北欧スウェーデン の生き方情報 スウェーデン報

北欧スウェーデンの日常を生活者目線でお伝えします。
幸せの国、北欧スウェーデンのなるほど〜な生き方をお伝えします。

スウェーデンのサンタクロース トムテ密会

2020-12-27 19:23:29 | 行事

 

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次回のテーマは「クリスマス」。

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スウェーデンのトムテ(サンタクロース)は
24日にやってきて、子供達に手渡しで
プレゼントを渡します。


今日は、偶然、ある家の外で
その家の住人とトムテが密会しているところを
見てしまいました。


ブツもこっそり渡していましたが、
「よいこ」がみているかもしれないので、
これ以上詳しくは書けません。


今年もサンタさんが来たひとは
ぜひクリックを



GOD JUL!! トムテからプレゼント

2020-12-26 19:09:38 | 行事


さて、クリスマスのハイライト。


スウェーデンでは、トムテ(サンタクロース)が来て子供達にプレゼントを渡します。


ドンドンとノックしてトムテがやってきました。


ツリーの下に置いてあったプレゼントを名前を読み上げながら配ります。


この日のトムテは画像の子供のお父さん。


でも、声も、歩き方も変えていたら子供達はまったく気が付きませんでした。

スウェーデンで父親になるには演技力も必要です。

でもさ、ちゃんとトムテの帽子ぐらい用意しておいてよね。


赤い紙ナプキンじゃ、心がまえのできてなかったわたし、笑いをこらえるのが大変です。

クリスマスプレゼントのクリックはこちら



ノーベル賞を辞退した人がいるって知ってた?

2020-12-24 07:53:16 | スウェーデン

 

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今年のノーベル賞授賞式は、コロナで中止。

例年ならノーベルの命日12月10日に実施されるのですが。

 

実は、スウェーデンに来るまで、ノーベル賞が、スウェーデンのものだなんて
知らなかったわ。

この程度のものです。私の知識。


でも、弁解をかねて言わせてもらうと、それほどに「ノーベル賞」というものは、
世界的な賞になっているということでもある。

どこか、もっと世界的な組織が運営しているものだと思っていたのだ。


もちろん、ノーベル賞の選考は世界的である。

というのもノーベルが遺言で、「ノーベル基金」について書いた時、つぎのような
一文があったからである。


「基金から出る利益を毎年、賞金という形で、その前年に人類に対してもっとも
貢献したと思われる人物に与えて欲しい。

利益は五つ(物理学、化学、生理学・医学、文学、平和)に分ける

賞を与える上で、国籍は全く関係がない。

もっとも価値があるものが賞を受けるべきであって、スカンジナビア人であるかどうかは問われない」


その後、1968年にスウェーデン国立銀行の寄付で、新たに経済学賞が設けられた。

だから、ノーベル財団は、ノーベル賞ではない!と言っている。


ノーベル賞の選考は、選考委員によって行われる。

各部門ごとにノーベル賞委員会が設けられていて、平和賞だけが、ノルウェーの管轄になっている。

というのも、ノーベルの時代は、ノルウェーがまだ、スウェーデンの一部だったというので、平和賞の選考をノルウェーに任せたのは、政治的な配慮があったらしい。

選考は秘密裏で、その過程は受賞の50年後に公表される。

最終選考は、受賞発表当日に行われることが慣例なので、マスコミの事前予想も難しい。


世界中から漏れなく情報が集まるわけではなく、選考委員が全てについて十分な知識を持っているわけでもないので、選考には隔たりがあるらしい。

受賞者がアメリカ人に多いのも、単に
アメリカの技術が世界のトップをきっているからというだけでは、なさそうだ。


たとえば、アメリカのアルバート・ラスカー医学賞を取った後で、ノーベル生理学・医学賞をもらった人は、66人(2020年現在)いるのだそうだ。そうした、権威ある大きな賞が、選考に影響を与えているのは、事実のようだ。

また、どの選考委員が推薦しているかというのも、当然のことながら、大きな要素になるらしい。


さらに一つの分野で3人まで(生存者)と決められているので、揉め事も起こる。


たとえば、最も大きな貢献をした人が、既に死んでしまっていると名誉は与えられない。

現在のように、研究がプロジェクトで進められていると、どうしても筆頭に名前の書かれる教授に栄誉が与えられ、実際に貢献した人が、隠れてしまう場合もある。

実際に、89年のがんの遺伝子研究では、共同研究者が「私も同等の資格がある」と選考委員会に公開質問状を送った。


2000年に日本人で受賞した白川さんのように、数十年前の研究が、後続研究者によって実用に結びついたため、退官後に受賞したりすることもある。

実は、白川さんとは、この発見をした頃、同じ建物で働いていたことがある。

もっとも、私のことなど覚えてはいないでしょうが。

しかし、知人の受賞というのは、すごく嬉しくて、帰ってきた夫をつかまえて、自慢をした。

「私なんか、白川さんからの内線電話に対応したことがあるんだからね」

すると、やはり、同じ建物で同時期に棲息していた我が夫、胸をはって、自慢

「俺なんか、白川さんと同じ男子トイレ使っていたことがある」


ま、負けた!!


でも、2014年に、受賞した天野さんは、高校の後輩(歳がばれる)だった。

敗者復活!! 勝った!!


さて、気になる賞金額。

第一回目の1901年には、150,800クローナ。

2001年から、1000万クローナ(約一億円)。

なんと100年で60倍になっている。

しかし、1909年に受賞した「ニルス」のラーゲレフが、その賞金で、
生家を買い戻したくらいなので、やはりその価値はすごい。

2012年から運用益が予想を下回ったことを理由に800万クローネ(1クローネ11.9円ぐらい)に下がった。

これを同じ分野の受賞者で分ける。

しかも、貢献度で比率が決まるのだそうだ。


アルフレッド・ノーベルは1833年にストックホルムで生まれた

スウェーデンでは有名な技術者の家系だったというから、血は争えない。

ノーベルの特許は350を超える。

ダイナマイトを発明したが、平和的利用だけでなく、武器にも活用されたため

「死の商人」と書かれたことがショックで、
死後、名誉な名前の残し方をしたくて、財産のほとんどを基金としたノーベル賞を制定したという。

毎年、心臓麻痺で死んだノーベルの命日12月10日に授賞式は行われる。

これまでに6人が受賞拒否していて、そのうちの4人はナチスやソ連政府の圧力によるもの。

しかも、のちに本人や家族が受け取っているので、実際に辞退したのは、
かのサルトル(文学賞)とレ・ドゥク・ト(平和賞)の二人だけ。


ストックホルムは一大お祭デー。


テレビも朝から晩餐会の話題で持ちきりだ。

この晩餐会、刺激と動機を与えるためだろう、学生には参加のチャンスが与えられている。

抽選ではあるが。

日本からも、毎年ノーベル財団が後援しているストックホルム国際青年化学セミナーへの学生を選考していて、めでたく選考に通るとノーベル賞授賞式に招待されることになる。



チャンスの得られない普通の人々には、晩餐会と同じメニューだけは楽しめる権利が与えられている。

ストックホルム市庁舎の地下レストランでは、自分の希望する年度のメニューを同じ食器で食べることができる。



日本人に人気なのは、1994年の大江健三郎さんと同じメニューだそうだ。


晩餐会を世話するウェイター、ウェイトレスなどは、スウェーデンには珍しく(?)何の粗相もないように繰り返しトレーニングを受ける。


しかも、賃金は安いらしい。

しかし、ノーベル賞の晩餐会で働いたというのが、のちのステータスになるのだそうだ。


その話をしてくれたSFIの担任ブリギッタは、こう付け加えることを忘れなかった。

「もし、あなた方の内で、誰かが、将来ノーベル賞をとることになったら、一言こう言ってよね。

SFIで世話をしてくれたブリギッタ先生に感謝を捧げたいと思います。って」


もちろんです。先生。

もし、その日が来たらね・・・

 

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日本でも気分を楽しみたい方は

kosta bodaのノーベル賞の食器はいかが?

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ペッパーコッカの型抜き しょうが入りクッキー大量生産中

2020-12-23 17:33:12 | 食べ物



上の画像は、クリスマスバザーの会場でブタの形のペッパーコッカに砂糖で名前を入れて販売しているところ。


下の画像は、お店のペッパーコッカのかたぬきです。


今、ほんとうに、どこもかしこもペッパーコッカ。


ちなみにブタはスウェーデンのクリスマスの象徴です




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ツリーを袋に  生のツリーは素敵だけど大変

2020-12-21 19:18:50 | 行事


スウェーデンではクリスマスツリーはクリスマスの直前に飾ることが多いです。


というのもツリーを片付ける日が決まっていてクリスマスから13日後、つまり1月6日。


あまり早く飾ると、樅の葉の落葉がすごいのです。


しかも、やにがあったりすると掃除もたいへん。


今は、いろいろなところで路上ツリー屋さんが見られます。


ヨーロッパのクリスマスツリーの多くは、デンマーク産。


こんな網の中に入れてもらって持ちかえります。


しかし、こんなにたくさんの樅の木を切ってしまって、売れ残らないのかしら・・・と、
つまらないことが気になる心配性のわたし・・・。


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学校のルシア 早朝7時から・・・真っ暗です。

2020-12-19 21:06:17 | スウェーデン

学校のルシア。


低学年と高学年にわかれて、
それぞれ、ルシア姫を囲み
ステージの上でコーラスを披露。

画像は、出番を待っている高学年(15歳ぐらい)のルシアとお付のもの(?)
肖像権の問題とフラッシュをたかないマナーを守ると、ステージ上のルシアという
特ダネは、撮れません。

あしからず。


むこうで、くつろいでいるのは、出番の後のトムテたちです。

立川のIKEAでは、ルシアパーティがひらかれたようです。

IKEAのホームページからの画像

かわいいなあ

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ルシアに点灯

2020-12-17 21:20:24 | 行事

 

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光の女王、ルシア祭。

たいだいノーベル賞授賞式前後におこなわれるので
受賞者のホテルにストックホルムのルシアが
寝込みをおそう行事があるらしい・・・

裏で、直前にろうそくに点灯しているところです。

バースデーケーキの気分???

 

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あちこちで開かれます クリスマスショップ

2020-12-16 21:37:48 | スウェーデン

 

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クリスマスシーズンになると
いろいろなところでバザーが開かれます。


クリスマスプレゼントの販売や
学校などの運営資金を作るためや
理由はいろいろです。

どのショップでもペッパーコッキャ(ショウガ入りビスケット)
がタダで配られます。

画像は、シュタイナースクールのバザー。


子供たちが作った手製のキャンドルはいかが

 

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ルシアコンサート

2020-12-15 20:19:44 | 行事



ルンドの大聖堂のルシアコンサート。

ルシアとクリスマスの曲を中心に、オルガンの伴奏だけで、少年少女の合唱です。


大聖堂という舞台装置もりっぱですが、一人一人が手に持つキャンドルも暖かく、思わず感傷にふけってしまいました。


一つ一つの明かりが、一人一人だと思ってみてください。



ルシアのろうそくがどう見ても「八つ墓村」を連想させるという人は
クリックよろしく



光の女王 ルシア祭りは、八つ墓村冠

2020-12-14 22:55:35 | スウェーデン

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12月13日(つまり、昨日ね)は、ルシア祭。



スウェーデンによほど詳しい人でない限りルシア祭については、知らないだろう。

 

というのも、クリスマス関連行事の一環として、この日を祝うのは、スウェーデン、イタリアなどかなり少ない国だからだ。

 

一言で言うと、「ルシア」というのは、日本でも有名なあの「サンタルチア」のルシアである。

 

イタリアのシシリー生まれの聖女。

 

だから、イタリアで祝うのはわかるが、スウェーデンでまた、なぜ?

 

多分、これは、私の勝手な思い込みだが、冬の長い国では「光」に対する思いが強く、その表現の一つではないだろうか。

 

ルシアは「光の女王」なのだ。

 

ルシアは、西暦200年ごろ、イタリアのかなり裕福な家に生まれた。

 

若いローマ人と結婚することになっていた。

 

ところが、持参金を全て母親にプレゼントすると知ったこの婚約者は、怒ってローマ政府にルシアがクリスチャンであると密告したのだった。

 

まったく、なんと言う婚約者でしょ。

 

当時ローマでは、キリスト教はご禁制で、見つかれば、拷問の上、処刑というのが

決まりだった。

 

で、ローマの役人がルシアを逮捕にきたのだが、ルシアは、そこに根が生えたように動かなかった。

 

どうすることもできないローマの役人は、その場でルシアの周りに薪をならべて、火刑にすることにした。

 

ところが、燃え盛る火は、ルシアの髪の毛一本さえも焦がすことができなかった。

 

結局、役人によって、首を切り落とされ、ルシアは絶命する。

 

 

しかし、 殉教したルシアは聖人としてあがめられることになった。

 

 

それがなぜ、スウェーデンに渡って、冬至の日のお祭りになったのか。

 

元々スウェーデンでは、12月12日と13日の間の夜が一年で一番長い夜だと考えられていた。

 

そして、その晩は、ルシファーという悪魔たちが、復讐にくると信じられていた。

 

それで、日没後は、誰も外に出てはいけないきまりになっていたのである。

 

その代わり、13日の朝は、主婦は朝2時に起きて、豪華な食事を用意する。

 

特に、クリスマスの特別豚料理を作る。

 

そして、食事の前に「Lussebete, Lussebete, long night, new night」

 

と叫ぶ。

 

この豪華な食事は日の出の前に終わらなければならない。

 

そして、それが、終わると、いよいよクリスマスシーズンの幕開けとなるのである。

 

早朝、顔を黒く塗った「Lussegubbar」が、近所を食べ物と飲み物を乞いながら歩く。

 

また、「Lussebride」が花嫁に扮する。

 

この風習が、なぜ、ルシアと結びついたのかは、いくつかの説があるようだ。

 

しかし、ハロウィーンとお盆をミックスさせたように、スウェーデンでは新しく入ってきたものを自分たちの伝統の中にうまく取り込んで、独自の新たな伝統を作るのが上手なようだ。

 

って、これは、私の個人的な意見ですけどね。

 

 

ルシア祭りは、光の女王ルシアが「tarnor」と呼ばれる女の子たちと「stjarngossar」と呼ばれる男の子たちを引き連れて、例えば、学校を隅々まで回って、闇に潜む悪魔たちを追い払う。

 

その時、ルシアは頭の上に蝋燭を何本も立てた冠をかぶり(まさに、八つ墓村)お付きの少女たちは、手に蝋燭を持ち、少年たちは、星を持つ。

 

これが、「ルシア隊」(これは、私的造語です)

 

衣装は全員、白の長いドレス。

 

ネグリジェを想像して貰えば一番わかりやすい。

 

 

 

主役のルシアは、一人。当然、学校でも優秀な少女の出番になる。

 

そのあたりから、美人コンテストの様相も兼ねてきた。

 

1927年にStockholms Dagblandという新聞がルシアを投票で決めるという企画を出した。

 

それ以来、スウェーデン代表のルシアは、候補者の中から投票で決まるようになった。

 

ゆるきゃらコンテストみたい??

 

何しろ、18歳から24歳まで、金髪長髪、子供がいないこと(ここが未婚と書かないところがスウェーデンらしい)、白人・・・と言ったように結構厳しい条件。

 

あら?私は、全部はずれるわ〜

 

 

ルシアに付き物のLussekatter(悪魔の猫)といわれるサフラン入りのパンは、このシーズンだけ売りに出される。

 

なぜ、そう呼ばれるのかは、形が、悪魔を捉える鎖のようだからとか・・・・

 

猫の舌のようだとも・・・

 

でも、正確にはわからない

 

 

マルモ市(スウェーデン南部の大都市)のルシアを見に行こうとすると(こちらは早朝ではなく夕方)、子供たちは、

 

「もう、学校でやったから十分」

 

とそっけない。

 

若者に伝統の良さを伝えるのはむずかしい。

 

 

で、一人でカメラ片手に出かけた。

 

ゴスペルのコンサートがあったりして、みんなは、無料の蝋燭を手に持って待っている。

 

(でも、5時50分までは火をつけないで、と書いてあった)

 

なぜか市長の演説もあり・・・

 

 

 

 

一番興味深かったのは、歴代のマルモ市のルシアが招待されていて、それぞれの年度のついた大きな星を持って、見学者の中に混じっていたこと。

 

中には数十年前の人もいた。

 

彼女たちにとって、すごく懐かしい誇らしい思い出をそうやって、毎年噛み締める日なのですね。

 

サンタルシアの歌が、これまでと違って聴こえてくるかもね。

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