トランプ大統領がボルトンを解任した。これはトランプの限界を示したような人事だった。解任理由が、米朝会談合意の寸前でひっくり返したというのが理由の一つである。トランプは仕事ができる人間だと思っていたが、それは正義や道徳やルールが守られている社会においてだけだ。そういう社会を前提にして、損得を判断基準にして妥協条件を煮詰めるという交渉がトランプの最も得意とするところである。ところが合意などどうにでもなると思っている国がある。何かあったら因縁をつけてできないことを要求して、それを満足させないから前回の合意は遵守できないとくる。例えば、西側の軍事演習を止めろといい、止めないのは合意違反だと屁理屈をいいだす。結果、合意によって得た利益はそのままにして義務を放棄する。こういう相手にはトランプは無力だ。ボルトンのように、先に義務を果たさせてから利益を与える、誤魔化そうったってその手には乗らないという強い意思が必要なのである。トランプのボルトン解任は大失敗である。安倍首相も、ボルトンと同じで、卑怯な国のやり口を知っているから、これからトランプとの間での摩擦が起こりそうだ。
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