コットンウェイの道端から

真岡鐵道を中心に、広く交通に関するトピックスをお届けしたいと思います

[3セク鉄道]わたらせ渓谷鐵道訪問 Part3

2009-12-31 23:56:50 | ガンバレ!3セク鉄道
あと少しで2010年。今年中に「わ鐵」のレポートを完成させよう。


さて、相老駅で東武線に乗り換え太田市へ。昼食をとってから、すぐに引き返します。ホントはもっと街歩きしたかったんだが…。帰りは「わ鐵」の始発駅、桐生から乗車したかったので、東武線を新桐生で降り、徒歩で桐生駅を目指しました。


新桐生駅から桐生駅までは約2km。「わ鐵」の発車は13時35分。「あと25分しかないっ」











多少走って、5分前には桐生駅到着。切符を買ってすぐさま乗車。乗客は30人ほどで、早帰りだったのか高校生の姿も目立ちました。しばらくは立ったままでしたよ。


下りの渓谷線は山登り。停車時間もあったのですが、1時間40分かけてゆっくりと進んでいきます。乗客は段々と減っていき、県をまたぐころには1桁に。


15時15分、間藤駅に帰ってきました。「わ鐵」の旅も無事終了です。今回は、オフシーズンに訪れたためか、地元の人に利用されている普段の「わ鐵」を見ることができたように思います。


ありがとうございました。


開業20周年を迎えた「わ鐵」。最近は、観光鉄道として盛り上げようと内外から様々な動きが見られます。国の登録有形文化財に認定されたことでも話題になりました。鉄道を取り巻く環境は厳しさを増しつつありますが、移動手段としてだけでなく、文化としても守り続けてほしいものですね。


来年も皆様にとって良い年でありますように…。

[3セク鉄道]わたらせ渓谷鐵道訪問 Part2

2009-12-26 23:55:31 | ガンバレ!3セク鉄道
「わ鐵」のレールバスに乗って渓谷沿いを下る旅は続きます。線路もほとんど下り勾配なので、列車は駅を発車する時だけ加速して、あとは惰性で下りていく感じです。


沢入駅を発車して川を渡ると、全長約5.2kmの長~い草木トンネルに入ります。このトンネルは国鉄時代、草木ダム建設に伴い水没する線路を付け替えるために掘られたものだそうです。しかし、「わ鐵」には地形の特性上、トンネル、切通し、橋、崖が多く存在します。昔の人はよくこんなところに鉄道を通したなあと感心しました。反面、路線の維持管理や災害対策も大変なのでしょうね。


さてさて、車内を見渡しているとこんな張り紙が…。


開業20周年の今年度1年間、無人駅の管理や情報提供を担うボランティア駅長の紹介ですね。厳しい経営状況の続く「わ鐵」ですが、アテンダントの乗務やコラボグッズの展開など、いろいろと頑張っているようです。来年度以降は、車両更新などにもとりかかる計画のようで、今後の動きにも注目です。


いつの間にか列車の乗客は20人ほどになりました。列車は「わ鐵」の中心駅、大間々に到着です。本社や車庫もあるこの駅で、乗客の半数が下車しました。ここからは、沿線人口も増えるためか列車本数もやや多くなっています。あとで地図を見ると、この辺りにはJR、私鉄線合わせて4路線が走っているんですね。


今回は、その中でも東武桐生線と接続している相老駅で下車。


ここから東武線の特急に乗れば、浅草まで乗り換えなしで行けるので利便性はそれなりに高くなっています。逆に、「わ鐵」にとっては首都圏からの観光利用客を取り込める重要駅といったところでしょうか。ここで「わ鐵」とは一旦お別れです。


<つづく>

[3セク鉄道]わたらせ渓谷鐵道訪問 Part1

2009-12-24 23:56:49 | ガンバレ!3セク鉄道
今月上旬、栃木県に関係する第3セクター鉄道のひとつ、『わたらせ渓谷鐵道』を初体験してきました。写真とともにレポートしたいと思います。


日光経由で、午前9時半ごろ「わ鐵」の終点間藤駅に到着しました。

既に到着していた列車は、懐かしのレールバス。数年前まで真岡線を走っていた車両と同型のものです。「わ鐵」は今年で20歳。列車には、記念のヘッドマークが掲げられていました。

9時49分、1両編成のレースバスがゆっくりと間藤駅を発車しました。乗客は、自分の他にお婆さんが1人。列車は、銅山跡の残る山沿いを進んでいきます。通洞駅を過ぎると渡良瀬川にかかる鉄橋を渡り、川の東側を下っていきます。渓谷の風景を眺めながら、列車の旅は続きます…。


<つづく>

[真岡鐵道]茂木で列車事故

2009-12-19 22:21:22 | 真岡鐵道
18日午後8時40分ごろ、茂木町の真岡鐵道の線路内(道の駅もてぎ付近)にいた女性(81)が、下館発茂木行きの普通列車にはねられ、病院に運ばれたものの死亡するという痛ましい事故が起きました。列車の乗客1人にけがはありませんでした。同列車は38分間現場に停車し、真岡―茂木間で上下各1本が運休しました。


今月3日にも真岡市内で踏切事故があったばかりですが、今回は死亡者まで出てしまいました。残念なことです。

[路線バス]大田原市営バス拡充

2009-12-16 23:59:01 | 路線バス

県北部の大田原市。市内には国際医療福祉大学があるため、同大学と最寄駅(那須塩原駅、西那須野駅)を結ぶ路線をはじめ、市内を網羅するように市営バスが運行されています。通常、自治体が運行するバスといえば、民間バス会社が撤退した路線を引き継いだものが多く、自治体の財政難の中、そのあり方が議論されているのが現状です。しかし、大田原市は少し異なり、上下で1日32本(平日)の運行本数のある那須塩原駅線を筆頭に、公共交通として活躍しています。


そんな大田原市営バスにこの度、国際医療福祉大学と那須塩原駅を従来より10分早く結ぶ路線や、来年4月に開校する黒羽統合中学校の生徒が利用できる2路線が新設されるそうです。確実に利用が見込める通学路線を整備しながら、一般の人も利用できる路線バスにすることで「公共交通空白地域」を減らすことができます。スクールバスに福祉バス、観光バスなど、目的別にバスを走らせている自治体も多いのですが、どちらが効率的なんでしょうね。地域交通としては、デマンド交通という選択肢もあるのですが…。


財政難、クルマ社会の中にあっての自治体運営バス。これから、各自治体で地域にふさわしい公共交通のあり方が活発に議論されていくことでしょう。

[真岡鐵道]コットンウェイ近況!

2009-12-15 22:08:54 | 真岡鐵道

今週に入り、だいぶ冬らしくなってきましたね。写真は先週末のSLもおか号。いつもの「C12 66」牽引です。「C11 325」機は、JR東日本への遠征から帰ってきて、只今検査中とのこと。そして、新春2010年1月17日(日)には、2台のSLによる重連運転が予定されてるようです(公式ページ発表)。ほぼ1年ぶりの重連運転なので要チェックですね。


その前に、今年の12月23日(水)には、「いい芳賀いちご夢街道」のイベントの一環としていちごSL列車が運行されます。車内でいちごのプレゼントやじゃんけん大会が予定されています。ちなみに、2009年のSL運行は24日(木)が最後となるのでご注意。


さて、ラストは残念な写真。


今月3日の踏切事故で被害にあったモオカ14-9号車。真岡駅構内にて修理待ちとなっています。茂木行き正面のガラス、連結時に使用する幌が破損し、車体にも損傷が見られました。幸い負傷者が出なかった今回の事故ですが、その衝撃を物語っていました。踏切事故根絶


以上、真岡鐵道の近況でした。



[真岡鐵道]光のおもてなし

2009-12-13 23:54:49 | 真岡鐵道

真岡線のターミナル(終着駅)、茂木駅では毎年恒例のイルミネーションが乗降客や地元の住民たちを楽しませています。



今年は、駅前の六斎公園にも電飾が登場。寒い季節ですが、見に来てみてはいかがでしょうか


☆イルミネーション点灯期間 ~2010年1月16日(土)16:30~22:00


また、駅前には町のアンテナショップも本オープンしたのでこちらもぜひチェックしてください

[雑記]わたけい

2009-12-10 23:49:17 | 雑記

昨日の相棒で、何気なくエンドクレジットを見ていたら、「撮影協力 わたらせ渓谷鐵道」とありました。真岡鐵道に続いて"わたけい"も登場 どこのシーンか分かりませんでしたが…。


さてさて、なんで"わたけい"の話をしたかというと、先日、初めて乗車してきたからです。山間を走るローカル3セク鉄道の今を体感してきました。レポートは、後日書きたいと思います。


ちなみに"わたけい"とは、同線のことを地元の利用客がそう呼んでいました。「わ鐵」じゃないのね

[真岡鐵道]真岡市内で踏切事故

2009-12-04 22:51:39 | 真岡鐵道
昨夜(3日)の午後8時10分ごろ、真岡市東郷の第一益子街道踏切で、茂木行きの普通列車(1両編成、乗客12人)と埼玉県の男性が運転する中型トラックが衝突するという事故が発生しました。乗員乗客とトラック運転手にけがはありませんでした。

事故列車は現場に約70分停車し、上下2本が運休する影響が出ました。現場は、警報機・遮断機のある踏切で、中型トラックが遮断機の下りた踏切に侵入した模様です。

真岡線は踏切が多く、従来より踏切事故の多い路線です。列車は鉄のレールの上を走っていて、クルマのようにすぐに停車できません。遮断機の下りた踏切には絶対に入らないようにドライバー皆が心掛け、踏切事故をなくしたいものです。