コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[3セク鉄道]ひたちなか海浜鉄道を再訪

2010-05-29 15:32:24 | ガンバレ!3セク鉄道

1か月ほど前になりますが、茨城県のひたちなか海浜鉄道に行ってきました。08年7月以来2度目の訪問です。勝田駅から乗車した車両は、茨城交通時代のカラーリング。実は、この車両は数日後からラッピング車両となり、現在はお目にかかれないそうです。



勝田駅の駅名標、誰がデザインしたのでしょうか。アーティステックになっています。他の駅もそれぞれ個性的なデザイン文字となっていました。



海浜鉄道と言うくらいで、海はすぐそこです。車窓から見えるところは限られますが、殿山駅付近のこのあたりからも、雄大な太平洋が垣間見えます。写真では分かりにくいですが…。



勝田駅から2つ目の金上駅は、現在、行き違い設備の工事中。完成すれば、さらに柔軟なダイヤ設定が可能になるのでしょうね。


第3セクターとして新たなスタートを切ってから2年、新旧さまざまなな車両、イベントの開催など話題性も多く、また沿線施設やイベントとの連動など地域に密着した鉄道としても活発な湊線。比較的近いので、また訪問しようと思います。

[真岡鐵道]21年連続の赤字

2010-05-27 23:08:51 | 真岡鐵道

真岡鐵道の2009年度決算が発表されました。収入、輸送人員ともに前年度を下回り、21年連続の赤字となったそうです。経常損失は1917万円(ほぼ前年度並み)。億単位の損失を出す第3セクター鉄道もあるなかでは優良な方とはいえ、利用者も減っているので厳しいですね。


旅客輸送人員は、普通が106万人(前年比-3.7%)、SLが3.9万人(同-5.8%)。この現状について真岡鐵道は、「100年に1度の経済危機といわれる景気低迷に直面し、輸送人員と輸送収入が、かつてない厳しい状況になった。SLは新型インフルエンザの影響が大きかった」とコメントしています。輸送人員に最も影響する沿線高校のクラス数は、前年度と変わっていなかったと記憶していますが、景気低迷や新型インフルエンザの流行による乗り控え、観光利用の減少が響いたのでしょうか。


真岡鐵道は今年、2006年度から5年間を計画期間とする「真岡鐵道再生計画」の最終年度を迎えています。08年度までの3年間、輸送人員が横ばいかやや回復しつつあっただけに昨年度の結果が残念ですが、なんとか将来への活路を見い出してもらいたいと思います。

[道路特集]とちぎヘキサコレクション(5)~鹿沼へのメインロード【r4】~

2010-05-24 23:55:21 | 道路特集

【r4】宇都宮・鹿沼線は、路線長が10km余りでありながら、県都宇都宮市と鹿沼市を結ぶ最短ルートとして重要な道路です。沿線には高校や短大もあり、交通量も多く、路線バスも比較的高頻度で走っています。


東端の宇都宮市睦町付近は数年前にバイパスが完成し、【r2】とは従来より南側で交差しています。また、いちょう通りの宇都宮女子高付近が貫通したことによって、南大通り4丁目交差点から【r4】の姿川を渡る橋までは4車線道路となり、【r4】は市中心部の横軸の一部ともなっています。姿川の西側は2車線道路ですが、途中までは拡幅の計画があるようです。また鹿沼市内にも、昨年念願のバイパスが開通し、JR鹿沼駅前を通らずに済むようになりました。

[道路特集]とちぎヘキサコレクション(4)~路線バスが走らなくなった道【r176】~

2010-05-13 23:28:30 | 道路特集

【r176】杉山・石末線は、市貝町北部の杉山地区と高根沢町の石末地区を結ぶ道で、田園地帯を通る典型的な田舎路です。改良されている部分もありますが1車線の区間も多く、特に市貝町内の区間は行き違いにも気を使うほどの道幅です(写真)。


こんな道路にも東野交通が運行する路線バス(宇都宮~宝積寺~杉山)が運行されていましたが、利用者の減少から昨年9月末で廃止となりました。末期の運行本数は1日4往復でした。現在は、高根沢町が運行するデマンド交通が市貝町杉山までをカバーしているそうで、交通弱者の足はなんとか守られました。

[真岡鐵道]陶器市の活況

2010-05-07 23:40:09 | 真岡鐵道

おとといまでの益子陶器市期間中、真岡鐵道では朝~日中の列車を2両に増結して観光客の輸送にあたっていました。毎年、春と秋の陶器市シーズンにはおなじみなんですが、普段利用している人にはややビックリ!?



座席に座れず立つ客も出る列車もあり、北関の開通や1000円高速などクルマでの来客が増える中、鉄道も必要なんだなと改めて感じる期間でもあります。

[鉄道一般]鉄道ファンのマナー向上を!

2010-05-02 23:59:46 | 鉄道一般

msn産経ニュースより(リンク切れにご注意下さい)
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/100424/tcg1004240246000-n1.htm


近年、にわかに鉄道ブームが叫ばれていますが、撮り鉄(鉄道写真を趣味とするファン)と列車や住民とのトラブルが問題となっています。鉄道ファンの過熱ぶりが列車の運行を妨げたことはテレビでも報道されました。そして、この記事では、真岡鐵道における撮り鉄と沿線住民とのトラブルについて取り上げています。


SLの見物客が脇見運転で事故を起こした、菜の花が踏み倒された、私有地を荒らされた…などトラブルは多々あるようです。もちろん、ごく一部の人々なんでしょうが。沿線住民として、さらに真岡鐵道を応援する一人として非常に残念に思います。ここまでくると何事でもそうですが、一人ひとりの良識の問題だと思います。マナー、ルールを守ってみんなが気持ち良く鉄道とお付き合いできるとよいですね。