こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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日常を取り戻そう!

2011-03-21 11:57:26 | 東北地方太平洋沖地震関連
テレビを見ていたら、避難所の少女たちが明るい笑顔で働いていた。
「今何が欲しい?」の質問に「水」答えた少女。
小さな女の子が「家」と言ったら、お姉ちゃんが「生きてるだけでありがたい!」と笑顔。

被災地のおばあちゃんが「命あっただけで有り難い。大丈夫、東北人は強いから!」と満面の笑顔。

何もかも失って、大切な家族も失って・・。

でも、みんな立ち上がろうとしている。

原発でも、今なお命がけで働いてくれている人がいる。

だからこそ、私たちも日常を取り戻さなくてはいけないと思う。

もう、家に閉じこもっていないで、いつものように出かけようよ。

私たちの日常が取り戻せなければ、日本は動かなくなる。

活気に満ちた街がなければ、日本は元気を取り戻せない。

自粛はお終いにして、今までよりももっと元気な日本を作ろう。

元気になれば、もっと助け合える。

元気じゃないと救えない。

頑張ろう日本。頑張ろう! 

             

計画停電をどう乗り切るか?

2011-03-13 21:33:30 | 東北地方太平洋沖地震関連
明日から、とうとう計画停電が始まりますね。
3時間程度の停電で、少しでも東北の人たちに電気が送れるのなら、少しぐらいの不便は何ともないのですね。
ただ、患者さんで心配なのが酸素、ポンプ、人工呼吸器、エアマットなどです。
頚損で排便ケアのかたが、さっそく心配して「エアマットの切れる前に排便よろしく」って電話がありました。
独居の方も心配です。

明日はまず、その辺の調整から始めないといけませんね。

さっき、市の訪問看護連絡協議会の鶴見のマロンさんから電話があり、各区の停電時間を調べてくれているとのことでした。(さすが!頭が下がります。)
FAXも頂いたので、区内のステーションに回すつもりです。

うちのおじいちゃんに、懐中電灯用意しといてって言ったら「ないよ。手動のやつしか。いいよ、寝ちゃうから。」という楽観的なお答え。
おばあちゃんなんか、ノーコメント知らん顔です。(今日は朝から超不機嫌なので・・)
びっくり。
「夜十時まで真っ暗になるよ。トイレだって困るでしょう?」
「そう?」
「・・・」
とりあえず、LEDライトのスタンドを一個貸し出し、階段の上り口(一階のトイレもあるので)に懐中電灯をぶら下げ、食事はキャンプ用のランタンを使う予定です。
電池のミニランタンランタンが二つ、ナイトダイビングに使っていた強力ハロゲン懐中電灯が一つ、私が常に持ち歩いているミニハロゲンライトが一つあります。
子供たちは、アイポットタッチを懐中電灯モードで使うようです。

明日は、初めての計画停電。
心配なのは、蝋燭を使っての火災が起きるのではないかと言う事。
ダメって言っても、準備がない人は使っちゃうかもしれませんし・・。
とにかく、国中で協力しないと!
東北の人たちに電気を送らなきゃ。


震災の被害は、ますます悲惨な状況を伝えています。

原発も被爆者まで出してしまい、これは世界的な問題になっています。

そして、いまだ行方が分からない人たちが1万人を超えている現状です。

愛するご家族と離れ離れになり、安否がわからない方や、亡くなってしまった方のことを思うと、胸がつぶれる思いです。
一人でも安否が確認され、生きて戻ってこられることを願っています。

その中で、世界の日本に対する見方が、わかってきました。

もしかしたら、日本は世界の置いてきぼりになっているのかと思いきや、実はそんなことはないのだというコメントがたくさんあるそうです。
日本人の勤勉さや、強さや、律義さ、底力を信じて応援してくれていることがわかります。
改めて、どういう評価を受けているのかがわかるブログを見つけました。「地震で改めてわかる日本人のスゴさ!」という題で海外のコメントが紹介された内容に、涙が出ました。

日本は、頑張れるのだと確信しました。

テレビでも言っていましたが、外国の人たちが一番驚いたのは、「これだけの規模の大地震に見舞われたら、ほかの国ならもっと、とてつもない被害と混乱を招いたであろう」と言う事だそうです。
もちろん、今被災されている方にとっては、とんでもない話ですが、日本人がこれほどまでに地震や津波に対して手を打っていなければ、この何十倍何百倍の被害になってただろうと言うのです。
そして、冷静で周囲をきずかい、お互いを励ましあい、我慢強く秩序を守る国民性に簡単の声が上がっているのだそうです。
たしかに、津波やハリケーンのあとに、略奪や暴動が起きたり、物資の横流しがあったりする国が多い中、日本人はお互いを支えあって頑張っています。

すごい国なんです。

きっと今度もこの苦しみや悲しみを乗り越えて、また一から立ち直る力があるのだと信じています。

少しでもできる協力をして、東北の人たちを応援したいと思います。
頑張りましょう!!

地震翌日

2011-03-12 20:31:44 | 東北地方太平洋沖地震関連
横浜市内でも、ビルの上は相当揺れたようです。
神奈川新聞社内の映像は、その激しさを物語ります。

今日になって、宮城三陸町では1万人の安否が不明だと言っています。
発見される遺体も200人とか300人の報道が時間を追って入ってきます。
あまりにも酷い。おびただしい数の人の死亡が当たり前のように伝えられています。
街がいくつも一瞬で消えてしまっています。
揺れてから、津波が来るまで数分だったようですね。
逃げる間もない・・。
地震大国で、十分地震対策は考えていたはずなのに、全く自然の驚異の前には、人はなすすべがないのでしょうか?

命からがら逃げた人が、家族の名前を叫びながら町をさまよっています。
耐えられない。

なんとか、一人でも助けてほしい。

そして今日は、福島の原発が爆発し、炉心融解の可能性があり、放射能が高濃度に周囲に検出されているといいます。
記者会見では、歯切れの悪い何か隠しているのでは?と疑わせるような対応。
千葉では、石油コンビナートが爆発炎上しています。
私にも、子供たちにも、不気味なチェーンメールが回ってきます。

「チェルノブイリ」

まさか・・。
本当に恐ろしいことも、考えざるおえません。

この辺でも電話はまだまだ通じにくい状況ですが、それでも固定電話はほとんど通じるようになりました。
ただ、携帯電話がかなり通じにくい。

昨夜は、携帯ではほとんど連絡が取れませんでした。

訪問看護ステーションも、往診医も連絡は皆携帯でやっていました。

けれどそれが機能しないんです。

実は、緊急電話や医師に何回も電話をかけていた方がいます。

昨夜から下血を繰り返し、激しい痛みを訴えている義母のために、ずっと電話をかけ続け、夜遅くにやっと緊急電話に繋がったそうです。

当番の看護師が担当者でもありましたので、医師には連絡がとうとうつかなかったものの、何とか緩和を図って乗り切りました。
今朝、家電にそのスタッフから電話が入り、私はPCメールで先生に連絡を取ろうとしました。
そのメールはクリニックの事務の目に留まり、グーグルカレンダーに転送されましたが、それでもなかなか連絡が取れずにいました。そして、午後になってやっと携帯がつながり、往診に行っってもらえました。
痛みの緩和も図られ、とりあえずはホッとしました。
その間、私と担当者とでご家族への連絡を取りながら、少しでも安心していただけるようにしていましたが、ご家族も本人も心中穏やかではなかったと思います。

医師も、電話が通じずに本当に大変だったとのことで、今日の指示をメールでくれました。


今回困ったこと。

1.電話がつながらない。緊急電話が機能しない。
  *メールも時間がかかる。
  *携帯はまったく繋がらなくなる。スタッフの安否もわからなくなる。
2.道路の渋滞がひどく、思うように安否確認ができない。
3.誰を優先に安否確認をするのか。
  *ケアマネが安否確認をするのか、訪問看護でするのか。

安否確認に関しては、基本的に近いほうが行くべきだと思うので、最初の契約時にその辺の取り決めもしたほうがいいですね。
ただし、今回はこの程度で済みましたが、宮城や岩手を考えると、自分が生きているのかさえ疑問ですね。
電話に関しては、訪問看護の緊急電話を災害時の優先ダイヤルにしてもらえるのか、団体として訴えていかないといけないですね。
ただ渋滞なんだったら、自転車でもいいでしょうが、路面の異常や余震を考えると、安否確認も危険なので、災害対策本部に独居老人や病状の悪い方などの情報提供が必要ですね。
もっともっと具体的に詰めなければならないことが、たくさんあると思います。


ちなみに、うちの近所の写真です。
   

隣が幼稚園なので、もしこの横を子供が歩いていたら・・と思うとぞっとします。

そして、今日の昼ごろの雲です。
飛行機雲ではないと思います。
  

これが地震雲かどうかはわかりませんが、午後3時ごろでしょうか、下からドンと突き上げるよな短い地震がありました。
たった今も、横揺れの小さな地震が繰り返し来ています。

とても、気持ちが悪いです。

油断をせずに、皆さんも気を付けてくださいね。

わわわ!!地震!!

2011-03-11 12:50:22 | 東北地方太平洋沖地震関連
今日は、19時から医師会と合同の勉強会の予定で、あれこれ根まわしをしての一大イベントとなる予定でした。
協賛として、区役所からは大会議室の場所を提供してもらい、90人ほどの参加者も予定されていました。

その準備をしていた午後3時少し前、事務が「ゆれてる!」と騒ぎ始めました。

何となく体がゆらゆらする感じ・・。まるでめまいのような。

かけてある洗濯物と、ぶら下がるタイプのライトが大きく揺れています。

やがて、徐々に大きくなり、ガタガタと大きな音を立ててねじれるような揺れが始まりました。

うちのステーションは、2階建ての鉄筋ですが、結構古いし中の壁とかをリフォームで外してあります。
だからかなりやばいんです。

その時いた事務二人とケアマネと私で、外に飛び出しました。

揺れはどんどん激しくなって、立っているのもやっとの感じとなり、私は車につかまって耐えていました。

「いやー!怖いー!!」
叫びながら前のマンションから人が飛び出してきました。

若いお母さんが、生後まもない赤ちゃんを抱えて走ってきます。
見ず知らずですが、よほど怖かったんでしょうね。
私のそばに半泣きで駆け寄ってきたので、「大丈夫!大丈夫!」とその場で赤ちゃんを中心に抱きしめてじっとしていました。

2階の事務も必死に降りてきて、みんな建物から離れていました。
車もみんな止まり、歩行者は誰も動けずに、揺れが去るまでじっとしていました。

怖い!
本当に怖かった。

でも、揺れが収まったとたんに、次の恐怖が来ます。
家族!?
娘は?息子は?夫は?おじい、おばあは?

すでに電話はつながらなくなっていて、メールをしましたが全く返事はなく・・。

メールで結構つながる人もいるのに、ソフトバンクは全く機能せず・・。
以前から、エリアが今一つだと思っていたのですが、ぜんぜんダメです。
結局、携帯は夜まで使い物にならず、家族との連絡は固定電話のほうが早く繋がりました。

相当な揺れでしたがやがておさまり、しばらく様子を見てからそれぞれ皆戻りました。

テレビでは、とんでもない大惨事を伝え、宮城や岩手、福島は震度7、この辺でも5強を伝えていました。
膝の震えが止まらず、メールを打とうとしても、間違えてばかりでなかなかうまく打てず、かなり焦っていたと思います。
岩手に母親が一人で暮らすスタッフは、つながらない電話を前に、青ざめていました。

3時半ころに再度強い揺れがあり、再び外でしばらく過ごしました。

今日の勉強会はもちろん中止となったため、中止の連絡やお弁当のキャンセルなど、なかなかつながらない電話を何度もかけて連絡したり、独居者への連絡を繰り返したり、かなり混乱しました。

やがて、訪問していたスタッフも次々と帰ってきて、
「怖かったー!!」「患者さんおいて逃げられないし、死ぬかと思った~」と口々に恐怖を語っていました。

ご家族と連絡が取れていないスタッフや、子供が小さいスタッフはどんどん帰すかたわら、電車通勤のスタッフは、電車が止まって帰るに帰れず、あちこち連絡のお手伝いをしてくれました。
電話がつながらず、安否が心配な患者さんには、二人のスタッフが見に行ってくれました。
とりあえず、患者さんもみんな無事で、勉強会も中止の手配ができたので私たちも帰宅しました。

帰ると夫から電話があり、藤沢の会社まで迎えに来てほしいとのこと。

しょうがないですね。

夕食をサッと済ませ、娘と藤沢に向かいました。

高速はほとんど使えないし、バイパスも混むと思ったので、藤沢街道をノロノロと進みました。

1時間半くらいかかってやっと到着すると、会社の部下を戸塚まで送ってとのこと。
結局その人を送ってから帰路につくと、うっかり乗った横浜新道で渋滞にはまり、結局2時間ほどかかってやっと帰宅となりました。
疲れましたわ~。

でも、家族全員でいることが、一番安心です。そばにいないと不安でしょうがないので。

テレビでは未曽有の大惨事を伝え、日本列島のほぼ半分に絶大なる被害を与えた映像を繰り返しています。
横浜の被害もかなりありました。
以前何回か行ったことのある、町田のコストコの駐車場へのスロープがはずれ、いまだ車に閉じ込められたまま救助作業が行われていました。
そして、津波。
本当に恐ろしいです。
これから死者の数はどんどん増えていくと思います。
あの、阪神淡路大震災のように。

これから、日本を立て直していかなければなりません。
壊滅的な被害の東北地方に、早急な支援が必要です。
支援の手を東北にお願いします。