すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

岐路に立つ憲法と北と南の新聞社説と・・・

2014年05月03日 | 日々思うこと

大型連休も後半の今日は67年目を迎える憲法記念日です。また亡き母の誕生日で、元気だったら90歳を迎える年になりました。安倍政権は必死に解釈改憲を打ち出していることもあり、全国各地では今までにない危機感で集会が開催されメディアの扱いを注視です。

北海道新聞の社説『きょう憲法記念日 平和主義の破壊許さない』と、「戦後日本の柱である平和憲法が危機に直面している。自衛隊の海外での武力行使に道を開くもので、専守防衛を基本とする平和主義とは相いれない。9条を実質的に放棄する政策転換と言っても過言ではない。 」と鋭く指摘です。

南は琉球新聞の社説『憲法記念日 9条を平和外交に生かせ 解釈改憲は法治の否定だ』と、「憲法記念日が巡ってきた。今年ほど、憲法改正論議が交わされることも、憲法の意義や価値が説かれることも、かつてなかった。」の書き出しで、「安倍政権は発足当初、憲法改正の条件を定める憲法96条を改正しようとした。それが“裏口入学”と批判されると、今度は憲法解釈を変えることで集団的自衛権行使容認へ道を開こうとしている。」と主張しておりまったくの同感です。

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毎年いま頃に薄桃色の花を咲かせてくれる庭のツツジですが、気がつけば今年は真紅の花が混じっています。自然界のこと故この位なら許されることですが、許されないのは戦争への準備です。
新潟県内では今年の憲法記念日に向けて、新潟大学の成島隆教授や、料理研究家の河内さくらさん、児童文学作家の杉みき子さんらが呼びかけ人代表になってポスター『許しません 戦争をする国づくり 生かします 世界の宝 憲法9条を』を製作しました。一口千円で県内数千人の人たちが賛同し、その名前をポスターに掲載ですが虫眼鏡でも見えないくらいの小さな文字になりました。勿論、私も賛同し玄関先にポスターを貼りました。

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先の戦争から今まで、他国と血を流すこともなく国民を守ってきた日本国憲法、恒久平和を貫く憲法9条は世界の宝であることを再認識し、子どもや孫たちの世代へもしっかりと受け継いでゆかねばと願う憲法記念日です。