地域に生きる=本藤浩史さん 地域発展へ、刺激し合って
[信州須坂老舗百年会会長 本藤 浩史さん(55)=須坂市村石町]
須坂市内の創業100年を超える業者でつくる「信州須坂老舗百年会」の設立を呼び掛け、会長を務める。2013年の発足時は23社(創業100年に満たない賛同企業を含む)だったが、現在は40社(同)まで増えた。「会員が互いに協力して魅力を発信し、須坂の活性化に結び付けていきたい」と話す。
江戸時代に須坂藩の城下町として栄え、明治以降には製糸業で栄えた須坂市には、長い歴史を持つ店や工場が今も多く残る。同会に所属する企業も、みそやしょうゆの醸造業、製糸業から発展した電子機器製造会社など、多種多様だ。県が昨年11月、創業100年以上を対象に表彰した「県百年企業信州の老舗」で、同市は19市で5番目に多い17企業が選ばれた。
1869(明治2)年に創業したみそ、しょうゆ醸造販売「糀屋(こうじや)本藤醸造舗」の4代目。東京農業大(東京)で醸造関係を学び、実家に戻った。子どものころから家業を手伝っていたため、「将来は店に戻ることを自然と思い描いていた」と言う。26歳の時に父親で3代目の守信さんが亡くなり、店を継いだ。
自社の歴史をもっと知ってもらおうと、1999年に店舗に多目的ホールを設置。コンサートや料理教室を開くなど、地域の活性化に取り組んできた。同時に、一般的に老舗に多い醸造業などで後継者不足により廃業する店が各地で増えていると感じ、「何とかしたい」という気持ちが強くなっていった。
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◎「すざか」ではなく、「須坂」を使用しましょう。
理由
1 本名の「須坂」を大切にするため。自分の名前を大切にしたいです。
2 「須坂」を知っていただくため。
次の例で、どれがいいと思いますか?
①「おんなそん」
②恩納村(おんなそん)
③「恩納村」
◎できれば、振り仮名、ルビをふりましょう。
「須坂」を「すさか」と読む方がいらっしゃるので。
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