さあ、 Arduino を 使ってみましょう。まず最小単位のハードは写真の通りです。
ボードは Arduino Mega 2560 です。
次のことを Arduino にやらせてみましょう。
Digital 9 ピンに抵抗内蔵のLEDをさし、Digital 3ピン がLOWになると、500msec 点灯させ、1000msec 消灯させます。 Digital 3 がLOW の間はこれを繰り返します。Digital 3 がHIGHになると消灯させます。
ハードの配線
1 抵抗内蔵 LED をArduino Mega 2560 の Digital 9に差し込みます。LEDはプラスとマイナスがあります。プラスの方を差し込みます。足の長いほうがプラスです。
2 LED のマイナスを Arduino の GND に接続します。
3 Arduino 5V と Digital 3にワイヤを差し込みます。 Digital 3 にワイヤがあったほうが反応がよくなるので入れてあります。Digital 3 をHIGHにする時は、5VとDigital 3のワイヤを接触させます。
ソフトウエアの作成
1 Arduino ボードとPCを接続ケーブルで接続します。
2 Arduino のIDE(開発ツール)をインストールしたフォルダーにいくと Arduino というフォルダーができています。その中に Arduino というファイルがあるので、それをダブルクリックしてください。そうすると IDEが立ち上がります。
3 Arduino の機種と ポートを合わせます。合わせ方は、ツールタブをクリックします。マイコンボードのところへマウスポインタを持っていくとボードの機種のリストが出てきますので、Arduino Mega 2560 を選んでクリックしてください。次にツール・シリアルポートにポインタを持っていき、com1が選ばれていることを確認してください。Arduinoのソフトの通信はcom1に決められていますので、com1でなければコントロールパネルから変更してください。
4 次のプログラムをIDEに入力してください。
int ledPin = 9; // LED connected to digital pin 9
int digitalPin = 3;
int val = 0; // variable to store the read value
void setup()
{
pinMode(ledPin, OUTPUT); // sets the pin as output
pinMode(digitalPin, INPUT);
}
void loop()
{
val = digitalRead(digitalPin); // read the input pin
if(val == LOW)
{
digitalWrite(ledPin, HIGH);
delay(500);
val = HIGH;
digitalWrite(ledPin,LOW);
delay(1000);
}
else
{
digitalWrite(ledPin, LOW);
}
}
入力が終わると、コンパイル(チェック記号)をクリックしてコンパイルしてください。エラーがなくなると、マイコンボードに書き込み(横矢印記号) を行ってください。書き込みが完了するとプログラムが動き出します。LEDの点滅が始まっているはずです。
ちょっとさわって、好奇心を満足させ、達成感を味わいましょう。
1 5VとDigital 3 に接続したワイヤを接触させてみましょう。LEDが消灯します。離すとLEDの点滅が始まります。
2 プログラムの下の方に、 delay(500); delay(1000);という記述がありますが、この数字はLED の点灯時間と消灯時間です。これらの数字を変えてコンパイル、書き込みをおこなうと LED の点滅時間が変わるのが分かります。
3 pinMode(ledPin, OUTPUT);という記述がありますが、これはピンの役割を指示しています。これをなくせばどうなるか見てみましょう。//pinMode(ledPin, OUTPUT); と//を追加するとこの行は無視されます。そうしてコンパイル、書き込みをやってみましょう。 LED の 輝きが弱くなったでしょう。LEDによってはほとんど点灯しないかもしれません。OUTPUT指示しなければ電流が少ししか流せなくなるのです。
プログラムの説明は http://www.solidphysics.co.jp/ArduinoTraining1.htm を見てください。
ちょっと気分がよくなってきましたか?本日はここまで。次回を楽しみにしていてください。
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