北欧スウェーデン の生き方情報 スウェーデン報

北欧スウェーデンの日常を生活者目線でお伝えします。
幸せの国、北欧スウェーデンのなるほど〜な生き方をお伝えします。

世界中の船旅の中でここが一番好き、ストックホルム諸島

2021-03-31 19:04:38 | 風景

ヴァーサ号が沈んだストックホルム湾。

ここから、ノルウェーにいく船が出ているのだけど

船酔いに弱いわたしでも、感動するくらい静かな海。

鏡のような水面をストックホルム諸島の間をぬって走るのは本当に素敵。

 

チャンスがあったら是非乗ってみて。

*********

ブログランキング応援お願いします。

じわじわとあげています


ヴァーサ号がそのまま展示されているヴァーサ博物館

2021-03-31 09:03:18 | 観光






ストックホルムの観光の島ユールゴーデン島にあるヴァーサ博物館です。


日本語の案内書もあります。


ヴァーサ号の状態を保つ為に館内の照明は暗く、湿度も計算されています。


ストックホルムで一番ユニークな博物館と言う評価もあります。



でも、館内で撮った写真は、全部真っ黒だった・・・がっくり。

**********

「スウェーデン報」を一瞬一位にしてみませんか
↓クリックよろしく。一日一クリック有効です


333年の眠りから覚めた軍艦ヴァーサ

2021-03-29 20:53:23 | スウェーデン

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

北欧スウェーデンの生き方、ラップランド、寒さ対策・・・面白くつたえられたらいいな

メールマガジンも是非登録お願いします。

今日の内容は、本日発行のメールマガジンの内容です。

 

***************

 

1628年8月10日午後4時過ぎ、ストックホルムの港から、排水量1210トン、全長69メートルの大型旗艦「軍艦ヴァーサ号」が出港した。

国王グスタフ・アドルスの命令で作られたこの軍艦は、製作中から、当時の対戦国であったポーランドにも脅威を与えていた。

その日、出港を祝いに多くのストックホルム人が、港に押し寄せていた。

その衆目の見守る中、その悲劇は起こった。

 

わずか1000メートルばかりを進んだところで、ちょっとした横風に煽られて、この軍艦は横転してしまったのである。

 

処女航海、まだ、外海にもでていないうちに。

 

「きゃ〜」

「OH〜」

見守る人々の叫びの中、逃げ遅れた50人余りの乗員とともに、ヴァーサ号は、バルト海に完全に沈んでしまった。

 

国王はすぐに責任者を捕らえて処罰するように命じた。

 

しかし、関係者への審問の結果、結局、誰もが処刑されることなく、この事件は終わってしまう。

巨額の費用と月日をかけた軍艦が、数分で沈没してしまったというのに。

 

この軍艦は、グスタフ・アドルフ国王からヘンリックとアーレンドのヒーベルトソン兄弟に発注された。

この兄弟はオランダ人で、当時、イギリスとオランダは、造船技術の世界一を競っていた。

アーレンドは営業、ヘンリックは技術と役割は分けられていた。

ここに悲劇の第一歩がある。

 

国王と交渉するのは、アーレンドの役。当初の計画から、しばしば、国王の注文内容が変わるのを承る。技術的に知識がないので、国王の意向を受けるしかない。

作るのはヘンリックの役。受けた注文にできるだけ応えようとする。

予定されていた船のサイズが、途中で大型になる。

船底はすでに作り始めていた。

したがって、小さい船底の上に大きな船を乗せることになった。

 

モデルにしていたオランダ船「セントルイス号」には、46基しか乗せていない大砲を、国王の希望で70基にする。

そのために、二つのフロアーを大砲用にするという初の試みがなされる。

二つのフロアーに大砲を積んでしまうと、大砲が水につからないように、喫水線をあまり高くすることができない。

しかも、船底は狭いので、バラスト(船を安定させるための重し)の石をたくさん積むことができない。

 

初搭載の煉瓦造りのオーブンも重い。

 

不運は、他にもある。

技術責任者のヘンリックが、完成を待てずに、病気で死んでしまうのだ。

引き継いだのは、弟子のヤコブソン。

しかし、この間、事実上責任者不在の時期ができてしまった。

 

さらに、その年、二隻の旗艦を失い、直前には10隻の船を難破させていた国王は、製作を急がせた。

 

そして、今の造船技術では、考えられないくらいに上体の重い重力バランスの悪い船の完成となってしまう。

沈没後、即、逮捕されたハンソン艦長は、

「大砲をしばりわすれていただろうとは、とんでもない。乗組員が酒をのみすぎていたということもない。ちょっとした突風で沈没したのは、作り方が悪い」

釈放。

 

技術の責任者ヤコブソン。

「私は、ヘンリックの後を継いだだけだ」

釈放。

 

契約したアーレンド・ヒーベルトソン。

「国王の希望通りに作っただけです」

釈放。

 

「じゃ、誰の責任なのか」と裁判で聞かれて

「神のみぞ知る」

と答えたという話は、有名だ。

 

結局、誰一人、責任を取らされるものがなかった。

 

想像するに、実際に製造に携わっていた熟練の作業員の中には、この船は危ないと思っていた人もいたんじゃないだろうか。

でも、ルートに乗ってしまっている仕事に、どう口出しすることもできずに、大勢に飲まれてしまったのではないだろうか。

 

実際に、出港前に、甲板長が、船員を端から端まで走らせて、重心のテストをしている。

「何往復か走らせたら、すでに、バランスが悪くなって、倒れそうになったので止めた」

と証言しているのだ。

巨大な歯車の中で、正論を、納得させるように伝えるのはむずかしい。

ヴァーサ号の沈没は、私にいろいろなことを考えさせる。

 

沈んでしまった船は、大きすぎて、引き上げは諦められた。

錨を使ったりして、引き上げようとしたが、船を傷つけるだけで、結局、無駄だったのだ。

 

潜水夫が雇われて、大砲はいくつか引き上げられた。

 

その方法が、すばらしい。

コップを逆さにして、つい中に沈めると、コップの上の方に、押しやられた空気が残る。

その原理を利用するのである。

足場のついた大型コップに人間が入って、そのまま、水中に沈める。

すると首から上は、コップの中に残された空気の中に出すことができる。

その状態で、棒を使って、水中で引き上げ作業をする。

それでも、寒いバルト海では、1回15分が限界だろう。

 

そして、50余門の大砲を引き上げた後、全ての引き上げ作業は終了した。

 

さて、ドラマは、実は、ここから始まる。

 

沈没した船の話を聞きながら大きくなった一人の少年は、それを研究することを趣味とする。

しかも、彼の研究は、ただ文献上だけではなく、実際の行動を伴っていた。

先の尖った錘(おもり)を水中に投げ、その先についてくるサンプルを調べたのだ。

 

沈んでから300年以上経っている。

今では、沈没した正確な場所さえわからない。

あちこち場所を変え、数年間同じ作業を繰り返した後、彼は、錘に樫の木片がついてきたのを見逃さなかった。

1956年9月13日。

すでに38歳になっていたアンダーシュ・フランセンの快挙である。

早速、潜水夫を雇い調査をしてもらうと、確かにその場所の深さ30メートルのところに軍艦ヴァーサ号が眠っていたのだった。

 

バルト海は塩分が少なく、そのために船食虫が少ない。300年前の沈んだ木造船が、ほとんどそのままの形で残っていた。

 

そのニュースは世界を駆け巡った。

寄付金などで資金を作り、多大な作業の末、ヴァーサ号が引き上げられたのは、それから5年後1961年4月24日のことだった。

 

軍艦ヴァーサ号は333年の海底での眠りの後、水上に姿を現したのだ。

そこに現れたのは、17世紀からのタイムカプセル。

17世紀の造船技術、文化、装飾品…そうしたものの実物である。

海底では、生きながらえたヴァーサ号だが、陸上ではむしろデリケート。

現代技術を駆使して、保存液を吹き付け、空調、照明を考慮した保管場所を用意しなければならない。

そうして完成したヴァーサ博物館。

ストックホルムのユールゴーデン島にある。

 

そこで、私たちは17世紀の軍艦に実際に手を触れることができる。

もし、私が17世紀の人間だったとしたら、まず、触れることはできなかっただろう旗艦に。

 

ヴァーサ号がもし、設計ミスの船ではなく、ストックホルムの内海にあっという間に沈んだ役に立たない船ではなかったとしたら、こういう運命にはならなかっただろう。

ヴァーサ号は、今、軍艦として生きたであろうよりも、長く、そして、より多くの人を喜ばせるために存在している。

まさに「神のみぞ知る」運命だったのだ。

 

ところで、ヴァーサ号引き上げの時、その大きさゆえにいくつもの案が検討された。

 

結局船の下にいくつかトンネルを掘ってそこにワイヤーを通し船をすくい上げるという妥当な方法がとられた。

 

こんな案もあった。

「ヴァーサ号の周辺を凍らせて氷漬けにし、氷の浮力で浮かせる」

でも、どうやって、凍らせるの?

 

私の最も好きな案は、これ。

「ヴァーサ号の中に、大量のピンポン玉を詰め込んで、浮力で浮かせる」

なんて、おちゃめなの!!

*****************

長いのに呼んでくれてありがとうございます。
なのにクリックまでお願いするなんて図々しいよね。
でも、よろしく


17世紀のガリオン船の彫刻

2021-03-28 03:30:46 | 観光





ヴァーサ号は、いたるところに彫刻が施されています。


特に、最後尾の彫刻は見事です。


多くの彫刻がそのまま発見されました。


また、散乱していた部品をパズルのように組みたてて復元したものも多いです。


それでも、たりないところは、新しく作られましたが、オリジナルと区別できるように新しい素材で作ってあります。

昔の軍艦って、美術館みたいですね。



「スウェーデン報」を一瞬一位にしてみませんか
↓クリックよろしく。一日一クリック有効です。


333年ぶりに引き上げられたヴァーサ号の舳先

2021-03-27 20:21:30 | グッズ



ストックホルム湾に長い間沈んでいた軍艦ヴァーサ号の博物館。


破損防止のために凄い暗いので、普通に撮影したら暗闇しか映っていませんでした。


画像処理したら、何とか舳先の女神像がみえてきました。



海底に沈む過程も、発見された過程も興味深いですよ。

 

明日発行予定のメールマガジンでお伝えします。

 *********************

興味を持ってくださった方

クリックお願いします


ノースヨークシャーのFarndaleは、水仙の天国

2021-03-26 11:45:23 | イギリス

かつて住んでいたイギリス北部ヨークシャー地方。

この季節になると蘇る記憶があります。

DOVE川沿いに3.5マイルも続く水仙の道

咲き誇るヨークシャムーア(国立公園)の川沿いの道を

水仙に導かれて歩きました。

ちょっと不便なところですが、

お近くに住んでいたり、

少し長く滞在するのならぜひお勧め。

くわしくはこちら

 

画像は水仙学会(UK)からおかりしました。
そんなのがあるんだあ。

スコットランドでは5月に水仙祭りがあるとのことです。

 

*********

いつものお願いです。

しつこくてごめんなさいね。

クリックよろしく

 

 


遭難

2021-03-25 22:27:50 | 生活


な、なんと。

雪に慣れていない私たち、

雪にハンドルを取られたら、そのまま路肩の雪の壁に突っ込んでしまいました。


アビスコ最終日に飛行場に向かう途中です。

飛行機の時間は迫る。

携帯は圏外。

外は、超寒い。

助手席のドアは雪で開かない・・・


路肩の雪にはまったところを親切なスウェーデン人達に助けてもらいました。


地獄に仏とはこのことです。


もう、スウェーデン人の悪口は絶対に言いません!!

と、固く決心したのでした。

********************

 

ブログランキング参加中

あなたのクリックが頼りです


車を暖める ラップランドの凍結対策

2021-03-24 21:33:51 | 生活

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

北欧スウェーデンの生き方、ラップランド、寒さ対策・・・面白くつたえられたらいいな

メールマガジンも是非登録お願いします。

 

***************

 

北極圏の車には、コードと扇風機(ファンヒーターね)が常備されています。


長時間駐車するような場所には屋外電源が設置されています。


コードを屋外電源につなぐと車内の扇風機が回り、内部を暖めておいてくれます。

 


こうすることによって、翌朝、霜や雪で固まることなくすみやかに発進できるのです。


すばらしい!!

***************

*******

ブログランキング参加中

一瞬一位をめざしています。

ここにきた全員がクリックしてくれたら・・・ゆめじゃないかも・・・


ご協力お願いします。

 

 


氷のホテル外観

2021-03-23 11:29:27 | 観光

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

北欧スウェーデンの生き方、ラップランド、ユッカスヤルビ、氷のホテル・・・面白くつたえられたらいいな

メールマガジンも是非登録お願いします。

 

***************

 

さて、氷のホテルシリーズ最後です。


氷のホテルを外から見ると向うに見える大きなかまくらみたいのが、それ。


本体は雪です。


窓やあかりとりは、氷でできています。


手前の氷は、彫刻。


向うの塔のようなものは、氷で作った巨大ろうそくでした。


楽しみながら仕事していてうらやましいですね

*******

ブログランキング参加中

一瞬一位をめざしています。

ここにきた全員がクリックしてくれたら・・・ゆめじゃないかも・・・


ご協力お願いします。

 


氷のバー

2021-03-22 23:59:38 | 観光


さて、日本のテレビでも紹介されているようですが氷のホテルの氷のバーです。


ここで、氷のグラスに入った飲み物を飲む事ができます。


氷のグラスですから、使い捨てで飲み物込みの値段が約1000円。


二杯目からは、グラス持参で飲み物だけの料金になるそうです。


お土産に持って帰ることもできないので外に行くと、結構このグラスが転がっています。


新品はこうして、バーの片隅に積み上げてありました。


10センチ角のアイスキューブの中に試験管のような形の穴が掘られています。


説明には、


「だから、氷を浮かべる必要がないよ」


と書かれています。そりゃそうだけど・・・

*****************

寒くて誰もおかわりしない・・・

おかわりしたい人はクリック

もちろんしたくない人もクリック

お願いします