水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

冒険…? by 部長金子

2006年05月17日 17時46分09秒 | Weblog
写真を見て頂くと分かると思いますが、
今日は学校の近くの川で魚の採取を行いました。
採取を行った川は、中流あたりからコンクリートで
護岸されて、「川」というより水路的雰囲気。
護岸されている所は水深が5cmもないです。
2ヶ所ほど滝のように水が落ちる場所がありました。

川には両側から木や草がいくらか伸びていて結構厄介。
まさに冒険。
そんで行き着いたのが写真の場所。
そこから上流はまったく自然のままの川です。

行き着いた所は土砂が堆積していたため、
いくらか水深がある場所でした。

最初に後輩がやってみると何も採れない。
Why・・・??

それじゃあ何のためここまで来たんだ、
ってことで今度は私が網を入れると・・・

ピシャピシャとはねる魚体。
いましたよ、ウキゴリちゃんが。
どうやら、土砂から生える草の陰に隠れていたみたい。

それさえ分かれば怖いものなし。
あまり長い時間ではなかったですが、
シマウキゴリを10匹ほどGET。
他にモクズガニと言うカニも数匹GET。
あと、なんて名前か知らない魚2匹。

今回は-(マイナス)イオンいっぱいの、
魚採取となりました。

   以上、報告おわり。

まいう~な生物。 by 部長金子

2006年05月16日 13時04分47秒 | Weblog
今日はウニの写真を掲載してみました。

右がバフンウニ、そして、左がムラサキウニです。
両方ともポピュラーなウニですが、
やはりムラサキウニの方がご存知の方が多いと思います。
水族館や魚屋などの水槽でも見掛けることが多いからでしょう。
もちろん両方とも食用です。
バフンウニは加工品「越前ウニ」の原料です。

特徴的に見るとバフンウニはトゲが短いです。
最近気付いたのですが、バフンウニは結構歩くのが速い。
(私の気のせいでしたら申し訳ございません。)
ムラサキウニはご覧の通り、
紫色(写真ではちょっと判りにくいですが)です。

両ウニとも海浜公園の岩場で採取してきます。
バフンウニは採る気がなくても採れるくらい多いです。
しかし、ムラサキウニは結構少ないです。
個体数が少ないのか、生息する水深が違うのか。
要因はいろいろでしょう。

と、こんな感じでウニについて今日は説明してみました。

愉快な仲間たち Part.2

2006年05月15日 18時05分32秒 | Weblog
今日は今泉の港へ海藻でなくて海草「アマモ」を見に行きました。
あと水族館に行って、ハタハタを観察し、成長してることを実感してきました。


今回は、新入部員の工藤祐樹君を紹介します。(写真:弱々しい手)
新しく入部した工藤祐樹です。
入部の理由は魚が大好きでしたので入ってみました。
趣味はパソコンいじりです?(まぁ遊びでパソコンをやってます。)
後は授業でもPC(パソコンの略)をやってます、課題を出されてそれを打ち込んでがんばってます、後は魚辺の漢字も得意です。
・・まぁそんなこんなで部活を楽しくやってます。


次は二年の鈴木です。(写真:つかんでいる手)部活の先輩方にはタカさんと言われています。。
部活はなにも用事がない時にしか現れない不真面目な野郎です。一部の先輩からよく「サボリ魔」と言われてますww
 部活での俺の仕事は金魚の餌やりや赤虫などを採取し、ヤマメなどに食わせてます。w まぁ…平凡なことを主にやってます。
先生がいれば加茂坂のヤマメ養殖池へ行き視察しに行ってます。俺にとっては暇つぶしかな・・?でもちゃんと視察はしてますよw
 自分の趣味などは金子先輩と同じ音楽鑑賞などです。スポーツでは雪国ならではのスノボーですww
 まぁこんな俺ですが以後お見知りおきを。。。





今週の活動について  顧問

2006年05月12日 23時17分59秒 | Weblog
 気がついたら部員の紹介コラムができており、小生もそのうち登場するのかと思うと緊張から心配で心配で・・夜しか寝れません。
 
 さて、今週のは学校行事等でなかなか前へ活動が進まない一週間でした。
しかし、シマウキゴリの産卵は大事件でした!そこで、この事件について現場検証してみました。
 日時は5月8日(月)学校休日の出来事。PM4:00現場に足を運んでみると、60cm水槽の中で一際大きい2個体が、この水槽内の最高級マンション「石の下」におさまっていました。よく見ると一尾は天井に腹を向け、もう一尾は邪魔者を排除するように神経質に動き回っていました。産卵行動だと思い、その日は証拠写真を撮り終了しました。
 5月9日(火)朝7:00「石の下」には一尾しかおらず、図鑑で調べるとオスが卵を守ると記載されており、きっとオスなのでしょう。この一尾が「石の下」を陣取り、他の魚を排除しながら天井に産み付けられた卵を守っていました。
 今、人間界では「ジェンダーフリー」という言葉が生まれましたが、シマウキゴリの世界では、子育て(ふ化まで)は100%男の役割のようです。
 さらに当日は、部員が加茂の川より天然の〔卵付き「石の下」セット〕を取ってきました。セットですからオス付きです。当魚にしてみたら迷惑な話ですよね。
 ここで違いを見ることができました。当初から水槽で産卵した個体は卵に対して執拗に胸鰭・尾鰭・背鰭を使い撫でていますが、〔天然「石の下」セット〕では、移動があった為か、「石の下」は単なる隠れ家として、卵など相手にしていないことがわかりました。ただジッとしています。しかし、卵の発生は進んでおり、すでに眼をだしています。ふ化はそこまできています。 
 ふ化後は、天然域だと海に降りますが、無事水槽で生きるのでしょうか。
 
 つづく。
 
 

愉快な仲間たち Part.1

2006年05月12日 16時31分27秒 | Weblog
今日から生物部の愉快な仲間達(部員)を、
紹介して行きたいと思います。

今日は私、部長金子の紹介です。
私は3年の金子。「私」といつも言っていますが、男です。
ちなみに写真は私のイメージ。あくまで…。
生物部では部長をやっていますが、クラスでは
あまり目立たない人間ですよ。
普段はおとなしいキャラです。あくまで。
でも、裏は…・・・なキャラです(極秘)

夜は超苦手です。
学校から帰ってベッドに横になれば、
15分あれば寝れると思う。
21時以降はもう駄目ですね。
ベッドに横になれば、早くて5分で寝ます。

趣味は音楽鑑賞、携帯いじり。
音楽は朝起きて聞いて、夜寝る前聞いて、学校で聞いて。
ほぼ平日はテレビと同じ時間くらい聞いています。
普段何か考えていても、頭の中を
音楽のメロディーが流れています。
このブログを書いているときも、
頭の中ではメロディーが…。
要するに聞きすぎ?(笑

携帯も1日中してます。
あんまりこんなこと書くと、不真面目キャラに
見られそうなのでこの辺にしておきます。

最近の口癖は「厭きた(あきた)」。

部活は楽しいです。

以上、 部長金子でした。

ゴールデンウィークが空けて by 部長金子

2006年05月11日 16時28分45秒 | Weblog
久しぶりの更新です。
一昨日はパソコンの不調で更新できませんでした…。
申し訳ございません。

さて、今日はシマウキゴリの卵の写真を掲載しました。
岩の裏に付着している粒粒がシマウキゴリの卵です。
その下にはオスのシマウキゴリの親がいて、卵を守っているところです。
卵がふ化するまでオスのウキゴリは卵を守り続けます。

この卵は8日頃(だったと思う)に生んだものです。
1ヶ月(かな?)ほどすれば、シマウキゴリの稚魚が
生まれてくるでしょう。
それまで楽しみです。


ハタハタについて 顧問

2006年05月04日 08時21分56秒 | Weblog
 ハタハタについて補足説明。

 ハタハタは、日ごろ水深200~300mの深海に棲んでいます。産卵期の12月になると海藻に卵を産みつけるために浅瀬にやってきます。そして産卵後は再び本来の生息地である深海に帰って行きます。
「深海が生息地」「沿岸に寄るのは12月」ここが重要で、ハタハタは冷たい水を好む冷水性の魚なのです。
 そこで、放流は水温が上昇する前の4月。それまで少しでも大きくなるようにセッセとエサを与えて大きくします。そうすることで外敵に対して少しでも抵抗力が備わります。・・・ここまでは授業としての補足説明。

 その後は水産生物部  
 
 実は5年前位?、水産生物部では、ハタハタを2年間飼育し人工授精まで持っていくことに成功しています。これはすごいことで、教育機関としては間違いなく本校だけでしょう。代を継続して飼育することを「継代飼育」といいますが、ふ化まで成功しました。残念ながらその後はむなしく死んでいきました。もう一歩でした。
 「もう一度やれば。」という意見もありそうですが、飼育するには水温を下げるクーラーが必要となります。しかし今故障中で、買ったほうが良いような感じです。ただし、購入するにも値段が高く、簡単に買えません。
 そこで「わたりに船」、水族館より飼育したいとの声がかかりました。
 これで手間をかけずに観察ができます。さらに手間をかけずに2年後には卵をとることができるかもしれません。そして継代飼育。
 天然資源に頼らないで、ハタハタ増殖に着手。理想ですね。しかし、究極の理想は、何もしなくても昔のように完全回復することです。
 その為には、漁獲方法もありますが、産卵地である沿岸の環境保全も重要と考えています。
   

寒!! Part.2 by 部長金子

2006年05月01日 15時41分09秒 | Weblog
午後からは学校の栽培実習室で育てている
ハタハタの稚魚500尾を加茂水族館に持っていきました。

まずは、稚魚を水族館の水槽に移した訳ですが、
その水槽の水が冷たい(5.0℃)。
稚魚の数を数えながら入れていくので、
水に手を入れ、数匹づつ水槽に放していく。
水開きの後に水槽の水。
まさに水責め…。

稚魚の入った水槽は、クラゲの階の
水槽に入っているので機会があれば見て欲しい。

稚魚は何に使うかは忘れた。(おい!!)

願わくば、大きく育って欲しいものだ。



最後に…
G・Wは楽しくお過ごしください。

寒!! by 部長金子

2006年05月01日 15時22分52秒 | Weblog
5月1日は我が加茂水産高校伝統の水開きの日です。
つまり、海に入って泳ぐわけです。

「寒そうだな。」と思ったあなたは大正解です。
ぶっちゃけ気温もあまり高くないですし、
海水はマジ冷たいです。
水温13度。
入ると冷たい超して痛いです…。

もちろん入る前は準備運動をしますが、
それでも寒いし、冷たい。
風邪をひかない私の体が凄いと思います。

そんで、泳ぎ終わるとお湯が準備されているので、
頭からかぶるともう最高ですよ。
地獄から天国に昇る気分です。(笑)