水産北海道ブログ

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日本海沿岸ニシン漁獲速報(3月20日)1,693㌧・前年比82%、石狩湾1,360㌧

2017-03-31 17:30:54 | ニュース

 産卵のため来遊する日本海沿岸のニシン漁(刺し網・定置網)は、3月20日現在で1,693㌧と豊漁だった前年同期の82%。3年魚主体の漁獲が続いているが、同25日で石狩湾漁協のニシン刺し網は操業を切り上げた。
 道水産林務部水産振興課普及指導員のまとめによると、解禁から3月20日までの累計漁獲量は、後志管内が331㌧、石狩管内が1,360㌧、留萌管内が2㌧の計1,693㌧。前年同期の2,059㌧に比べ82.92%。3月10日からの漁獲は36㌧しか増えていない。ほぼ終漁に近づいている。

 主な産地の石狩湾漁協の厚田本所が683㌧、石狩支所が442㌧、浜益支所が235㌧、小樽市漁協が199㌧、東しゃこたん漁協68㌧、余市郡漁協64㌧となっている。
 3月に入り、札幌市中央卸売市場に入荷するニシンは、全量が日本海産となり、安定的な供給が続いた。3月の入荷量は約200㌧。魚体が3年魚で26㎝モードとしだいに小型化し、㌔600円台から500円台、さらに400円台、300円台と下がっているが、3月の平均値はほぼ㌔600円で、高値を維持した。


2017年3月31日(金)発行/北海道漁協系統通信6233号

2017-03-31 17:29:29 | 系統通信

日ロサケ・マス漁業交渉が妥結
ほぼ前年同の操業条件で4月10日出漁へ

道議会北方領土特別委員会
日ロ次官級協議踏まえ地元企業の参入求める

平成29年第1回定例会水産林務委員会
小野寺部長が退任「積極果敢な挑戦で浜に活気を」
水産物・海水モニタリング調査は29年度も継続

道海面利用協議会(第10期第1回)
増えるミニボートの安全対策などを協議

基金協会が4月3日「全国漁業信用基金協会北海道支所」に
運営委員長に松居理事長、副運営委員長に菊地専務


2017年3月28日(火)発行/北海道漁協系統通信6232号

2017-03-28 17:01:37 | 系統通信

オホーツク海の毛ガニ漁がスタート
枝幸など宗谷管内が初水揚げ、網走管内も続く

日本海沿岸ニシン漁獲速報(3月10日)
1,657㌧・前年比83%、石狩湾1,300㌧超

平成28年度後志管内漁業振興対策連絡協議会
管内各地で実施中の増養殖事業の現状について意見交換
養殖ウニで成果 29年度は折出荷に着手

南後志漁船保険組合
「日本漁船保険組合南後志支所」に名称変更

マツカワ魚価対策PTが全体会議
消費拡大イベントの結果、次年度事業など情報共有
「王鰈」の運用方針めぐり議論 更なる検討へ

えりも以西海域マツカワ漁獲状況(1月末)
1月末累計実績は117トン・1億6,700万円

4月4日から全道9ヵ所で地区組合長会議
系統・水産団体が平成29年度事業計画説明

4月1日から「漁船海難防止強調運動」実施

第22回全国青年・女性漁業者交流大会
厚岸漁協ワカメ養殖漁業班に水産庁長官賞

北水協会が今春卒業の水産高生3名に奨励賞授与


2017年3月24日(金)発行/北海道漁協系統通信6231号

2017-03-24 15:58:36 | 系統通信

平成29年第1回定例会 予算特別委員会(第三分科会)
道議7名が水産業振興対策や水産物輸出など道の対策を問う

日ロさけ・ます漁業交渉が31日までモスクワで
日本200海里内の小型サケ・マス流し網の操業条件

平成28年度北海道漁業就業促進連絡会議
27年度の道内新規就業者221人と前年比30人減見込む

道漁業就業支援協議会の平成28度第2回総会
漁業就業支援フェアを札幌で2回開き60名の来場見込む

平成28年度 全道漁協購買事業推進会議
漁業用燃油・漁業資材・情報提供各部門の重点推進項目を確認
タイナイロン刺網 現地工場での仕立てを試験的に開始

単協役員改選
枝幸漁協 須永忠幸代表理事組合長を再選

オホーツク海の自主休漁が終了、操業再開

㈱大成水産が漁船海難遺児育英会に100万円を寄付


日本海沿岸ニシン漁獲速報(3月10日) 1,657㌧・前年比83%、石狩湾1,300㌧超

2017-03-23 09:29:49 | 系統通信

 産卵のため来遊する日本海沿岸のニシン漁(刺し網・定置網)は、3月10日現在で1,657㌧と豊漁だった前年同期の83%まで回復し、3年魚主体の漁獲が続いている。
 道水産林務部水産振興課普及指導員のまとめによると、解禁から3月10日までの累計漁獲量は、後志管内が328㌧、石狩管内が1,328㌧の計1,657㌧。前年同期の2,000㌧に比べ82.9%。2014年、2015年の最終漁獲(1,100〜1,400㌧台)を上回っている。主な産地の石狩湾漁協の厚田本所が671㌧、石狩支所が436㌧、浜益支所が221㌧、小樽市漁協が197㌧、東しゃこたん漁協68㌧、余市郡漁協63㌧となっている。
 道総研中央水試が10日に石狩湾漁協厚田本所で実施した漁獲物調査によると、湾内では全体的に薄漁の傾向が進んでいるが,厚田方面では比較的まとまった漁が続いている。例年どおり,型は既に小さく,オスは大中主体,メスは25入り(5㌔)から細手のサイズが主体。ニシンは雌,雄ともに完熟状態で、水温は例年に比べると以前低めだが,先月中頃を底に昇温傾向にあり、産卵は随時行われている。

 年齢別では、尾叉長26cmにモードをもつ3年魚(2014年級)が大半を占め、「来期への獲り残しの確保や次世代資源の造成とのバランスを考える段階」としている。