コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[真岡鐵道]大雪

2012-02-29 23:41:06 | 真岡鐵道

今日は早朝から昼過ぎにかけて断続的に雪が降り続きました。栃木県内では宇都宮市で16cmの積雪があり、真岡線沿線でも10cm前後積もりました。でも、明日は一転して温かな陽気になるらしいので、早めに溶けてしまいそうです。

[真岡鐵道]3/17(土)ダイヤ改正

2012-02-25 13:38:13 | 真岡鐵道
今日発売の各時刻表3月号に、JRグループはじめ各鉄道会社線の3月ダイヤ改正後の時刻表が掲載されています。


真岡鐵道でも数年ぶりに全体的な時刻調整が行われる模様です…が一言で言うと、「なんかやたらと時間がかかるようになったな~」という印象です。駅間の所要時間が延びている所もあり、もしかしたら昨年の震災の影響もあるのかもしれません。鉄道は安全輸送が使命なので、そういう理由なら仕方ありませんが。


例えば、


○118列車
現行:茂木10:17→真岡11:06→下館11:28
改正:茂木10:07→真岡11:04→下館11:28
○137列車
現行:下館18:14→真岡18:44→茂木19:21
改正:下館18:15→真岡18:49→茂木19:30


のように、全線で10分程度所要時間が増えた列車も見受けられます。実際に計算してみると、茂木⇔下館を直通する列車の全線の平均所要時間は、


○上り(茂木→下館)
現行:68.9分
改正:71.6分(+2.7分)
○下り(下館→茂木)
現行:68.9分
改正:70.8分(+1.9分)


となっています。真岡鐵道の利用実態は、線内を中短距離で利用する高校生やお年寄りが多いので、その点では影響は少ないと思いますが、沿線⇔首都圏を結ぶ路線としての長距離利用には、少しマイナスなイメージを与えてしまうかもしれません。特に下館駅でのJR線との接続が良くなったとも言えないので、個人的には残念なダイヤ改正となりました。

[真岡鐵道]雪は残らねど...

2012-02-19 23:58:05 | 真岡鐵道

金曜夜の雪は、茨城県寄りの南部の方が降ったみたいで、いつも雪が残る天矢場付近にもあまり残っていませんでした。私が小学生の頃は20cmくらい積もったこともあったんですが、最近はあまり降らなくなりましたね。積もったら積もったでいろいろ大変なんですが…。

県内で3位の売り上げを誇るという道の駅もてぎは、SLの見れる道の駅としても有名です。5分前にはアナウンスが流れ、スタッフもお客さんに「SLをご覧くださ~い」と呼びかけています。最近になって設置されたカラフルな遊具は子ども達で賑わっていましたが、SLが通過する頃になるとみんな線路の方へ…写真の通り誰もいなくなりました。

そういえば、ツイートもしましたが、真岡鐵道の公式ホームページがリニューアルしていました。中身自体は今までの引き継ぎの部分も多いようですが、運行状況の掲載やtwitterが新しく始まりました。早くて正確で充実した情報提供に期待したいですね。

[真岡鐵道]重連運転

2012-02-05 22:26:55 | 真岡鐵道

今日のSLもおか号は、久しぶりの重連運転でした。昨年は震災や検査もあり実施されなかったので、一昨年のサンタトレイン以来の重連運転になります。訪れた七井駅には、50人以上のファンや家族連れが集まり、写真を撮ったり列車を見送ったりしていました。大きな汽笛の音に驚き泣いてしまう小さい子どももいました。車内も賑わっていたようでなによりでした。



[3セク鉄道]全国3セク鉄道ニュース vol.3

2012-02-04 13:50:10 | ガンバレ!3セク鉄道
3月のJRグループダイヤ改正が迫る中、3セク鉄道各社でもダイヤ改正や新列車の運行などの情報が出てきています。


□日光直通のAIZUマウントエクスプレス号新設~会津鉄道3/17ダイヤ改正
前回のこのコーナーでも書いた通り、会津鉄道のAIZUマウントエクスプレス号が東武日光駅まで延長になります。東武日光駅に乗り入れる列車は、従来の東武鬼怒川駅乗り入れ列車とは別に1往復設定され、東武線まで直通運転される列車は計4往復となります。新設される列車は、会津若松駅8:00発、東武日光駅11:35発で、会津若松駅~東武日光駅の所要時間は3時間弱です。

一方で、会津鉄道は今度のダイヤ改正で、震災後運休となっている早朝深夜の列車を正式に廃止するほか、日中のトロッコ列車とその近接した列車を統合するなど、運行体系のスリム化も実施するようです。朝夕の通勤通学時間帯の列車は現状を維持するようですが、一層観光向けの鉄道にシフトするように感じられます。


□わたらせ渓谷鐵道に新型トロッコ列車「トロッコわっしー号」がデビュー
わたらせ渓谷鐵道は、現在運行しているトロッコわたらせ渓谷号に加えて、自力走行が可能なトロッコわっしー号の運行を4月1日より開始します。トロッコわっしー号に使用される車両は、昨年登場した新型気動車をベースに新造される車両です。通常は窓のない車両ですが、はめ込み式の窓になっており通年での運行が可能だそうです。

ホームページにて告知されている現在の計画では、4~11月は2往復、12~3月は1往復、土休日と行楽シーズンの平日に桐生駅発着で運行の予定です。特に4~11月は従来のトロッコわたらせ渓谷号を合わせて3往復のトロッコ列車が運行されることになるので、繁忙期の混雑緩和や、さらなる観光利用の増加に期待が寄せられています。


□鉄道の存続のため大幅減便へ~平成筑豊鉄道3/17ダイヤ改正
福岡県筑豊地区を走る第3セクター平成筑豊鉄道は、今度のダイヤ改正で大幅な列車の削減を行うそうです。平日と休日のダイヤを分け、平日は昼間を、休日は朝と夜の便を削減し、人件費や燃料費を削減するそうです。驚くべきは列車の削減本数で、平日は2割減、休日は従来の半分の運行本数にするため、経費削減以上に鉄道離れが加速しないか心配なところです。

国鉄の不採算路線を引き継いだ第3セクター鉄道の多くが、開業以来新駅の設置や本数の増加でサービスの向上を図り、それなりの成果を上げてきました。しかし、マイカー依存に加え少子化や人口減少が顕著になってきた今、サービスの見直しが避けられなくなってきているようです。


さて、真岡鐵道ではここしばらくダイヤを含めて大きな動きはありませんね。減便という話はないですが、利用者は減少傾向にあり、利用増とまではいかなくても減少を抑えるような積極的な取り組みを期待したいところです。SLの運行は路線や沿線地域のイメージアップに寄与していますが、民間出身の社長を起用したり、民間的な営業手法で頑張っているような会社と比べると、熱意みたいなものが伝わってこない気がします。ダイヤに関して言えば、利用者のニーズも変わってきているところもあると思うので、現状維持ではなく、ニーズに敏感でかつ効率のよいものに変えていく必要があると思います。