水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

教科「水族館学概論」スタート

2012年04月21日 08時52分05秒 | Weblog


教科「水族館学概論」3年目スタートしました。

この授業は、栽培漁業などを学ぶ海洋資源科アクアライフ系3年の生徒が学ぶ教科です。

メインの魚を育てるだけでなく、視点がガラリと変わり、見せる(魅せる)が入ります。



使用教室(場所)は、本校舎・栽培漁業実習棟・レインボービーチ・そして水族館となります。 

一年を通して大変多くの事を学びます。




↑館長の挨拶




↑ 海水くみ上げ水槽のある屋上からの眺め

   クラゲ採捕に向かう水族館所有船「マーシャン」の出港




↑ そして鳥海山

サクラマスについて

2012年04月20日 20時15分12秒 | Weblog
県魚「サクラマス」について

サクラマスの旬は今です。

昨年11月、水温が18℃を切った頃に淡水のヤマメを海水へ人工的に慣れさせ「サクラマス」にしました。

?の方もいるかと思うので説明を加えると、ヤマメとサクラマスは同じ魚です。一生川に残った個体を「ヤマメ」海に降ったものを「サクラマス」と言っているだけです。


そして、海水に慣れさせたサクラマス(養殖)には身が赤くなる特別な餌を約半年与え、200gから約800gまで育て、成長速度も早いことが判りました。


今日、天然サクラマスを購入し、外観や肉質・食味を比較しました。

 ↑ 天然と養殖  ・・・判りますよね。

  デカイ方が天然で、小さい方が養殖です。

  ヒレの形や顔の凛々しさが天然物は格好いい!
 
しかし、問題は身の方。

身の赤み具合や、味で見劣りしなければ、市場で少しは勝負できると考えていました。




↑・・・上が天然、下が養殖

 明らかに天然の勝ち。赤みにツヤがあります。


ここからは生徒とのやり取り

 「身が赤くなる餌を与えたので、身は赤いはず」
 
 養殖サクラマスを捌く

 「オー!」生徒の歓声

 「次に天然、これはソコソコ赤いはず」

 「アー ↓ 」 この時点で天然には全然及んでいない空気が漂う。

 
 「問題は味!」

  どう転んでも太刀打ち出来ないことが判りました。 ・・・今回は


 ただし、味は比べなければ
              比べなければソコソコ美味しいことが判りました。


 問題は餌の改善。

 人間の管理下で、安定した高品質な物が出来ない訳はないと思いたい今日でした。 


 

 
 日は沈み、また昇る。


コアミ寄る

2012年04月18日 18時28分46秒 | Weblog
今週に入り、ようやくコアミが接岸しました。



↑ 手作り超ロングタモ網を携え磯場へ

威力抜群! 大漁!



↑ そんな風景







ついでにクロダイも手に入るシーズンになりました。





料理人を目指す生徒のニーズにも応えられる水産生物部です。





 ・・・たぶん

マコンブ収穫

2012年04月11日 13時33分18秒 | Weblog
加茂水族館のマコンブを親として種(遊走子)から育てたマコンブを収穫しました。

海中養殖スタート時期が遅かったため、予想通り短いマコンブで終わってしまいました。



↑一応「シャブシャブ」で食す。

 皆絶賛。

 山形県で生マコンブは流通していません。


 今年度は、早めに種作りを行い、再チャレンジです。


 



↑ 加茂坂養魚池に春の花が咲き乱れています。


 新入部員も待ち遠しい今日この頃。