すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

原発再稼働、鹿児島を教訓に

2016年12月12日 | 地震・原発

今朝は放射冷却で氷点下に近い寒さで、日中でも最高気温は8度です。午前中は台所で溜まった生ゴミ処理などの外仕事をしてから、昼過ぎに青空の中を能生地域まで車を走らせました。友人宅へ立ち寄り用を済ませてから、県道246号を上がると道路脇に雪が薄っすらと残り、須川辺りでは田んぼも一面の白さです。

棚口温泉地区はさすがに雪も多く、郷の茶店「えほん」の前も真っ白で足元がブーツでなかったので恐るおそる雪を踏みながらお店に入りました。今朝降った雪だそうで冬到来を感じ、今日はコーヒーをいただかずに出来立てのおやきと、オーブンから出たばかりの越の丸茄子入りマドレーヌを求めて直ぐ帰途に着きました。

街なかでは本町通りの銀行へ寄ってから、久しぶりに蕎麦処泉家さんで遅い昼食を摂ることにしました。お客は私一人の静けさで、しばし温もりの空間で天ぷら蕎麦をいただきました。座敷の囲炉裏や柱時計も昔のままで、その奥の坪庭の向こうに厨房があり、お客が帰る時にも大きな声を出さないと届かないほどの奥行きで、今日は声をかけずに撮らせていただきました。

奥へ通じる長い廊下の床材はかなり磨り減っているようですが、いつもピカピカで建具も昔のままで桟にチリ一つない行き届いた老舗です。柱の手書きの「天ざる」の文字も趣があり、「鴨せいろ・鴨南ばん」も掲げられていました。そういえば一連の鳥インフルエンザで知ったことですが、国内の「鴨・・・」とはほとんどがアヒルだそうですが、確認をしてまで食べる人はいないことでしょう。

ところで九州電力川内原発の再稼働について、三反園鹿児島知事への批判が高まっていますが、鹿児島からその背景が伝わってきました。下記、その一部です。

《知事のホームページのマニフェスト(公約)のページです。よくお読みになって下さい。
http://www.mitazono.net/manifest.html
公約違反どころか今まさに検討委員会設置について県議会での委員会が開かれているところです。どうか全国の皆様にお願いです。
鹿児島県では初めて原発は一時停止してほしいと九電に申し入れした民間からの県知事です。結果は伴っていないことも事実ですが、力不足どころか生まれたての知事の一声であの九電が川内原発を止めるものでしょうか?
どんなに未熟であっても、三反園氏を選んだ県民はこれから支えていかねばなりません。鹿児島県民にとってもまた未経験の現県政です。
このまま知事を裏切り者とする空気では、瞬く間に前知事が戻ってきてしまうことは想像に難くありません。勿論改めるべき点は改めるべきです。
しかし議会で自公の議員から嘲笑やヤジを飛ばされながら議場に知事一人が立っている今、諦めムードを全国から牽引することはどうかやめていただきたいのです。
長々としたただの一県民の気持ちをお読みいただいた方がいらっしゃいましたら、ありがとうございます。ぜひお心にお留置き下さいますよう、お願いいたします。》

新潟県においても県民の運動が重要で、鹿児島を教訓として米山知事を支えてゆかねばと、澄んだ空気の中のきれいなお月さまを見ながらの終日です。