食べ合わせが悪いものを「合食禁(がっしょくきん)」と呼び、
昔から一緒に食べてはいけないものが言い伝えられてきました。
現代の科学的説明がつく食べ合わせの悪い食べ物をご紹介致します。
①西瓜とビール
両方ともほとんど水分でありますが、利尿作用が高いです。そのため、水分を摂っているつもりでも気づかないうちに脱水症状に陥ってしまうこともあります。
②ラーメンとライス
チアミン(ビタミンB1)は糖質代謝に関連するビタミンであり、その必要摂取量は炭水化物の摂取量に依存します。ラーメンと白米はともにビタミンB1をあまり含まず、炭水化物摂取量が増えるため、疲労や肥満を招く恐れがあります。
③食事後のお茶
お茶による食品中の鉄分(非ヘム鉄)の吸収阻害が起こる事があります。食後にお茶(特に緑茶)を摂取すると、食品中に含まれる非ヘム鉄は吸収を受けにくい形に酸化されてしまいます。鉄欠乏性貧血で悩む女性やダイエットによって鉄分の補給が十分でない人は食後すぐに緑茶を飲むのは避けるべきでしょう。