バリデーションという言葉を聞いたことがありますか?今日テレビでやっていたのですが、認知症になって、まったくコミュニケーションの取れない患者に、バリデーションという特別なコミュニケーション方法を用いると一気にコミュニケーションが取れるようになるようです。テレビで見たのは劇的でした。かたくなにコミュニケーションを拒否してきた患者が話を始めるのです。はっきりとは言ってなかったので明確には言えませんが、患者と感情的にシンクロナイズするようです。具体的には、呼吸を合わせ、表情を合わせ、患者のことばを繰り返し、スキンシップをとることなどです。想像するに、認知症の大きな原因は、年を取って、人々から相手にされなくなり、ある意味バカにされることに対する自己防御ではないかと思います。だから自己防御が必要ないように相手に会わせて会話をする、ちょうど子供に話をするように話をすることが症状を改善するのだと思います。
効果は驚くべきものでした。家族に認知症がいる方はバリデーションを試してみるのが良いと思います。