このタイトルをつけたいだけのためにこの画像をアップしました。
正真正銘ノルウェーの森です。
向うに見えるのは、湖ではなくナルビク近くのフィヨルドです。
つまり、海。
湖はすべて凍っていましたがさすが海は、凍っていませんでした。
ラップランドのこの辺りは国境の検問もなく、ノルウェーの森かスウェーデンの森かも実は区別がつかないのですけどね。
キルナからノルウェーまでは数時間のラップランド横断ドライブ。
というわけで、ノルウェーにフィヨルドを見に行きました。
ナルビクフィヨルド。
入り組んだ海岸線の様子がちょっとみえますか?
いやあ、しかし、寒そう。
雪のほとんど降らない地方出身の私には、
北極圏のスウェーデンからノルウェーのナルビクに行くこの道の雪景色は、物珍しく、パチリ。
きっと、多くの人には珍しくないと思うけど、
マイナス30度を連想しながら見てください。
画像は、ラクレット。
加熱して溶かしたチーズを
ジャガイモなどにからめて食べます。
これはくせになるよ。
日本でラクレットがなかなか手に入らないこと
入っても高いことが、大問題だわ!
ちなみにラクリスは
甘草のとっても日本人向きではないグミだから
間違えないでね。
この時期になると、森の雪の間から春の花が顔を見せる
これはスノードロップ。
日本でいうスノードロップより小ぶり。
日本のスノードロップは、ジャイアントスノードロップ。
「森は生きている」というマルシャークの劇で、
わがままな女王が大晦日に
「まつゆきそうを持ってきたらその分の金貨を与える」
というおふれを出すシーンがあるが、
そのまつゆきそうがこれ。
これが咲くと春が近いということ。
ちょっと明るい気持ちになる。
北欧神話での悪者役はロキ。
元々は火の神。
巨人の血をひいた美しい神。
男神だけれど女性に化けることもあるどころか馬にも化けて、魔法の馬スヴァジルファリとの間に、スレイニプルという馬を産んでいる。
このスレイニプルはオーディンの軍馬で8本足の神獣。
というなんだか、すごいストーリー。
めちゃくちゃ嘘つきなイタズラ好き。
最後は捉えられて幽閉されてしまう。
そこは蛇の毒が滴り落ちるところで、それを妻が壺を持って受け取っている。
壺がいっぱいになると妻がそれを捨てに行くので、その瞬間だけ、毒を浴びてロキは苦しさに悶える。
それが地震だ。
と言われている。
ロキの妻は、ずっとロキに毒が当たらないように壺で受けているところを見ると、妻にはとても愛されていたんだろうね。
すごく悪いキャラとして描かれているけど、他の神を助けることもあったり、二面性を持つトリックスターだったようだ。
ね、北欧神話、興味深いでしょ。