すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

被災者に寄り添った思いやりの生活支援

2016年12月26日 | 日々思うこと

悪夢の大火から5日目、焼け野原となったあの光景を見たなら誰もが言葉を失うことでしょう。今日は太陽が少し顔を出した中を上越市へ・・・、昼食を兼ねながらの市民ミニ会議です。高田本町の和会席を気軽に味わえるお店のランチは、季節の山海を丸盆に品よくあしらわれ、男性にはボリュームが少ないようですが身体にやさしい丁寧なお料理です。

これにご飯とコーヒーが付いて1080円というお値段もお手ごろで、お店は繁盛の様子です。こんな普通の至福のひと時を失った被災者に思いを寄せながら上越から早めに帰途に着き、本町通りの交通止めが解除されたことで近火見舞いに知り合いを訪ねました。

昨日の現場から少しガレキが片付いているとも思えず、この光景が目に焼きついて頭から離れることがありません。全焼された人たちだけでなく、避難勧告区域で商売をされている人たちにも大きな影響があることが年の瀬を前にして伝わってきます。

こんな時に不謹慎のようですが、いくつになってもクリスマスプレゼントは嬉しいものです。お気に入りの耐熱のマグカップの取っ手が割れてしまい、瞬間ボンドでもうまく付かず捨て切れずに取っ手なしで使っていたら、下の娘から「それでは“運気”が入ってこないよ」と温かいソックスと一緒の早めのプレゼントでした。先日の冬至にカボチャスープを作って、目を細めながらの使用です。

そんなことで被災者の皆さんの生活再建に向けて、各地から復興支援の手が糸魚川市に寄せられ「ふるさと納税」もその一つです。また今日は友人から、お母さんが施設に入ったことで使わなくなった男女共用の新品の紙オムツ(パンツ式)と手押し車があるのでと嬉しいメールが届きました。人それぞれの復興支援のカタチは違っても、温かい思いやりで被災者の皆さんに寄り添って年を越せたらと願う一日です。