網走管内(雄武〜ウトロ漁協)のカラフトマス漁獲状況は、8月上旬まで約104万尾と100万尾を突破し、久々の豊漁となっている。すでに7月末で29.6万尾(前年4.3万尾)とシーズン当初から好調な来遊が続いている。
網走海区漁業調整委員会によると、8月10日現在の管内カラフトマス漁獲状況は、103万9,315尾、1,442㌧、5億4,532万円で、前年に比べ尾数は363.0%、重量は290.0%、金額は317.0%。前々年に比べても尾数257.0%、重量231.0%、金額255.0%といずれも大きく上回っている。平均目回りは1.39㎏と小型(前年1.74㎏、前々年1.55㎏)だが、平均㎏単価は378.2円で前年(345.7円)、前々年(342.7円)を上回っている。
小型サケ・マス流し網による北洋でのカラフトマス漁獲がほぼ皆無だったことや、ロシア極東のマス漁獲が半減していることなどの影響が考えられる。