コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[真岡鐵道]1枚の写真から

2010-01-26 23:40:25 | 真岡鐵道
パソコン内の写真を整理していたらこんなものが出てきました。2年前のものです。


益子駅を発車した普通列車ですが、今や定期列車からは姿を消した3両編成ですね。真岡鐵道では、車両の更新に伴う乗車定員の拡大や少子化による高校の学級数減少を受けて、ここ数年編成両数が減少しています。最大が2両編成で、日中のほとんどの列車が単行(1両)になっているようです。時代の波ですね~


高校のクラス減と言えば、沿線の各高校でこの10年かなり進みました。特に、真岡線利用者の多い茂木高校では、ここ7~8年の間に1学年2クラス(80人)、全体で240人の減少。全校生の6割程度が列車通学だとすると144人、年間7.2万人ほどの減少ということになります。計算は適当ですが、結構な数ですね。


少子化の流れはこれからも続くことが明らかなので、将来が心配になってきますが、真岡線が学生にとって大切な足であることはこれからも変わらないと思うので、沿線住民の1人としてこれからも応援していきたいと思います

[路線バス]宇都宮―高崎間の高速バス運行へ

2010-01-21 22:44:48 | 路線バス
県都宇都宮市と群馬県の高崎・前橋市を結ぶ高速バスの運行が2月24日から開始されるそうです。1日4往復、宇都宮―高崎間2時間10分、運賃は片道1500円(大人)。関東自動車(宇都宮市)と日本中央バス(前橋市)の共同運行。


北関東道が全線開通していないため、当面の間経路の一部は一般道を利用するようですが、全線開通すれば所要時間も30分ほど短縮されるそうです。


北関東道を利用する高速バスは、昨年9月から宇都宮と水戸を結ぶ路線が1日6往復運行されています。北関東3県は、北関東道を積極的に活用しようとある意味躍起になっています。3県都の間の流動がどれほどあるのかは分かりませんが、鉄道では直通ではないため、高速道路は観光・ビジネスなどにおける3県の交流・流通に大きく寄与するものと思われます。


さて、高速バスといえば、高速ETC割引の影響を受けて苦しい状況にあると聞きます。しかし、鉄道ネットワークが発達しない現代においては、自由に走らせられる高速バスが広域(長距離)移動の足として重要なポジションを担っていくのでしょうね。

[真岡鐵道]重連運転!

2010-01-20 23:15:47 | 真岡鐵道
そういえば、この前の日曜日(17日)はSL重連運転でした。ブログや動画をちょっと検索してみても、多くの人が訪れたのがわかります。実際、沿線・車内とも賑わっているようでした。


SL到着後の茂木駅も大混雑。C11の機回しの様子などに見入っていました。


そのうちに普通列車が到着。こんだけ人がいるのに1両って…。実際、乗って帰る人は多くないんでしょうか?


さて、SLと言えば、平成22年度の運行スケジュールが真岡鐵道の公式ページにありましたが、5月29日から7月11日の間は運休だそうです。客車の検査とのことです。

[雑記]鉄道の10年

2010-01-16 23:58:10 | 雑記
先日読んだ新聞にこんな記事がありました。


「2000年からの10年間に全国で廃止された鉄道は30路線、計約635km」


日本は世界でも有数の鉄道網の発達した国ですが、鉄道路線の大半は地方のローカル線で、モータリゼーションや少子化による乗客減に悩まされています。廃止された鉄道の中には、旧国鉄再建(民営化)のときに生まれた「第3セクター鉄道」も多く、元々採算性の低い路線を維持していくのがいかに大変かを物語っています。


全国の36社が加盟する「第3セクター鉄道等協議会」によると、08年度は30社が赤字で、うち5社は経営支援にあてる基金も枯渇している状況。確か、真岡鐵道も近年の新車購入で基金がなくなっていたはず…。


JRや大手私鉄であっても、新幹線や都市路線といった「ドル箱路線」を持つ一方、いわゆる「ローカル線」を多く抱えているのが現状。利用客の減少が続き経営を圧迫すれば、今後廃止される路線も出てくることでしょう。新幹線や特急列車だって、昨今の高速道路の料金割引のあおりを受けていると聞きます。JR東日本は、「運輸業以外」の収益を上げていくと言ってますが、最近話題の日本航空のこともあるし、鉄道という【みんなの足】の将来はどうなるんでしょうか。

[真岡鐵道]寺内駅ホームが嵩上げされました

2010-01-14 22:29:31 | 真岡鐵道
真岡鐵道では、昨年度から一部駅でホーム改修工事が実施されています。具体的には、列車のステップとホームの段差を解消する「嵩上げ」です。


昨年度は、久下田駅(下り)、多田羅駅、市塙駅(下り)の3駅で工事が実施され、今年度は段差の残る寺内駅、北真岡駅の工事が行われています。このうち、寺内駅は昨年末からの工事が終わり…


このようにきれいになっています。同駅は、TVドラマのロケでも使用されるレトロな(ただ古いだけ?)雰囲気のある駅なので、景観を損なわないためかアスファルトではなく「砕石」がひいてあります。


一方、北真岡駅は現在工事中のため、利用の際は注意してください。

[真岡鐵道]SL初体験 in 新年号

2010-01-13 23:33:14 | 真岡鐵道
先週9日は、真岡鐵道「SLもおか」号の2010年初運行でした。実は管理人【こーひぃ】は、SL乗ったことがありませんでした…。高校の時、通学でお世話になった真岡鐵道。気動車だったら、1000回以上乗っているんですけどね。こんなサイトもやっていることだし、折角なので『初体験』してきました。


今回の牽引は久々の「C11 325」機。新年号ということで、日章旗、ヘッドマーク付きです。


車内はご覧のようないちご仕様。昨年末「いちごSL」を運行しましたが、芳賀郡の名産『いちご』PRの一環ですね。乗客は全部で30名ほど。客車1両目(3号車)には家族連れ、2両目以降にはファンの方々と自然に分かれているのがおもしろいですね。しかしながら、正直もっと乗ってほしいですね(10日は乗ってましたよ)。


14時28分、汽笛とともに発車。気動車にはない独特な引っ張られている感じ…? その不規則なリズムがおもしろいです。道の駅もてぎをはじめ、沿線にはたくさんの家族連れ、カメラマンの方々。ちょっとしたスター気分ですね。天矢場までの上り坂は、止まりそうな速度になりながらもガンバって上って行きました。


列車内では、スタッフがミカンの配布と抽選会を行っていました。抽選ははずれましたが。今回は茂木→益子の30分の旅。なかなか楽しめましたので、このブログをお読みの方もぜひどうぞ

[雑記]遅くなりましたが…あけましておめでとうございます

2010-01-07 23:53:07 | 雑記


本年も「コットンウェイの道端から」をご覧いただければ幸いです。昨年よりも精力的にボリューミーなページを作っていきたいですね。


さて、年末年始の各交通機関の利用状況が上がってきました。新幹線・在来線(特急)の利用者は前年比7%減、国内線(空の便)が5.5%減、一方で高速道路の主要区間の交通量は6.3%増、渋滞回数も増加したようです。JRの乗客落ち込み幅(前年比)は過去最大で、「曜日配列や高速道路料金割引が影響」したとの見解。


高速道路の上限1000円割引は、混雑を避けるために年始の5日間に限って行われましたが、「片道だけでもよい」と、鉄道や空の便からマイカー利用にシフトしたんでしょうね。


高速道路の大幅割引によって、日本の交通環境は変わりつつあります。ある程度保たれていたバランスが揺らぎはじめたと言ったところでしょうか。今年6月には、民主党政権による高速道路の新割引サービス(社会実験)がスタートする予定とのことで、これからの動向がますます気になります。