実は、私たちが帰国した後、スウェーデンの郵便配達業務も民営化した。
民営化したといってもスウェーデン政府とデンマーク政府が作ったPostNordという会社で、
子会社がデンマークPostNord, スウェーデンPostNordの二つ。
今までのおなじみの郵便局は、保険などの金融業務をする場所となった。
それを知らなかった私は、久しぶりに、スウェーデンに遊びに行って驚いた。
元郵便局の前にポストはあるが小包の発送はできない。
通りがかりの人に
「小包を送りたいんだけどどこにいけばいいの」
と尋ねると
「ガソリンスタンド」
「えっ??!!」
一瞬、私の英語が通じていなかったのかと不安になってしまった。
そうなのです。
民営化以来、郵便業務は、ガソリンスタンドやスーパーの一角で担当していました。
で、小包みをもって指定のガソリンスタンドへ行くと、
はい、ありました。
レジの横に郵便コーナーが。
担当はもちろんガソリンスタンドの店員。
馴れていないので頼りないことこの上ない。
しかも、小さな田舎町。日本宛の小包なんてほとんど経験ないでしょう。
あれこれ調べたり測ったりして、30分ぐらいかかってしまいました。
今頃は、もうベテランになっているかしら・・・
というわけで、日本からスウェーデンにご旅行のみなさん。
「郵便局はどこ?」と聞いて
「ガソリンスタンド」と答えられても、心配しないでください。
あなたの語学力の問題ではありませんから。
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