コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[真岡鐵道]SL夜行列車運行

2011-07-31 12:42:18 | 真岡鐵道

昨日30日は、茂木町の「祇園祭ふるさと茂木夏まつり」にあわせてSL夜行列車が運行されました。天候の不安がある中、混雑とは言わないまでもそこそこの乗客が乗っていました。写真は市塙駅を発車した夜行列車ですが、「夜行」と言っても、まだ午後6時過ぎなので空は明るいですね。帰り便は文字通りの夜行列車になります。なお、特に案内はありませんでしたが、SL夜行列車運行の関係で、下り135列車が15分ほど時刻を繰り下げて運行されました。


ここ数日は不安定な天気が続き、芳賀地区でも局地的な大雨が降りました。昨日は、真岡鐵道も運転を見合わせていたそうですが、午後3時ごろに運行再開し、SL夜行列車も予定通り運行されました。新潟や福島では記録的な豪雨となっていることが報じられているし、今朝早くには地震が…いろんな意味で落ち着いてほしいですね。

[真岡鐵道]SLもおか夏休みイベントとお土産品コンテスト

2011-07-25 23:50:55 | 真岡鐵道
真岡鐵道に関する2つのお知らせです。



【SLもおか夏休みイベント】が開催されています。昨日(24日)は、SLガイド体験が開催され、その様子がNHKの夜のニュース(首都圏版?)で放送されていました。毎年恒例のイベントを中心に、今年も8月いっぱいまで開催の予定です。

[イベント内容]------------------------------------------------------------------
○SLこどもぼうけん列車 ○SL教室 ○SL夜行列車(7/30のみ)
○SLガイド体験(定員に達したため応募締切) ○寅さん列車 ○真岡駅で寅さんと遊ぼう
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イベントの開催日、詳しい内容は、真岡鐵道公式ホームページで確認してくださいね。暑い夏ですが、SLイベントを楽しんだり、コットンウェイで沿線に出掛けてみませんか。

※真岡鐵道公式ホームページ
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/



【真岡鐵道お土産品コンテスト】の応募受付が始まっています。地域の活性化のために、真岡鐵道をイメージした新しいお土産品のアイデアを広く募集するもので、食品、グッズの2部門があります。詳しくは、下記ホームページに掲載されているので、興味のある方、真岡鐵道や沿線を盛り上げたい方はぜひご応募下さい。他社の例だと、ピンとくるのは、銚子電鉄の「ぬれ煎餅」やわたらせ渓谷鐵道の「やまと豚弁当」あたりでしょうか。芳賀地域で考えると、食べ物ではイチゴ、ナス、ニラ、トマト、梨、シイタケ、コンニャクが特産で、その他ほかに木綿、陶芸などが観光資源となっています。アイデアが浮かんだら、管理人(私)も応募したいと思います。

※真岡鐵道お土産品コンテストホームページ
http://hagakouiki.jp/slevent2011/slomiya/slcontest.htm

[3セク鉄道]わたらせ渓谷鐵道の新車

2011-07-13 23:54:37 | ガンバレ!3セク鉄道

先日、群馬県~栃木県を走るわたらせ渓谷鐵道をおよそ1年半ぶりに訪問しました。そして、話題の新型車両WKT-501号に乗車しました。風景にマッチする落ち着いた外観と温かみのある車内、親切な案内表示もあり良い車両に感じました。


静かな山あいにある間藤駅から沢入駅までの約20分の旅でした。久々の「わ鐵」でしたが、さらに観光鉄道色が強くなった感じを受けました。今月からはJRなどによる群馬ディスティネーションキャンペーンも展開されているので、震災後ではありますが、今夏はたくさんの観光客が訪れるのでしょうね。


動画も作りましたので、ご覧頂けると幸いです。



[真岡鐵道]益子町内で踏切事故

2011-07-12 23:36:30 | 真岡鐵道

今日付の下野新聞によると、昨日11日午後9時半ごろ、益子町大沢の真岡鐵道踏切でトラックと列車が衝突する事故は発生しました。現場は、七井駅南側の国道123号と真岡線が交差する新宇都宮街道踏切で、警報機が鳴り遮断機が下りているところにトラックが進入した模様です。列車の乗客7人と乗務員、トラックの運転手にけがはなかったとのこと。


真岡鐵道は踏切事故が多い感じがします。今回は幸いにもけが人が出ませんでしたが、言うまでもなく踏切進入は非常に危険なので、ドライバーの皆様には一層気をつけてほしいですね。最後に、近年発生した真岡鐵道の踏切事故(把握している範囲で)をまとめておきます。


2008.11.16 益子町益子 列車と軽乗用車が衝突(遮断機、警報機のない踏切)
2009.12.3  真岡市東郷 列車と中型トラックが衝突、けが人なし
2010.10.27 茨城県筑西市樋口 列車と軽トラックが衝突、軽トラック運転手が死亡(遮断機のない踏切)
※その他、線路内公衆立入で死亡事故も数件発生しています。

[地域交通]変わる茂木町の公共交通

2011-07-11 23:50:46 | 地域交通
芳賀郡東部の茂木町では、新しい公共交通として「デマンド型乗り合いタクシー」の導入が予定されています。今年10月から実証運行という形で運行がスタートする予定で、それによって、現在運行されている町営バスは、9月末をもって全路線廃止となるようです。今回は、そんな茂木町の公共交通について考えてみました。なお、今回の記事は、茂木町ホームページ内の茂木町地域公共交通会議等を参考にしています。興味を持たれましたら、以下のリンクで詳しい内容をご覧ください。

※茂木町地域公共交通会議のページ(茂木町ホームページ内、外部リンク)
http://www.town.motegi.tochigi.jp/motegi/nextpage.php?cd=118&syurui=1&lev=2&hidchangemoji=2


○デマンド型乗り合いタクシーの概要
利用者からの予約を受けて、ドアツードアで乗り合い運行を行う新しい形の公共交通ですが、周辺地域では、芳賀町、高根沢町、那珂川町等で運行されています。現在では、実証運行等に対する国の補助制度もあり、持続可能な公共交通の1つとして全国的な広がりを見せています。

茂木町では、町内を4つのエリアに分け、エリア内の移動は1回300円(乗継、市街地は200円)とし、7時~18時(12時~13時はなし)で1時間に1便程度の運行が計画されています。日祝日、年末年始は運休。町が予約を受け、町内のタクシー事業者が運行を行う形でスタートするようです。


○4月に町営バス時刻改正
今年4月から、現行の町営バスのダイヤが一部改正されました。通学利用者(小学生)の要望や他の交通機関との接続改善を考慮したそうですが、4月の利用者は前年比29%減で特に効果は見られなかったとのこと。震災の影響もあったのかもしれません。しかし、本当に公共交通の利便性を上げるためなら、もっと前に行ってもよかったはずです。どうも今回のダイヤ改正は、デマンド交通運行に当たって必要な事務手続きみたいなものなんでしょうね。(バスを改善→効果なし→デマンドに移行)



○茂木駅⇔道の駅もてぎ線も廃止
茂木町の町営バスは、主には小学生の通学、高齢者の買い物や通院に利用されているそうですが、主要路線の運行の合間に、土日祝日のSL運行日のみ設定されている「茂木駅⇔道の駅もてぎ」直通便があります。道の駅もてぎは、茂木駅から約1km強離れています。徒歩でもアクセスできますが、小さいお子さんを連れた家族や天候によってはバスは重宝されているようで、先月18日(土)の道の駅行きの便は、SLの乗客が少なかったにもかかわらず15名程の利用がありました。直通便も今回の町営バス廃止に伴いなくなり、町では「今後はタクシー事業者にお願いするしかない」との考えのようです。真岡鐵道は、茂木町地域公共交通会議のメンバーに入っているので、道の駅便の継続(または代替手段の確保)を訴えてほしかったですね。



○JRバスの茂木駅⇔ツインリンク間は特定日運行へ
ここで、デマンドの話からは逸れますが、土休日に運行されていたJRバス「宇都宮~茂木駅~ツインリンクもてぎ(以下TRM)」のうち、茂木駅~TRMの定期便が先月1日よりなくなりました。今後は、イベント開催日を中心とした特定日の運行にとどまるようです。これは、利用状況からみると仕方のないことかと思います。ただ、イベントによっては利用の多いときもあるので、その際は、臨時便の確保と情報の提供をしっかり行ってほしいと思います。


○新しい公共交通の成功に向けて
長くなってしまいましたが、今秋以降、茂木町の公共交通は変わります。デマンド交通は、効率的で素晴らしい交通システムのように思いますが、どんな交通機関でも、地域に愛され多く利用されてこそ存在意義があります。青写真で終わらせないためにも、しっかりとした計画、住民への説明、情報の開示が不可欠です。

また、将来的には鉄道やバスなど広域にまたがる交通機関との連携や整合性をはかることも課題になってくると思います。仮に自治体の合併があったときに、自治体内で運行していたデマンド交通はどうするのか。デマンド交通の運行エリアが広がれば、運行効率が落ちるだけでなく、鉄道やバスの必要性が低下してしまいます。例えば、デマンド交通で茂木から真岡に行けてしまうと、真岡鐵道は利用されなくなります。その辺も含めて、現在、自治体単位で行われている公共交通の会議も、もっと広い枠組みで行うことが必要なのではないかと思います。


最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。お疲れ様でした。

[道路特集]とちぎヘキサコレクション(29)~08年に悲願の全通【r58】~

2011-07-09 08:36:33 | 道路特集


今回取り上げるのは、鹿沼市西部の草久(くさぎゅう)地区とr15粕尾峠を結ぶ【r58】草久・足尾線です。以前は、東側が古峯神社より少し先、西側が前日光牧場入口辺りで途切れていて、中間部が不通でした。しかし、周遊観光の促進のため整備が進み、2008年秋に不通区間が2車線道路で開通、今では全線通行可能となっています。なお、開通区間を含む一部区間は冬期通行止めとなります。


動画では、古峯神社付近から終点までを収録しています。お時間がありましたらご覧ください。