本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、約166万尾と前年並みにとどまり、5年魚を中心とした魚群が高水温のため、沿岸への寄りつきが悪いなど、序盤とは言え、やや期待外れの状況となっている。
道連合海区漁業調整委員会によると、9月10日現在の秋サケ漁獲は全道で165万7,762尾と前年同期の103.4%。魚体は全体としては前年を大きく上回っており、単価が上昇、漁獲金額は33億5,877万円と同114.1%。
地区別では、尾数で前年を上回っているのは、オホーツクの中部、東部、根室の北部など。日本海は南部が254%、中部が128%、北部が128%と前年を大きく上回っている。金額で前年を上回っている海区はオホーツク、根室、日本海となっている。
▷オホーツク=1,034,397尾(109.5%)、2,096,052千円(119.8%)▷根室=337,137尾(108.4%)、756,161千円(130.7%)▷えりも以東=130,222尾(64.7%)、274,212千円(71.9%)▷えりも以西=37,339尾(63.4%)、68,659千円(62.7%)▷日本海=118,467尾(136.3%)、163,686千円(129.8%)▷総計=1,657,562尾(103.4%)、3,358,770千円(114.1%)