)で合意した。


2019年3月29日(金)発行/北海道漁協系統通信6394号

2019-03-29 14:26:45 | 系統通信

資源有効活用対策検討会
イワシ、ブリの消費拡大、PR活動など「提言」まとめる

「水産政策の改革」漁業者説明会
石狩湾漁協の役員、組合員、青年部員40名が出席

網走漁協が創立70周年記念式典を挙行
「協同精神で未来見据え経営を」新谷組合長が挨拶

えりも地域ゼニガタアザラシ保護管理協議会
31年度の捕獲は40頭が目安、11月までに次期計画案

道水産物荷主協会が平成31年度定時総会
新規事業に「子ども食堂」 道産水産物を提供し消費向上へ

道水産多面的機能発揮対策協議会が平成30年度通常総会
環境保全や海の安全に向け、円滑な対策推進を

北海道の内水面生産(2017年)
漁獲量4,580㌧で3%減。生産額23億2,845万円で1%減 

= 単協役員改選 =
[寿都町漁協]小西正之組合長が退任、新組合長に木村親志専務理事


2019年3月26日(火)発行/北海道漁協系統通信6393号

2019-03-26 15:00:20 | 系統通信

日ロさけ・ます漁業交渉が妥結
日本200海里内のサケ・マス漁獲枠2,050㌧と前年同
曳き網の試験操業は95㌧、うちベニが30㌧に増加

道連合海区漁業調整委員会
サケ・マスふ化放流10億5千万尾を計画
日本海スケソウTAC見直し、海区委員会の位置づけ

道知事選 鈴木直道候補が水産ビル前で演説
国との連携路線を強調 対立候補との争点明確に

2018年度全道漁協購買事業推進会議
新年度事業方針 各部門の重点項目を確認

若手漁師が中心になって「蝦夷新鮮組」
消費者と交流し「漁師のブランド化」めざす

道栽培漁業推進協議会
第7次基本計画の進捗状況、栽培漁業のあり方検討

27日、はこだて・ブリ消費拡大推進協議会

29日、道干潟ビジョン策定検討会(根室振興局)

= 単協役員改選 =
[落石漁協]中野勝平組合長が退任、新組合長に庄林満理事(3月22日)


日ロさけ・ます漁業交渉が妥結 サケ・マス漁獲枠前年同、曳き網の試験操業も継続

2019-03-26 09:28:13 | ニュース

 日本200海里水域内のサケ・マス漁業の操業条件を決める「日ロ漁業合同委員会」が3月18日〜22日までモスクワで開かれ、漁獲枠は前年と同じ2,050トンで妥結した。漁業協力費は2億6,412万円~3億13万円の範囲(前年2億6,484万円〜)で下限が72万円減額された。このうち、シロザケは500㌧で、その他カラフトマスなどが1,550㌧。サケ・マス流し網漁船が所属する太平洋小型さけ・ます漁業協会によると、昨年の操業隻数は47隻で、4月10日から出漁し7月始めまで813㌧・4億4100万円を水揚げした。いずれも前年の6〜7割にとどまった。

 また、ロシア200海里水域のサケ・マス漁業の操業条件を決める日ロ政府間協議は、昨年に引き続き、漁船1隻による曳き網の試験操業を行う。漁獲割当量は前年と同じ95㌧だが、ベニが30㌧(前年25㌧)に増加。その分入漁料は2,432万円と75万円引き上げられた。操業期間は6月1日〜7月31日のうち30日間となった。


3月22日までモスクワで「日ロさけ・ます漁業交渉」

2019-03-19 16:45:09 | 系統通信

 日本200海里内の小型サケ・マス流し網漁船の操業条件決める「日ロさけ・ます漁業交渉」が3月18日〜22日までの予定でモスクワで開かれている。本来は、日本200海里内の漁業なので、外国と交渉する必要はないが、小型流し網漁船が獲るシロサケ、カラフトマスがロシア系の資源とされ、母川国主義に基づいて両国が交渉し、日本側が協力費を支払っている。

 なお、平成27年にロシア国内法により廃止となったロシア200海里内のサケ・マス流し網漁業の代替漁業の試験操業は引き続き、日ロ政府間で対応を協議する。

 日本側は保科正樹水産庁増殖推進部長が政府代表となって、ロシア政府代表のサフチュク連邦漁業庁副長官らと交渉する。道水産林務部や太平洋小型さけ・ます協会の関係者も同行している。