すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

審議不足の国会と「ドラマ東京裁判」

2016年12月14日 | 日々思うこと

昨夜の沖縄県名護市沖でのオスプレイ不時着(墜落)事故にビックリで、安全性に懸念が持たれていただけに翁長知事は「起こるべくして起きた」と・・・。会期末の国会も3日間の延長となり、今夜のNHKスペシャル「ドラマ 東京裁判」の第3話を見終えてもまだ審議中です。

年金制度改革法案の審議中の先月の衆院厚生労働委員会で、「(審議を)何時間やっても同じですよ」と言い出すアベ首相に、4夜連続のNHKスペシャル「ドラマ 東京裁判」を重ねました。連合国により70年前、東條英機元首相を始めとする日本の指導者28名を裁いたもので、「戦争は犯罪なのか」という根源的な問いに世界各国から11人の判事が集まりました。私はこの東京裁判(極東国際軍事裁判)について、今まで詳しく知らなかっただけにに釘付けです。

NHKは世界各地の公文書館や関係者に取材を行い、判事たちの公私両面にわたる文書や手記、証言などの裁判の舞台裏には驚くばかりで、緊迫感あふれるヒューマンドラマにした見事な作品です。11か国から集まった多彩な背景を持つ判事たちや、裁判は短期間で終わると当初いわれていたものの2年半に及ぶ激しい議論の末の判決であったこと、当時の東條内閣の外務大臣の東郷茂徳がユダヤ系ドイツ人女性と結婚していたことも初めて知りました。

「知らないことを知る、Eテレ、ワクワク」ではないですが、月刊『食べもの通信』も知っているようで知らないことが満載です。11月号では食文化史研究家の永山久夫(85)さんが「長寿の秘訣は食と笑いにあり」と健康長寿を語っています。12月号は抗生物質が効かない“食肉から広がる耐性菌”の特集で、一連の鳥インフルエンザ拡大による耐性菌を重ねました。また2016年は“国際マメ年”で、がん予防や食糧難対策、土壌改良など人類を救う豆を取り上げています。

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今日は気温が下がって、夕方には水分の多い雪が積もりました。明日は平野部でも雪の予報で、風邪などを引かぬようにどうぞお気をつけくださいますよう。