お疲れ様です!
世界陸上を叫びながら観ています、2回生の湯 真彦です。
陸上はめっさオモロイです。
もう、止まらない、この興奮。
ほんまに初日から、、
最高でございます
先程の、女子マラソンではメダルなど、上位入賞も出て、感動して泣いてしまいました(笑)
男子棒高跳では、なんと、、日本から3選手!!
そのうち、1名が決勝進出決定です!!
やはり、あの選手は助走の勢いが圧倒的です。
また、空中での身のこなしも、物凄いです。
日本の選手が初日からこんなにも活躍しているのを見て、
ほんまに勇気を貰えます!!!
さて、私は中学校・高校と陸上競技に取り組んでいました。
高校では、途中から棒高跳を始めました。
棒高跳は正直、陸上競技の中でも相当な高い運動能力が必要とされるものであると感じます。
実際、跳べるようになるまでに時間が掛かりますし、危険な競技です。
この競技で使用されるポールは、グラスファイバーまたは、カーボンで出来ています。
カーボンと言えば、身近なところでは、、、そう!
オールのシャフト部分にも使われています!
では、なぜ、オールがカーボンなのでしょうか?
まず、軽いから、、、
丈夫であるから、、、
それと、カーボンには、反発性が高い、という性質があるからではないでしょうか?
高校時代、跳躍練習をしていたある日のこと、
ふと、グラスファイバー製のポールとカーボン製のポールは一体どこが違うのか、という疑問を持ちました。
監督に聞いてみたところ、「カーボンは曲がった後の反発性が強い。したがって、勢いはあるが、空中動作の時間は短くなる」
それに対して、グラスファイバーは、「カーボンに比べ、勢いは劣るが、空中動作がしやすくなる」とのことでした。
このお話から、ボートのオールでカーボンが使用されている理由が分かるような気がします。
ドライブ中にオールはしなります。つまり、その弾性エネルギーを活用して、艇の推進力に拍車をかけられます。
グラスファイバー製であれば、どうなるのか? おそらく、しなりがファイナルで戻りきらないのであろうと思います。
要するに、弾性エネルギーを使い切れない、ファイナルで決めにくい、などの欠点があるのでしょう。
以上の要因を含めて、オールには、カーボンが適しているのだと私は考えます。
というより、まあ、軽くて丈夫、という大前提があっての話ですが(笑)
(もう少しお付き合い下さい(笑))
しかし、カーボンには、欠点があります。
傷がつくとよろしくない、そして、そうなると折れやすくなるということです。
この素材は、縦方向の力には強いのですが、横方向の力には弱いという性質があります。
ローイングの場合、、、
タテ・・・ けり出しの時、オールで船台を押します。(C社のボルテックスエッジの場合、あまり良くないらしいですが)
ヨコ・・・ シャフトに傷が付いた場合、水がしみこむこともあるらしいです。(何よりも折れやすくなる)
棒高跳の場合、、、
タテ・・・ まさに助走から突っ込む跳躍動作において力を加えなければなりません(タテは、もちろん、強いです)
ヨコ・・・ 傷が原因で折れます。。。(折れると危険です)実際、他の選手で折れたところを目撃しました。
まるで金属音のような音が競技場に響くほどでした。
これらから、「オールのシャフト部分は丁重に扱わなければならない」という理由がよく分かるかな、と私は考えました。
一応、わかりやすいように図を作図しました。
ということで道具を大切にしていきたいです。。。
敬意を以て扱いたいです。
まさか、棒高跳の経験からこの発想が生まれるとは、、、
さて、世界陸上を楽しみましょう!!!
お疲れ様です!