真岡鐵道をピックアップしたブログをやっていますが、同じように小さいながらも頑張っている第3セクター鉄道の動向も気になっていて、いろいろと調べています。その中でも、比較的近く、過去に乗ったことのある2路線の近況が気になったので書いてみます。
まずは、昨年末に訪問した「わたらせ渓谷鐵道」。
群馬県の桐生市から栃木県の日光市足尾までを走る渓谷鉄道ですが、近年、路線の活性化に力が入っていて、アテンダントやボランティア駅長、弁当やイルミネーションなど話題が豊富です。このほど、5年間の経営計画を策定し、新年度は中古車両購入によるトロッコ列車の充実、普通列車1両の新造が決定したとのこと。新車購入を決めたということは、長期的に存続の方向で進むと受け取れるので、大きな1歩を踏み出したと言えますね。
群馬県みどり市の広報に特集があり、わ鐵の歴史、いま、これからについて知ることができます。
(⇒
http://www.city.midori.gunma.jp/kouhou/2010_02/20100202-15.pdf)
続いて、福島県の会津地域を南北に走る「会津鉄道」。
こちらは、沿線に観光資源が多く、東武線と野岩鉄道を経由して都心からのアクセスも良いため、観光利用の多い路線です。しかしながら、地域の交通機関として持続的に運行していくために会津線活性化連携計画(案)の策定が進められ、現在、計画案に対する意見を募集しています。この春、従来の快速用車両が更新されるとのことで、今後の動きが気になります。
さて、真岡鐵道に戻ってきますが、安全報告書によると平成22年度は真岡鐵道再生計画の最終年度。これまで、車両更新、橋梁の改修、ホーム嵩上げなどが実施され、新年度は今年度からの継続でマクラギのPC化が予定されています。しかし、平成23年度以降どうしていくのか、今後の展望みたいなものを示してほしいです。