水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2020年6月19日(金)/北海道漁協系統通信6490号

2020-06-21 21:35:24 | 系統通信

第58回北海道漁業協同組合長会議
「夢溢れる北海道漁業」実現へ最重要6議案を決議
コロナ緊急対策特別決議 金融・経営等への支援求める

道漁連 令和2年度通常総会
総取扱高は293億円減の2,533億円 経常益3億円
「夢と活力ある北海道漁業の再興」を旗印に各種施策

道総研さけます・内水面水試が秋サケ来遊予測
1,990万尾と前年実績比13%増、4年魚に期待か
以東、根室が減少、オホーツク、日本海、以西が増加

19日からコロナ対策のステップ2へ
札幌と道内各地、東京などとの往来制限を解除
イベント1,000人に上限緩和、「新北海道スタイル」


秋サケ来遊予測1,990万尾と前年実績比13%増、4年魚に期待か

2020-06-20 22:16:56 | ニュース

 道総研さけます・内水面水試は、このほど今年の本道沿岸における秋サケの来遊(河川そ上も含む)が前年実績に比べ13%増の1,990万尾と予測した。

 6月19日開催の道連合海区漁業調整委員会(安藤善則会長)で発表される予定だったが、新型コロナウイルス感染防止対策で書面での議決となった。同委員会では「令和2年度さけ・ます人工ふ化放流計画」の諮問に対し原案通り道知事に答申した。

 同水試さけます資源部が発表した資料によると、令和元年度の本道への秋サケ来遊は、1,756万尾と前年度比76%にとどまり、平成以降最も少なかった平成29年(1,737万尾)に次ぐ少ない量となった。予測に対する実績は57%で、予測を大きく下回った理由は、近年のシブリングの関係(同じ年生まれの3(4)年魚の数に対する4(5)年魚の数の関係)が大きく変化したことによるが、その原因は明らかになっていない。

 年齢別の来遊数は、4年魚(平成27年生まれ)は878万尾で平成以降2番目に少ない一方で、3年魚(平成28年生まれ)は280万尾と平成以降で9番目に多い値だった。

 時期別では、前期が908万尾(前年対比104%)、中期が736万尾(同60%)、後期が113万尾(同53%)と、中後期が前年を下回った。

 令和元年の平均目回りは3.32㎏で、前年の3.04㎏から増加し、過去10ヵ年の平均値の93%まで回復した。

 各海区への来遊状況は、日本海を除き前年を下回った。年齢別では来遊の主群である4年魚、5年魚が少なく、各海区とも過去10ヵ年では1番目から3番目に少ない来遊数だった。ただし日本海の4年魚だけは過去10ヵ年の平均的な来遊数となった。3年魚はオホーツク、えりも以西、日本海で過去10ヵ年において1番目または2番目に多い来遊数となった。

 今年の来遊予測は、昨年同様シブリング法を基本に行ったが、最近は実際の来遊数が予測を下回る場合が多く、今年の予測ではできるだけ最近のデータを使うとともに、過去3年間における予測値からの外れ度合い(下振れの程度)を考慮して予測値を算出したとしている。

 今年の全道来遊数は1,990万3千尾と予測され、地区別の予測値は次の通り。カッコ内は前年来遊数と前年比。

【オホーツク】▷東部=5,100千尾(4,514千尾、113.0%)▷中部=2,579千尾(2,379千尾、108.4%)▷西部=2,193千尾(1,720千尾、127.5%)▷小計=9,872千尾(8,614千尾、114.6%)

【根室】▷北部=1,754千尾(2,061千尾、85,1%)▷南部=847千尾(782千尾、108.3%)▷小計=2,601千尾(2,843千尾、91.5%)

【えりも以東】▷東部=407千尾(487千尾、83.5%)▷西部=845千尾(923千尾、91.6%)▷小計=1,252千尾(1,410千尾、88.8%)

【えりも以西】▷日高=1,519千尾(1,277千尾、119.0%)▷胆振=744千尾(699千尾、106.5%)▷噴火湾=648千尾(520千尾、124.7%)▷道南=437千尾(241千尾、180.9%)▷小計=3,348千尾(2,737千尾、122.3%)

【日本海】▷北部=886千尾(719千尾、123.4%)▷中部=995千尾(761千尾、130.7%)▷南部=950千尾(478千尾、198.8%)▷小計=2,831千尾(1,957千尾、144.6%)

【道総計】19,903千尾(17,560千尾、113.3%)


19日からコロナ対策のステップ2へ 往来制限を解除

2020-06-20 22:15:13 | ニュース

 道は6月18日、16回目の対策本部を開き、6月1日以降の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、19日から往来の自粛を解除、イベント開催の上限緩和などステップ2に移行する方針を決めた。

 道は6月以降の新型コロナウイルス感染防止対策の段階的緩和の既定方に沿って、19日から7月9日までをステップ2と位置づけ、接待を伴う飲食店、ライブハウスなどの利用、他都府県、札幌との不要不急の往来について自粛を解除し、イベント等の開催も屋内外1,000人以下(屋内・収容率50%、屋外・十分な間隔)に条件を緩和した。

 鈴木直道知事は記者会見で「社会経済活動を回復するため、今後も自粛を段階的に緩和していく。一方で、第3波にしっかり備える必要がある。3つの密を避けるなど新北海道スタイルを実践し、強い北海道をつくりたい」と述べた。


2020年6月16日(火)発行/北海道漁協系統通信6489号

2020-06-17 15:30:25 | 系統通信

道が水産業の緊急対策まとめる
回遊魚に依存しない新たな増養殖への挑戦
漁業者の長期運転資金の保証制度拡充など国に要請

鈴木知事が一次産業代表とオンライン会議
新型コロナを乗り越え、農林水産業の発展を
ホタテ、牛乳、道産材を使った「コラボシチュー」試食

第2回定例道議会が開会、道が320億円の補正予算提出

室蘭での商業捕鯨の再開に関係21漁協が合意

クロマグロ小型魚 胆振の定置網が割当量の7割超える

日ロさけ・ます漁業交渉が再開
今月17日までの3日間、テレビ会議で

JF共済 令和2年度全道優績漁協が決定
チョコー純新規に歯舞、医療共済・くらし新規にえりも

枝幸オンラインショップが開設
北オホーツクの水産物を全国へ 販売開始15日から

= 単 協 役 員 改 選 =
[増毛漁協]西野憲一代表理事組合長を再選(6月13日)

麻痺性貝毒 鵡川漁協が出荷自主規制

道水産物荷主協会 恒例の取引懇談会が中止に

「浜のおかあさん料理教室」中止に

今年の「根室さんま祭り」中止に

令和2年度水産研究本部の成果発表会が中止


2020年6月12日(金)発行/北海道漁協系統通信6488号

2020-06-13 20:19:44 | 系統通信

第2回定例道議会提出補正予算案
漁協経営緊急支援資金、道産水産物学校給食提供事業など

系統団体が道、道議会に緊急要請書を提出
漁協の経営負担を軽減する支援策を要望

道漁協専務参事会の令和2年度の事業計画
東北各県の懇談会延期、来年北海道で開催

道冷凍事業協会 令和2年度第74回定時総会
HACCP「衛生管理計画書」の作成実施 新理事6名が就任

道食産協 令和2年度定時社員総会
省エネ・食品ロス事例集作成 新技術顧問8名就任

北るもい漁協 今組合長が2団体に各10万円を寄附

利尻富士町で漁業後継者報償贈呈式
着業1年目の5名に磯舟1隻と報奨金を贈る

道東沿岸のイワシ漁獲状況
漁獲量は増えたが、魚価は半値程度に下落

本道沖合海域いか釣り漁 1,426隻に許可

道東棹前コンブ漁 昆布森・厚岸が出漁
釧路市東部は3日消化、散布・浜中は15日解禁

ぎょれん産直ネットショップで苫小牧産マツカワ「王蝶」