邪馬台国が大和朝廷の前身であったかどうかは邪馬台国の位置を推理する上で重要なポイントである。日本書記に邪馬台国の女王卑弥呼が神功皇后であると示唆している部分がある。神功皇后は大和朝廷初期の英雄である。神功皇后が卑弥呼かどうかは別にして、自分の祖先の英雄を卑弥呼であると示唆することは大和朝廷が邪馬台国を自分自身か自分の前身と考えていた有力な証拠となりうる。それに対して邪馬台国のことが日本書記には出てこないではないか?もし邪馬台国が大和朝廷の前身であれば出てくるはずだという反論がきそうである。しかしこれは読み方の問題である。ヤマタイと読むから出てこないだけでヤマトと読めば日本書紀自体がヤマトの歴史を描いており、邪馬台国が出てこないという議論は成立しない。魏志倭人伝には「壱」の旧字体が使われておりヤマイ(ヤマイチ)が正しいという議論があるが、他の文献(後漢書など)では「台」の旧字体が使われている。ヤマトという発音に字を当てたと考えれば後漢書の方が正しいのであろう。
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