2010年8月8日に行われた長野県知事選挙ではなく、2006年に行われた知事選挙に関するブログです。
一連のブログを読むと流れがよく理解できます。
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蕎麦は信濃を以て第一と為す
江戸時代のグルメの書物といわれる「詩本草(柏木如亭著。岩波文庫)」
の蕎麦の項に次のような文があります。
(以下「詩本草」から)
《蕎麦》
蕎麦は信濃を以て第一と為す。その香味、他州の及ぶ可きに非ざるなり。
嘗て書を墨坂大夫の後園に読む。厨下頻頻としてこれを供す。因て「蕎麦
の歌」を作る。云はく、
江都は人世の極楽国
口腹何を求めてか得べからざらん、
時新の魚菜奢靡を尚び
燕席争ひ供して勅を奉ずるが如し
昇平の士女愁を知らず
食前方丈公侯に擬す
信山の蕎麦物の敵する無し
相魚駿茄遜ること百簿
○蕎麦以信濃為第一 『本朝食鑑』巻一・蕎麦に「野の下州佐野日光足利
等の処、武総常の地、これを出して佳なる多しと雖も、尚ほ信州の産に及
ばず」(原漢文)。
○墨坂 底本に「黒坂」とあるが、草稿「墨坂」、草稿傍注「スサカ」と
あるのに拠って、底本の「黒坂」は誤刻と判断し、「墨坂」に改めた。現、
長野県須坂市。千曲川沿いの堀氏一万石の城下町。
○大夫須坂藩家老駒沢清泉を指す。この年71歳。如亭は文化3年(1806)44
歳の秋、清泉のもとに寄寓した。
信州そばについて、須坂で書が読まれたということは、そばの美味しく
ないところで書をしたためることは普通ありませんので、須坂が当時から
そばが美味しかったと推測されます。私は、そば、おやきが美味しい地域
でありますので、「信州須坂そばの郷」、「信州須坂おやきの郷」構想を
持っています。さらに、粉物が美味しい地域ですので、平成22年度は須高
3市町村及び3観光協会が連携して「北信州粉もん祭り」を開催します。
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