コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[真岡鐵道]単機試運転?

2011-04-29 16:46:05 | 真岡鐵道

SLは5月中旬まで運休のはずなのに汽笛が…。今日、道の駅もてぎで偶然、単機の「C11 325」に遭遇しました。試運転でしょうか? 集客が期待できるゴールデンウィークにSL運行がないのは残念ですが、安全な運行が鉄道の使命なので仕方ありません。順調ならば、5月下旬ごろから再開するのでしょうか。

[インフォ]益子春の陶器市開催!

2011-04-28 15:58:53 | インフォメーション

明日29日より、益子町内各所を会場に春の陶器市が始まります。先月発生した東日本大震災により陶芸の町益子も被害を受けましたが、「災害復興がんばろう益子」を合言葉に恒例のイベントが開催されることになりました。


【イベント情報・アクセス】
「災害復興がんばろう」益子春の陶器市

開催期間:2011/4/29(金)~5/5(木)
※イベントは終了しました。

テーマ:「ビールを飲む器」

開催場所:益子町内各所(城内坂、道祖土地区中心)

アクセス:
○鉄道 JR下館駅から真岡鐵道で約40分、益子駅下車徒歩20分(駅から路線バス、タクシー、レンタサイクルも利用可)
※震災の影響により期間中の土日祝日のSL運行はありません。普通列車は通常運行。
○バス JR宇都宮駅西口から東野交通バスで約60分
○自動車 北関東道桜川筑西ICから約20分、真岡ICから約25分
※北関東道全線開通により、群馬県、信越地方からのアクセスが向上しました。

益子町観光協会ホームページhttp://www.mashiko-kankou.org/index.shtml


震災から1か月半。自粛ムードがまだ残っていますが、益子の復興、活性化のために興味のある方はぜひお出掛け下さい。また、周辺道路は混雑が予想されますので、公共交通機関での来訪をお薦めします。

[道路特集]とちぎヘキサコレクション(23)~栃木ICアクセス道路【r32】~

2011-04-23 23:17:18 | 道路特集

【r32】栃木・粕尾線は、栃木市中心部のr3「新栃木駅入口」交差点から西進、r309、栃木IC、R293を通過して鹿沼市西部の粕尾地区(旧粟野町)r15に至る全長19km程の路線です。全線で整備が進み、10数年前の状況からすると非常に快適な路線になっています。


起点からr309までの区間は近年になって開通した区間で、以前は一本南側の道路がr32に指定されていたと記憶しています。角にイオンがあるr309交差点からR293までは片側2車線の4車線道路。学校スポーツの大会等が行われる栃木市総合運動公園の近くも通ります。R293から西側も後になって整備されたバイパス区間。石灰採掘場からの大型ダンプが多く通るので、途中まではコンクリート舗装が施されています。鹿沼市に入ってからのハイライト、大越路峠。以前は難所でしたが、現在は立派なトンネルにより短時間で通過できます。


(写真は栃木市内吹上町付近、中央分離帯のない4車線は運転していて何か怖い...)

[3セク鉄道]県内3セク鉄道昨年度の利用状況より(H22.10~12月期)

2011-04-14 00:24:52 | ガンバレ!3セク鉄道
栃木県内3セク鉄道の利用状況、22年度第3弾です。例によって、栃木県ホームページ内「栃木の統計」を参考にしています。


●真岡鐵道(下館―茂木)
22年10月 103,088人、11月 92,874人、12月 59,489人
10-12月計 255,451人(前年比 -5.4%)
4-12月計 -人(前年比 -%)

●わたらせ渓谷鐵道(桐生―間藤)
22年10月 49,125人、11月 72,685人、12月 30,100人
10-12月計 151,910人(前年比 +0.9%)
4-12月計 407,289人(前年比 +0.9%)

●野岩鉄道(新藤原―会津高原尾瀬口)
22年10月 31,293人、11月 41,593人、12月 14,834人
10-12月計 87,720人(前年比 -21.2%)
4-12月計 267,368人(前年比 -10.1%)

(参考:栃木の統計H22年12月~H23年2月号)


以上のような結果でした。真岡鐵道の年度計が空欄なのは、前回書いた通り。参考までに、8月に21年度の数値を入れて計算すると、4-12月計で834,547人(前年比 -3.4%)となります。震災により、3月は全線運休、部分運休があったので、年間の利用者数が初めて100万人を割り込む可能性も出てきました。しかし、今は数字の話よりも、関係者の尽力で全面復旧ができたことに安堵しています。


わたらせ渓谷鐵道は、1年を通して最も利用者の多い11月が昨年度も好調で、12月までの合計が前年より約1%増と3社の中で唯一増加傾向が現れています。風光明媚な渓谷を走る鉄道として、首都圏からの観光需要の掘り起こしに一定の成果が出ているのでしょうね。こちらも、3月の震災で一時運休があったので、利用者数にも影響が出てくるものと思われます。野岩鉄道は、12月の数値が気になります。14,834人は前年同月の半分以下。観光利用などの定期外利用が全体の大半を占める状況でも、1年でこんなに変化があるんでしょうか。内訳で見ると、新藤原駅の定期外利用の数値がどうもおかしいようです。


さて、震災の直後には、比較的被害の少なかった野岩鉄道が、東武鉄道、福島県の会津鉄道と繋がっていたことにより、新幹線やJR線が運休する中で首都圏と福島県の間の移動手段となったとの記事を見かけました。また、ガソリンの供給不足から、クルマに頼りきりの地方部では、連日、開いているスタンドに長蛇の列ができました。1つの移動手段に依存する地方の現状にも、改めて疑問を感じたと同時に、鉄道など公共交通のあり方、役割についても再考する機会となったと思います。今回の震災で得たこと、感じられたことが、今後のまちづくりに生かされてほしいと思います。

[真岡鐵道]開業23年を迎えました

2011-04-12 00:28:33 | 真岡鐵道

日付が変わってしまいましたが、4月11日で真岡鐵道が開業して23年目を迎えました。通常運行に戻った真岡線ですが、震災の影響で4月中のSL運行の見合わせが発表されています。昨日(11日)も午後5時過ぎに大きな余震があり、真岡鐵道も一時運転を見合わせました。その後、運行が再開されましたが、ダイヤは乱れていた様子でした。いつになったら余震の不安がなくなるんでしょうか。


さて、北真岡付近の桜、菜の花は見ごろを迎えています。いつもの年より賑わいはありませんが、散歩する近所の方々や写真を撮る人はちらちら見かけました。

[道路特集]とちぎヘキサコレクション(22)~辺境の険道Ⅱ【r28他】~

2011-04-09 22:12:21 | 道路特集

今回のヘキサは、那珂川町北部からスタート。【r275】大山田下郷・小砂線は、那珂川町内で完結する全長4kmほどの路線です。しかも、中間部は自動車通行不能、全線狭隘な険道です。東端(起点側)のR461からの約1kmは、地図によっては県道として描かれていません。しかし、現地に行ってみると写真のようにヘキサがちゃんと立っていました。



先ほどのr275起点からR461を北上し、r13に入ってしばらく進むと、大田原市須賀川地区から県境を越え茨城県大子町方面へ抜ける【r205】須賀川・大子線が分岐します。この道路は走破していませんが、栃木県口は写真のような2車線道路でした。



続いては、【r321】南方・須佐木線です。学校や市役所出張所もある大田原市須佐木地区のr13から八溝山を目指します(路線名からすると、須佐木側が終点のようです)。山あいを上り勾配で進んでいきますが、ほぼ2車線でカーブも少ない割と快適な道路でした。



そして、r321を進んでいくと突き当たるのが【r28】大子・那須線。写真はr321交点から大子側を撮ったものですが、険道の匂いがプンプンですね。しかし取材時は、反対の那須方面に進んでみました。薄暗い(夕方だから余計)山中を結構な勾配で上っていきます。そして3km弱進むと…。



こんな感じで県道は途切れています。道自体は大きくカーブして、福島県棚倉町方面に抜けているようです(ただし取材時は冬季閉鎖中でした)。以上、那珂川町~大田原市の辺境路線でした。なお、取材は大震災の数日前に行いました。

[真岡鐵道]145列車の遅延

2011-04-09 00:54:53 | 真岡鐵道
こんな時間ですが、1週間空いてしまったのでちょっとしたネタを書きます。


7日よりJR水戸線が復旧しましたが、運行本数7割程度の特別ダイヤで運行されています。下館で接続する真岡鐵道は、6日から通常ダイヤでの運行が再開されていますが、7・8日の145列車(下館21:24発茂木行)は、益子近辺で20分強遅れて走っていました。ちなみに上り2152列車(茂木21:52発真岡行)は定時運行でした。


水戸線の特別ダイヤは、通常ダイヤの間引きだけでなく時刻も数分~数十分繰り下がっているようです。21時台を見てみると、下り下館着は21:45(通常21:18)、上りは21:29(通常21:17)となっています。真岡線がこの下り列車に接続するようにすると、下館21:50頃⇒真岡22:15頃⇒益子22:30頃⇒茂木22:55頃となり、実際に列車を目撃した時刻とほぼ一致します。もしかしたら、元々本数の少ない夜間において、乗換客のことが考慮されているのかもしれません。


あくまで個人的な目撃情報&推測なので、実際に利用される方は事前に確認が必要かと思います。


※追記:13日(水)の145列車は時刻表通りの運行でした。

[真岡鐵道]4月6日より通常ダイヤでの運行

2011-04-02 23:52:03 | 真岡鐵道
現在、通常の5割ほどに本数を減らして朝と午後の一部列車のみ運行している真岡鐵道ですが、4月6日より通常ダイヤでの運行を行うそうです。震災からもうすぐ1か月、ようやく完全復旧ですね。復旧作業にあたられた関係各位に敬意を表したいと思います。


真岡鐵道の接続路線であるJR水戸線は今月上旬に運行再開、関東鉄道常総線も6日から通常運行という明るいニュースも入っています。人々の流動が普段通りに戻るには、まだ時間がかかるかもしれませんが、1歩1歩、着実に復興してきていると感じます。


4月5日までの臨時時刻表はこちら(公開終了)。


真岡鐵道公式ホームページ
http://www.city.moka.tochigi.jp/mokasl/