すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

糸魚川大火、悲喜こもごもの一週間

2016年12月28日 | 日々思うこと

大火から7日目の朝は冷え込み、根知シーサイドバレースキー場は待望の雪で明日からオープンということです。市内海沿いでも薄っすらと白の世界になり、被災現場には厳しい寒さの一日です。

被災した人たちにとってこの一週間は悲喜こもごもで、仏具の“火事場泥棒”ニュースに怒りと悲しさです。また全焼の加賀の井酒造の清酒が、東京・表参道の「新潟館ネスパス」での売り切れに続き、市内でも売り切れ状態で喜んでいいのか悲しむべきか複雑な思いです。

写真は「#加賀の井酒造」さんから借用で、在りし日の蔵元です。

12月27・28日、ヒスイ王国館で被災者説明会が開催されました。行政による1時間近くの説明の後の質疑応答では、火災で何もかも失った被災者から出火原因や消火の初期対応などに厳しい意見が出され、怒りをどこにぶつけていいのか悲痛な声をメディア各社が伝えています。また厳しい寒空の中で、被災した世帯への10万円の見舞金はともかく、ガレキ処理への所有者の2割負担が年金暮らしの住まいを失った高齢世帯に重いことが伝わってきます。

そんな中で5年前の東日本大震災で糸魚川市へ避難していた南相馬市の住民有志から、「震災避難の恩返し」ということで市へ義援金が届けられました。そういえば22日の火災当日、昼のニュースを見てと我が家への一番早い電話は、南相馬市で津波に家を流されたYさんからでした。故郷へ戻ってもずっと交流が続いていたのですが、しばらくご無沙汰でしたので驚きと嬉しさでした。

そして28日、松本内閣府副大臣を団長とする政府調査団が現地視察で糸魚川に入り、米山知事も随行され、市・県の要望を国へ伝えられました。写真は知事のfbからお借りしました。

糸魚川災害ボランティアセンターが立ち上がりました。ボランティア活動は必ず窓口を通して欲しいとのことで、計画的な作業や安全確保、盗難防止など注意事項もあるそうです。

名称:糸魚川市地域たすけあいボランティアセンター
  場所:糸魚川市一の宮1-2-1(糸魚川市民会館内)
  電話:080-5799-5980