すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

暗い師走のニワトリ殺処分と

2016年12月02日 | 日々思うこと

新潟県内2ヶ所の鳥インフルエンザ発生で米山知事は重大な事態と位置づけ、早期収束に向け全力で動いていることが伝わってきます。関川村の31万羽の殺処分は完了し、上越市内の採卵養鶏場の23万羽も24時間態勢で進められています。作業に関わる関係者のご苦労の中で不謹慎ですが、人口に匹敵するニワトリさんの命が殺処分されることに心が痛みます。

娘たちがまだ幼い頃、庭先で烏骨鶏(うこっけい)を育ててふ化させたり、山岸己代蔵さんの提唱するヤマギシ式養鶏場に出会ったりと、好奇心旺盛な子育て時代を振り返ります。そんな中で、関川村の現地視察後の米山知事は「人間の理屈で、ニワトリには大変申し訳なく、許してくださいと思った」と、知事の人間性にふれた思いです。

「物価の優等生」といわれ1960年代から価格変動のほとんどない鶏卵ですが、その背景に鶏たちは多大な犠牲を強いられていることに目を向けねばなりません。生産効率を優先し、過密状態で鶏を大量にケージ飼育の「工場」の中で、生きものである鶏たちは苦しみ絶望の中で短い一生を過ごします。

この中で鶏たちは感受性のある生物としてではなく、工場製品に近い扱いを受けているという実態があり、2014年時点で日本の採卵養鶏場の92%以上がバタリーケージ飼育です。ヨーロッパではすでにこのバタリーケージは禁止され、アメリカでも6つの州で禁止が決まっているそうです。

ところで昨日、国会参院TPP特別委員会での森ゆうこ参院議員の15分間の質問に耳を傾け、自公政権の数のおごりに憤りです。さらにいつの間にか今国会で、カジノ法案が成立する動きに驚いています。年金制度改革関連法案の衆院通過といい、年金減額の高齢者の困窮は国会にどれほど伝わっているのかと、師走の暗いスタートです。

「週刊金曜日」最新号が、アベ政権と日本会議の実態を取り上げています。http://www.kinyobi.co.jp/

また、キャンペーン『「原発コスト安」は嘘だった-国民への8.3兆円負担転嫁の前に政策転換を』署名、こちらも賛同くださいますようお願いいたします。https://www.change.org/p/%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E4%B8%96%E8%80%95%E5%BC%98%E6%88%90-%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E5%AE%89-%E3%81%AF%E5%98%98%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%81%B8%E3%81%AE8-3%E5%85%86%E5%86%86%E8%B2%A0%E6%8B%85%E8%BB%A2%E5%AB%81%E3%81%AE%E5%89%8D%E3%81%AB%E6%94%BF%E7%AD%96%E8%BB%A2%E6%8F%9B%E3%82%92?recruiter=152279825&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=autopublish&utm_term=des-xs-share_petition-no_msg