先日、JR宇都宮駅を訪れたとき、写真のようなバス案内システムを発見しました。調べてみると、県バス協会や路線バス事業者が4月から運用しているものらしく、主な行き先ごとのバスの時刻や乗り場がリアルタイムで表示されるようです。鉄道でホームごとに発車時刻等を案内している電光掲示板と似ていますね。宇都宮駅西口には10を超えるバス乗り場があり、行き先、経由地、バス会社も様々なため、利用者にとって分かりにくいと言われてきました。バス会社の垣根を越えて情報をまとめることで、公共交通としての利用価値が上がり、利便性アップにつながると思います。他にも宇都宮市内では、以前からバス停時刻表を統合する取り組みも行われています。
さて、ここからは余談になります。現在、県内の路線バスには共通バスカードというものがあります。関東自動車、東野交通、JRバスの3社で利用でき、利用額も購入額より多くなっているのでそれなりに便利です。しかし、時代の流れからするとPASMOのような広域で使えるIC乗車券を導入してほしいです。車が主役でバスが肩身の狭い思いをしている栃木県にあって、大きな投資が必要なため実現は難しいと思います。でも、鉄道やバスを利用している地域の住民や、首都圏その他から観光やビジネスで訪れる人々にとって、精算面でのバリアフリー化のメリットは大きいと思います。もし、県内の3セク鉄道含めて大半の公共交通機関でPASMOが使えれば、地方にありながら利用しやすい公共交通体系に変わる可能性を秘めていると思います。
ということで、今後も、公共交通における情報面のバリアフリー化、精算面のバリアフリー化に期待しましょう。