水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

なにアメフラシ?

2023年05月12日 16時46分46秒 | Weblog


マダラ模様のアメフラシ。



磯場にて

新年度

2023年04月21日 14時42分43秒 | Weblog
いつもと変わらない風景でガサガサ。

当運営サイトに
久しぶりに入ってみました。

閲覧数を見て、来てくださる方がいてビックリしました。

今年度は新入部員3名。

変わらず頑張ってます。

マリンチャレンジプログラム東北大会優秀賞!

2022年09月21日 14時02分43秒 | Weblog

8月10日、仙台で行われたマリンチャレンジプログラム(MCP)の東北大会に出場してきました!
MCPは海や河川についての研究・発表をして理解を高めたり分野を開拓していこうという企画です。
大学の方と共同で研究を行い、様々なアドバイスをいただいての大会。
他のチームの発表もどれも面白く、楽しく参加することができました。
特にうちの学校でも行なっている、ウニの養殖についての研究もあり、新たなヒントを得たり提供したりできました。
そう、そういう意見交換の場があったのです。それが一番印象に残っている出来事。

全てのチームの発表が終わった後に、客席後ろ側に展示された、それぞれのチームの研究をまとめたポスターを眺めながら意見交換をする…ポスター交流という時間がありまして、まぁこれがなんとも面白かったですね。
イシクラゲを用いた放射線除去、カニの体色についての研究…
やはり発表の時間だけでは収まらなかったようで、みんな嬉々として内容について語ってくれました。
もちろん僕の研究も負けちゃいません。あいも変わらずウキゴリについての研究ですが…
きっと大人の人しか関心を持たないだろうなぁと思っていたら、結構な数の高校生のみなさんが質問に来てくれて嬉しかったです。何が嬉しいって、意外な質問や率直な感想もそうなんですが、興味を持って話しかけてくれるってところが一番感動できて。やはりジャンルは違えど同じ研究者、自分の研究に関して興味を持ってくれたら嬉しいものでして。
時間いっぱいまで色んな人と喋りましたが、あと30分は欲しかったところですね。

それが終わるとついに結果発表。
東北大会では優秀賞受賞者が2チーム選ばれます。選ばれたチームは3月の全国大会に出場できます。
「どのチームも魅力的で選ぶのに苦労し…」と審査員長。
ちょっとドキドキしますよね?少なくともテーマのインパクトだけで言えば若干見劣りしますし、どの研究も熱心に行われていたみたいだったので。

さあ全国大会がかかった結果発表。おもわず背筋が伸びます。

「優秀賞…1チーム目は……」



「山形県立加茂水産高等学校水産生物部・ウキゴリ属の生息域についてです!」

っっしゃああ
やっったぜーーーー。

光栄なんですけどね、ポスター交流が楽しすぎてふわふわした頭だったものですから
ああよかった、くらいの感想しか浮かばなかったです。インタビューも何言ったか覚えてない。
ただ、ステージに立って賞状を客席に見せたときは気持ちよかったなぁ。

2チーム目はサンショウウオについて研究したチームでした。
ポスター交流で一番関心を持ってくれたチームなので覚えてましたよ。おめでとうございます!

そうして無事発表を終えた後はずんだ餅買ってご当地ラーメン食べて寝ました。
また行きたいな、ラーメン「政宗」。次はポケモンセンターも行きたい。

にしてもまた全国ですか…優等生は忙しくて困りますね?(驕らず努力しろ)

研究発表といえば…三年生の課題研究で引き継いだイワノリ養殖についても更新していこうと思います。
もともと生物部の研究なので。そちらのほうもどうぞよろしくお願いします。

全国総文祭に行ってきた!

2022年08月31日 14時30分22秒 | Weblog

長い研究の日々…数々の発表大会…
それらを経て、この夏!
研究発表の全国大会こと、「全国高等学校総合文化祭」に出場できました!!

久しぶりの東京はやっぱり人の多さと建物の密度に驚きましたね。
とはいえ、記憶の中のそれより活気がない様子。早急に世の中のすべてが元通りになることを祈りつつ…
いざ発表会へ。
場所は東京富士大学。「鉄腕DASH」の企画、[新宿DASH]の舞台となっている大学ですね。
その実験区がほんのりうかがえました。

(画像)

全国発表ですからね。めちゃくちゃな数の参加者が。参加校がxx、一校あたり5人とすると…
うわあ。
ちなみにこちらは開会式の様子。会場にも入りきらないほどの人数でした。
この全国総文祭というイベントは、我々が出場した自然科学部門以外にも美術や吹奏楽、写真や書道など、所謂「文化部」の大抵の活動は部門があるみたいです
その総数を考えるともう途方もないですね。期間中は街中で結構な数の”同志”とすれ違いましたし。



何度でも書きますが、すんごい大規模な大会だったのでいくつかの会場に分けて発表が行われました。
どんな大舞台で発表するのかと緊張していましたが、行ってみればこんな感じの会議室。
もっと大きいところでも発表してたんで余裕っすね。(むしろ大舞台を望んでいた…)
しゃべりなれた内容を話すだけですし。

『このように、三種の生息状況には腹ビレの形態が関係していると思われ…』

本当はこれが終われば部長も部活も引退なんですが、全く研究も発表も終わる気配がないので何にもさみしくなかったですね。
ちなみに付き添いの僕の式神兼ファンネル兼パイモンである誇り高き次期部長の二年の彼はバカ緊張しておりました。面白かったです。



質問もいっぱい来ましたね~、どの高校よりも来たんじゃないってくらい。
あと10分は来そうだった。さすが全国、質問のレベルが高く、難しいところを躱すのがやっとでした。
もちろん内容に即した回答は心がけたけど。でも質問は発表を理解しないと生まれないものですからね。(それと興味。)
ありがたく思うことにしましょう。

ほかの発表チームもなかなか面白かったですよ。高校生で遺伝解析とかんなパイプがあるんだ…
サルの行動学…研究者はサルの顔を見分けられるって本当だったんだな…
と、かなり興味深い発表の数々。

まだまだ話したいことはたくさんありますが、これ以上書くと私的なブログになってしまうので…ね?
のこりの7割はTwitter…いや、ぜひ!水産生物部の僕まで聞きに来てください!
というのも、このブログに飛ぶQRコードを添えて部活の宣伝をしようと思ってるんですよ。校内掲示で。
そこから来た人はいるかな?校内掲示からきたよ~って人は、そうだねえ、金魚でもプレゼントしようかな。
水槽にめちゃめちゃいるし。総文祭かよってくらい。
とりあえず今日はこの辺で。とにかくいい経験になりました。次期部長にとってもそうだと思います。
協力してくださった先生方と生徒諸君。ありがとうございました!!

加茂水 春のハゼ祭り!

2022年05月25日 13時58分01秒 | Weblog



五月ももうすぐ終わり、暑くなってきた初夏の川…
ハゼのシーズンが到来しました!
産卵のために遡上してくるハゼたちをつかまえ、観察・研究をします。



新入生たちにも手伝ってもらいました。



スミウキゴリ、ルリヨシノボリ、ミミズハゼ…
研究対象外魚もいますが、研究対象魚と比較することで新たな発見があります。
たとえば、ミミズハゼはどちらかというと臆病で、すぐ隠れようとするのに対して、
縄張り意識が強く獰猛とされるスミウキゴリは、集団のハゼの中でも全く動じなかったり。
生物観察、たのしいですよ。
学校としても野外での活動が本格的になりうれしい限り。
加茂水族館とのコラボもしたいですね。

一度にたくさんとれたとはいえ、まだまだ生体が足りません。
いっぱい取ってくぞ~


新学期とマリンチャレンジプログラム。

2022年04月13日 13時55分39秒 | Weblog


合縁奇縁一期一会、袖振り合うも他生の縁。
別れの季節は幕を閉じ、出会いの季節がやってきました!

えぇそうです。2022令和4年!今年は新入生が多い!個人的には海洋資源科の生徒が多いのもうれしいですね。
私も気合をいれて部紹介スライドを作りました!同級生からの反応はまぁまぁよかったんですが、一年生に届いてくれたのか、果たして……
でもでも何人かは部活見学に来てくれたので期待したい…!せざるを得ない…!
だって人数的にちょっとヤバい…!!

…とまぁ、人が入ってくれることを祈りつつ。新たなプロジェクトが動き始めました。

「マリンチャレンジプログラム」です。

これは…簡単に説明すると、大学や研究機関の方々と一緒に研究・発表をしよう!!という企画でして、
なんとか最初の審査が通ったので頑張っていきたい所存でございます。
実はまだ確定したわけじゃないんですけどね。一度zoomでプレゼンを行いました。お相手の方に興味深そうに聞いていただけたのであるいは…?
もしGOサインがでたら研究する内容ですが…ええ、時期的に考えてもわかりますね。お察しのとおりにございます。

ウキゴリです。

飽きないね~~!まあMCP(勝手な略称)に参加できなくてもやるんですけどね~!
何度か書いている通り、具体的な課題も見えているので頑張らなければ…もうウキゴリのシーズンが始まってしまう…

だいぶ気温も上がってきたので、レインボービーチにもいろんないきものが現れはじめました。
こちらは新入部員が入ってきたころにアップしましょうかね。どうぞお楽しみに。

あぁそれと、イワノリの養殖については課題研究の方でやることになりました。
課題研究の方でも、って言ったほうが正しいですかね?
部活でもサポートすることになると思いますが、イワノリ課題研究の担当は私なのでやることはそんなに変わらないですね。
ただ活動できる時間が増えるので、より質の高い研究内容にしていきたいなとおもいます!

これからの活動

2022年01月28日 14時25分57秒 | Weblog


発表県大会、アマモサミット、課題研究発表会と数々のビッグイベントを終えて…どうしよう!
なんかもうやりきった感がありますね。もちろんやるべきことはたくさんあるのですが、感染拡大の影響で部活が全面休止になってしまいまして。やれることもそんなにないし、なんとなく今後の活動について想いを馳せてせてみようかなぁと思います。あぁ、サムネはアマモサミットの展示のナマコです。アルビノなのかな?きれいでかわいい~~~!

まず、3月にzoom発表があります。とはいっても、僕の後輩の発表なので、直接手を加えることはないんですが。
でも僕の方が長くやってる研究なので、内容についてはよくわかってるからめちゃめちゃ口出ししたい。後輩が恥をかいたら僕のせいですからね。

そして8月に行われるであろう全国大会…総合文化祭に向けての研究。ウキゴリですね。
(イワノリはシーズンじゃないですから。ただ、いろんな課題点は見えてきたのであとは頑張るだけ。)
そのうち詳しく研究内容を記載したいと思っていますが、クリアしたと思っても課題は山積みで。イワノリ程じゃないですけどね?兎にも角にも生体を入手できないことには始まらない。こいつらのシーズンは5月ごろ。あっという間ですよ、意外と……

5月。暖かくなってきて野外の活動が増えることでしょう。そうなれば、もっと面白い内容の投稿が出来ますよ!
(ほとんど)わが校のレインボービーチには珍しかったり特殊だったりするいきものがたくさんいますからね!
なにかしら発見・捕獲した際にはすぐに投稿します。ご期待ください!!

それと新入生にも期待したいですね。新入生に向けたプレゼンも用意しなければ。
部員が少なすぎるので、もてる最大限の力でプレゼンしたい所存……

さらに開始時期はまだ決まっていませんが、新しい研究開発にも着手しようとしているところです。乞うご期待。


こんなところですかね?本音を言えばもっといろんなところで発表したいのですが…まあそれぞれ忙しいですしね。
でも生態調査がしたい!生物部だからさ!研究室にこもってパソコン触ってないで、いきものと触れ合いたいですよ!
早く春にならないかな!!暖かくなるまで皆さんも暖かくなるまでみなさんもどうかご無事で!
パワーーーー!!

全国アマモサミットに出場!!

2022年01月18日 10時00分32秒 | Weblog
青森で行われた、全国アマモサミットに水産生物部として参加してきました!
発表内容は「ドローンを活用した海底モニタリング」です。
簡単に説明すると、ドローンで撮影した画像から3Dデータを作る方法を確立し、いつでもどこでも海域の詳細を知ることが出来るようになったというもの。

やはり、インパクトがあります!!
まるでジオラマを見ているよう!海での作業の効率化にもつながりますね。

他の高校のみなさんもそれぞれ斬新かつ画期的な研究・発表をしていて、わたしたちも負けていられないな…と、”ふぁいてぃんぐ・すぴりっつ”が燃えてきました!
また、この業界で有名な方々がたくさん見に来ていたので、かなり緊張しましたね…
でもそれがいい経験になりました。今度の全国大会ではもっと規模の大きい発表になると思うので。

青森についても少し触れておきましょう。
昨今の情勢を鑑みて、あまり観光はできなかったのですが、いいところだな~とかんじました。
食べ物がおいしい、人が優しい、雪が多い!何より、地元の方々の「地元愛」がものすごくて、活気のあるいい街だなと思いました。
コロナが落ち着いたら、また改めて観光に来たいですね。

青森のみなさん、他校の行の皆さん、アマモサミットの皆さんと研究を手伝ってくれた先生方、本当にありがとうございました!
文句ひとつ言わず一緒に発表してくれた彼にも感謝を…

探究型学習課題研究発表会にて優秀賞受賞!

2021年12月24日 11時25分51秒 | Weblog
山形ビッグウイングにて行われる研究発表大会に参加してきました!
発表内容は恒例の「ウキゴリの生息地」についてです。
自分では完璧と思っていた研究の粗のご指摘や、新たな実験のアイデアをたくさんいただくことができ、非常に有意義な時間になりました。
また、他校の発表の斬新な視点や発想に刺激を受け、研究のモチベーションにもつながりました。

そして…なんと!発表の評価では「優秀賞」をいただきましたー!!

これにより、来年東京で行われる全国大会に出場することができます!
研究を応援したり、手伝っていただいた先生・生徒の皆さん、本当にありがとうございました!
全国に向けて、さらに研究を進めていきたいです!

養殖実験の中間報告

2021年11月21日 08時46分05秒 | Weblog
これまで学校敷地内で実験を重ね、自信を持って開始した漁港斜路でのイワノリ養殖実験。
予想外に伸びが悪く焦りました。
キャッチコピーは、「天然より1ヶ月早い促成栽培」「漁港の斜路はノリ畑」などありましたが、自然界と同じ成長度合いで、まだお花畑をイメージした上から下まで生えまくっている状態には程遠い様子です。
成長が滞っている原因を考察してみました。
これまでの実験場にない要因?   光   「自然光」 の存在がありました。
10月〜11月上旬は冬季の鉛色の空は広がっていません。
恐らく強い自然光が成長を留めていたと考えられます。
そして11月に入り、自然光が弱まり、自然界と同じような成長になっていると考えると理屈が合います。
↑は一番よく伸びているところです。
大きな成果として、漁港斜路上部にノリを生えさせることはできています。

これから本格的な時化のシーズン。波浪との戦いです。実験後半   …つづく。