こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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時間が欲しい。

2011-07-31 21:15:47 | 日々のあれこれ

               
 毎日、やりたい事の半分もできない毎日ですが、それでも時間だけは過ぎていきます。

とりあえず、出来ることからコツコツと・・。

ところで、8月1日発売の日本看護協会出版会発行 月刊コミュニティケア8月号に、私の川柳が載りました。
川柳って言っても、私は書いたことないし、ちょっとびっくりでしたが素直に患者さんのことを表現すればいいのかな?って感じで、書いてみました。

私が週に一回訪問している認認介護のご夫婦のことです。
いつも癒されるご夫婦を思い浮かべての一句です。



かなり心もとない句ではありますが、初めての経験なのでお許しください。


同じ号で、横浜市連絡協議会の活動や役員の思いを取り上げて頂いてます。

        

訪問看護関係の方、機会があったらお読みくださいね。

ところで、この号の特集は、「訪問看護の立ち上げ」でした。
あの、青葉区メディカルセンターの全管理者知る人ぞ知る松木さんの記事が大きく載っています。

全くの新天地で、2009年にたった50万円でステーションを立ち上げ、今では居宅介護事業所と療養通所介護事業所も併設しています。

私がラップ療法を取り入れるきっかけにもなった大先輩ですが、読んでいてものすごいパワーを感じました。

もちろん今の市の連絡協議会会長も、前副会長うちの前管理者も、そんなパワーの持ちぬしですが、そういう人たちの話を聞くとほんとうに勇気が出ます。

とりあえず、今私がやるべきことはお勉強です。

もっといろんなことを吸収して、視野を広げて、人脈を広げて、もっと訪問看護のことを伝えたい。

そして、まだまだ正当な評価をもらえていないこの分野の仕事が、ちゃんと認められて待遇改善がされるように訴えたい。

みんなが羨ましいと思えるような、職場を作れたらいいのにね。




騙されちゃった、緊急訪問。

2011-07-30 22:06:03 | 訪問看護、緩和ケア
昨夜も睡魔に負けてしまいました・・。

今日は、朝から娘の三者面談だったり、予定の休日訪問があったりして、夕方ウトウトとしていました。
ちょうど気持ちのいい眠りに落ちた頃、チャララ~チャララ~と緊急電話の着信メロディが鳴り響き、思わず飛び起きました。

電話は、わくわくの中野さん。
「□男さんから、こちらに具合が悪から来てほしいと電話があったのだけれど、本人からの電話で声は元気そう。午前中もヘルパー入っていてなんでもなかったのだけれど・・」とのこと。
□男さんのケアマネ事業所へのヘルプコールだったよう。

かなりの認知症で、しかも酒乱傾向の□男さんは、まず自分から電話してくることはありません。
いつも娘さんからかかってくるのですが・・。
私もこちらから電話をかけると、□男さんは「おう!俺も娘も具合が悪いんだ!いいから早く来い。具合がわるくてダメだ!助けてくれ!」とわめきたてるのみです。
「○子さんに変わってくれる?」
「だめだ!変われない!俺はもう辛くて動けない!娘も俺もダメだ!早く来てくれ!」

う~ん。
これは怪しい・・

いつも、大騒ぎをしては救急車を呼びつけることで有名人でもあり、私たちの緊急訪問もほとんどが、親子でのカラ騒ぎでした。

それでも、具合が悪いと必死に訴えているので、とりあえず見に行くことにしました。

だいたい、この場で娘さんの○子さんがいるのに電話に出ないことが変です。
○子さんは、知的障害もあり小さなことでもすぐに自分から電話をしてきます。
それが出ないでお父さんが大騒ぎ・・。怪しいなぁとは思いつつ、車を家の横に止め、玄関にまわります。

すると、玄関のくぐり戸の新聞受けの前に見覚えのある頭。

ガラッと引き戸を開けるとそこには新聞を持った□男さん。

「□男さん!何、元気じゃない!」と私。
「俺じゃねえんだ。娘を頼む!」

は~・・・。やっぱり。

私たちもヘルパーもケアマネも、□男さんとは契約をしていますし、そのためにはいろんな病状含め情報も持っています。
でも、娘さんはまだ若いし、私たちがどうこうすることも、まして緊急訪問の対象ではないのです。

普段は大トラの□男さんも、娘のことで私たちを呼べないことがわかっていたようで、自分が具合悪いとウソを言ったのです。
普段大ゲンカばかりの親子でも、どちらかが具合悪いとやっぱり心配でしょうがないんですね。

それにしても、いつもはお得意様のように救急車を呼びつけ、お得意様の救急病院に行って、点滴一本打ってもらって、帰りは歩いて帰ってくるのですが、今日はどうスイッチが入ったのか、こちらに振ってきました。

でも・・困ったものです。
訪問看護は主治医の指示書のもと動いていますし、まして緊急訪問は契約者の病状変化に対応するものです。

いくらそこの理解が出来ないと言っても、「具合が悪いから来てくれ!」と言われて、万が一行かないで本当に急変したら、取り返しがつかないですし・・。
見えない現場をどう判断するのか。
今後、ウソとわかっていても、訪問することは避けたいです。

とりあえず、今日のところはしょうがないのでこちらで救急車を手配しました。
救急隊の人も、いつものことなので、さっさと連れて行ってくれました。
救急車を待つ間も「娘を頼む!一緒に行ってくれるのか?」と□男さん。
さすがに一緒にはいけません。

救急隊の人も大変です

こういう人騒がせ一家は相当多いそうですね。
タクシー代わりに使ったり、「昼混むから夜救急車で行けばすぐ見てくれるでしょう?」とか「娘がくしゃみをしたんです!」なんて理由で呼びつけたり・・

救急車は原則要請を断ってはいけないのだそうですが、日本もある程度有料にすべきだと思います。

そして、緊急性を要しないと判断された場合は、民間救急車を紹介するなどという話も聞きましたが、あれはどうなっちゃったのでしょうね。
こんなことで使っていては、本当に必要な人が、間に合わなくなってしまいます。

そうはいっても、お父さんとして心配する□男さんは、おろおろしてちょっとかわいくもあり、社会性なんて全然関係ない親子二人の暮らしの中で、それなりに精いっぱいだったのでしょう。
実際、どこか憎めない二人なんですよ・・。

今回の訪問としては、窓も締め切ってエアコンも切ってムシムシの部屋で、不穏状態でヨロヨロしている状況でしたので、エアコンを入れ水分を進めて安心させて寝かせたとこで、緊急訪問としました。

今日のところは騙された私の負けですね。

とりあえず、今後の○こさんへの緊急時のアプローチを、行政サイドにお願いしないといけませんね。

それにしても、こういうケースは土日祝日、いったい誰がフォローしてくれるのでしょうか??





老人虐待を思案する。

2011-07-28 21:33:22 | 訪問看護、緩和ケア
世の中では、よく子どもの虐待が問題になっていますが、実は老人だって虐待は多いのです。

ただ、虐待と言っても暴力を振るわれたり、食事を与えられなかったりと言ったものではなく、どちらかというとネグレクトに近い場合が多いように思います。

もしくは、言葉の暴力や受診拒否なども時々みられます。

そして、夏場特に困るのは劣悪な環境での放置です。

家が古いとかそういう問題ではない汚さや、腐臭や便臭や、あちこちに潜む不快害虫。
あげくに蛆のわいた食器にたかる蟻・・。

こうなると、スタッフの恐怖はもはや限界となり、今後の訪問の継続を考えざるおえなくなります。

だからって、ハイさようなら・・ってわけにはいきません。
このままでいいわけないじゃないですか。

そうはいっても、今までだって、かなり我慢してくれたスタッフたち。
きっとヘルパー事業所だって同じだと思います。
みんな訪問の度に悲鳴を上げたり、翌日発疹が出たりと大変です。

これって、一般的には虐待に当たると思うのですが、じゃあこういうケースのご家族が、暴力を振るったり食事を与えなかったりしているのかと言えばそうではなく、かなり歪んだ形ではあっても、そこにはそれなりの愛情があったりもするわけです。

何より、その劣悪な環境を劣悪と感じないご家族の場合、いくら周囲が劣悪と言っても、そこにはそれほど悪意がなかったりもするのです。
また、当の老人は重度の認知でそんなことは何もわからず、蛆がわいたお盆の食事を食べても、便まみれの布団で便まみれでいても、ニコニコ笑顔で過ごせてたりして・・・。

ケアマネさんも本当にご苦労様だと思います。
いつだって、話し合いが話し合いにならない担当者会議に、サービス事業所からの悲痛な要望。
当初入っていた行政は、いつのまにかケアマネに丸投げで姿を見せなくなりました。

結局どうしたら行政も動かすことが出来るのか。

スタッフで考えました。

たとえば
<とにかく、各事業所がもうこの環境では入れないことを伝える。
しかも、夏場この環境に老人を幽閉することは、社会的にも医学的にも問題であることを伝える。

そのうえで、「私たちは出来ませんから、保健師さんの訪問でお願いします。」と頼む。

この患者さんは、定期的な排便コントロールがないともっと便まみれになりますので、そこもお願いする。

それで自分たちが困ると、初めて本気で対応してくれる。>

こんな感じ、いかがでしょか?

結局ケアマネがいて、サービスがなんとか入った段階で、もう困難事例から外れちゃうんですね。
確かに、世の中誰の介入もなくとんでもない状況で暮らしているかたはたくさんいるわけで、後は頼むよって言いたい気持ちもわからなくはないですが・・。
だからって、このまま丸投げは許されません。

この数年間頑張ってきましたが、ますますパワーアップした環境の悪化に、訪問スタッフ自体の健康も心配です。
やはり、事業所としても管理者としても放置はできないな・と・。
ケアマネさんはとってもいい人ですし、その上司も良く動ける人なので、ここはみんなでもう一度環境の改善のため頑張りたいと思います。

小児は、児童相談所に通報すれば、比較的介入してもらえるのでしょうが、老人はあまり介入してもらえないのが現状です。
さっき言ったように、一度ケアマネがついてしまえば、そこから先はケアマネの采配になってしまうので。
でも、いざというとき、最後の要としての行政の介入が私たちは欲しいのですけれど。

水戸黄門の印籠が欲しい今日この頃です。



このところの色々

2011-07-26 23:55:37 | 日々のあれこれ
なんだか、毎日がものすごいスピードで過ぎていきます。
特にお休みの日は短くて、あれもやりたい、これもやりたい、行きたいところもあちこちあるし、なにより読みたい本もたくさんあるのに、其の一行がなかなか読めない・・・。



読みたい本が積まれていくのに、勉強もしなきゃいけないし、認定審査会の資料も読み込まないといけないので、とてもじゃないけど時間がたりません・・

それでもなんでも欲張りな私は、少しずつかじってはとっちらかしております。

で、先週末の土曜日は、娘と久々に南部市場経由でコストコに行ってきました。

南部市場も、もうすぐ閉鎖されるようですが、行ってみればいつもと変わりなく、土曜日のセールでにぎわっておりました。

 
                    

お目当ての焼豚は、すでに売り切れ。
野菜や果物を購入して、朝食べずにきた目的の食堂へ行きました。

市場といえば、食堂。

朝早い買い出しの業者さん向けに、安くててんこ盛りのランチが並びます。

この市場は、寿司屋さん、中華屋さん、洋食屋さん、和食やさんが横並びにあり、ランチ時はかなり込み合います。
ですから、12時前には入らないと、座るところがなくなります。

 
       

洋食屋さんのランチの、巨大揚げ物シリーズはいつも多過ぎて、とても注文する気にはなれず、娘は寿司屋さんのマグロ刺身定食980円(だったとおもう)

       

私は、中華屋さんの「豚野菜炒め定食」800円位だった・と思う。



このボリューム、この値段、お味も満足。
でも、とても食べきれません。く、苦しい・・。

コストコでは、滞りなくお買い物ができ、救急車を呼ぶこともなく帰宅しました。

明けて、昨日は肩の注射に行った後で、かねてより我慢していたモバイルパソコンを見に、夕方のヤマダ電機に行ってしまいました。

で、見に行ったはずなのに、結局買っちゃいました・・・。
だって、今使っているノートは、結構重いんですよ。
もって歩くの大変だし、これからスクーリングの長い通学を考えると、モバイルパソコンがあると便利だし、どこで到達度テストが繰り返しできるなぁ・・と。

じゃーん。

ドコモにしようとしたけれど、なんだかんだ私について説明してくれたお兄さんがソフトバンクの人で、結局これもモバイルはソフトバンクとなりました。

そんなわけで、帰宅し夕食を食べてからは、モバイルパソコンを立ち上げたりいろいろいじってい楽しみました。
なので、ブログの亢進もせず、12時半に就寝。
でも、何故か3時ころに目が覚めてしまい、それからは全く眠れずじたばた。
結局いつもより1時間近く早く起きしたものの、意外に昼間も眠くならずに過ごせました。

今夜は、ちゃんと眠れるかな~。

明日は、また忙しい一日です。
週末目指して、がんばろう!!

精神と訪問看護

2011-07-24 12:19:20 | 訪問看護、緩和ケア
うちのステーションは、精神の届けを出していません。

基本的に、精神疾患のバックアップをしてくれる病院も少なく、今のステーションのキャパでは難しいからです。
また、精神疾患はかなり専門性も問われますし、現状ターミナルの患者さんが多いので、ここで精神科まで広げてしまう事は、患者さんにも影響が出てしまいますから。

社会的には、精神疾患の受け入れ可能なステーションは少なく、在宅での精神疾患の支援はなかなか大変なようです。

それじゃあうちのステーションに、精神疾患の患者さんがいないかと言うと、かなりの割合で精神疾患を持っている方、またはそうではないかと思われる方がいらっしゃり、さらに介護者や同居のご家族に精神疾患を持っている方がいて、在宅療養に当たって考慮が必要な場合があります。

精神疾患と言ってもいろいろありますが、一番多いの気分障害の中でもうつ病。
そして、統合失調症。
また、パーソナリティ障害。
パーソナリティー障害に関しては、診断のついた方は少なく、かかわるスタッフの総合的な意見で、なんらかの障害があると思える方が多く、だからといって今の時代「あなたは、何か障害をお持ちの様だから精神科に行ってください。」とはいえず、それなりの対応でコミュニケーションを取っていくしかありません。
もう一つ多いのが、発達障害と思われるかた。
アスペルガー症候群や、広汎性発達障害、学習障害、ADHDなどです。
発達障害と精神疾患を同じに考えているわけではありませんが、やはりコミュニケーションなどに配慮を要しますし、対応が悪ければ不穏や病状の悪化をきたしかねませんから、十分な観察が必要ですね。

たとえば、アスペルガーなどは、家族性にあることが多く、患者さんを取り巻くご家族に「もしかしたら」と思えることがよくあります。
いつもと同じ決められたことは受け入れられても、状況の変化に臨機応変に対応が難しく、特定の行為に強いこだわりを持っていて、他者のアプローチが受け入れられません。
その割に衝動的で、突然怒り出して手を上げたり、感情のコントロールが難しく、時にネグレクトや虐待の引き金になります。
ですから、必要なケアの家族指導には、それを踏まえて時間をかけなければいけません。

訪問看護は、患者さんだけを看ればいい、というわけではなくて、療養環境の調整も行っていきますから、どうしてご家族(特に主介護者)と対峙せねばならないのです。

また、訪問看護指示書は、別の疾患(たとえば癌など)であっても、ベースに統合失調症がある場合などは、まず関係性を作ることから慎重に始めなければなりません。
時として、その時はOKだったのに、「看護師が帰った後にひどい不穏状態に陥って、ご家族が大変だったのでもういいです。」ということもあります。

それでも診断が下りている場合は、その医療機関と連携を取るなどできますが、あきらかに何か持っていてるのに、どこともつながっていない場合は、なんとか病院に一度かかっていただけないかを模索することになります。

最近、瀬谷区役所では「心の相談室」が開催されていて、いつでも相談に行けるようにはなったそうですが、実際は「自分は正常」と思っている方がほとんどですし「自分が正しい。」と思っている方を、カウンセリングにお連れする権利も義務もありません。

こういう場合は、区の保健師に相談して、行政からも訪問をお願いしたりして、地域ぐるみでの介入となります。

よく、モンスターペアレンツなどといいますが、こういう人たちの中にも、パーソナリティ障害の方がいらっしゃるような気がします。

また、認知症なのか鬱なのか、精神疾患があるのかよくわからないけど、めちゃくちゃな状況になっている方への介入も大変です。

本当は、精神科の病院での診断、場合によっては入院しての内服コントロールなどが可能になれば、一番ですが、この地域では精神科の病院はどこも満床で、受診の予約すら2か月待ちなんて言う事もあり、国をあげて対処してほしいです。

訪問先のお子さんやお孫さんなどの問題行動で、療養介護に支障が出ている場合は、そのお母さんと相談の上、区の母子家庭センターへつなげることも有効です。
面談の上、専門医に繋げてもらう事もできますので。

ただ、もうちょと気軽にコンサルトできる、信頼できる医療機関がそばにあるといいのですが・・。
今後の地域医療の課題と思われます。


「緩和ケアの集い」等お知らせ

2011-07-23 23:40:10 | 訪問看護、緩和ケア
まずは、7月30日札幌で行われる緩和医療学術大会で、CART研究会のモーニングセミナーのお知らせです。
とはいえ、遠い場所ですし、これはご紹介まで。
なぜかといえば、ここで在宅医療を支える仲間、めぐみ在宅クリニックのIナースが講師を務めるからです。
      

すごいですね。
どんどんステップアップしていきます。


そして、もう一つのお知らせ。

8月20日に行われる、日本死の臨床研究会主催
第5回学生のためのホスピス
緩和ケアの集い IN 横浜 (緩和ケアに関心をお持ちの方ならどなたでも参加可)

      

これは、私もファシリとして参加いたします。

お近くの方、興味のある方、めぐみ在宅クリニックまで。
定員100名です。


管理者の悩むところです。

2011-07-22 22:45:04 | 訪問看護、緩和ケア
退職や曜日の交換などで、担当患者さんを引き継ぐときに、患者さんへの看護計画や目標を、改めて再確認することとなります。

何故この処置がいるのか、何故この時間にこのケアがいるのかなど、現担当者の思いがそこに反映されているわけです。

でも、担当が変われば新しい担当者の評価で、再検討されるわけですから、時には引き継ぎの時点でケアを巡って議論されることもあります。

今日は、緊急往診のために1週間遅れで月例カンファが行われましたが、引き継ぎを巡ってカンファ後もスタッフからの相談に乗ることとなりました。

病状が不安定であったり、込み入った経過で単位も足りない状況下で、かなり盛りだくさんのケアや処置を行っていた患者さんを引き継ぐときの問題が浮き彫りになってきました。

担当制の利点でもあり、欠点でもある密接な関係性、思い入れなどもあり、担当者の技量の中で、出来うる限りのケアを盛り込んでいたとして、それを全部次の担当者に引き継いでほしいという思いと、まだ経験の浅い自分では、難しいのではないかと感じる受け手との間で、管理者としてどう助言していったらいいのか・・。
現担当者の強い思いも理解できるし、それを提供できていた技量は十分評価はしたい。
けれど、そのケアがどのスタッフでも時間内に出来るものでなければ、それはやはり内容を検討しなくてはいけないとも考えています。

往々にして患者さんからは、Aさんはやってくれたのに、Bさんはやってくれない。などと言う言葉を聞くことがあります。
これは看護師だけじゃなくて、ヘルパーもケアマネも担当が変わることでよくあることです。

でも、そのケアの内容や時間や前後の状況で、そのケアを必ずしも継続する必要があるとは限りません。
新しい担当者にも、訪問の手順や前後の時間配分もあります。
それによっては、ケアの分配も考える必要はあります。

でも、今まで一生懸命向き合ってケアを行ってきた担当者にとっては、不消化な思いが残るかもしれませんね。
こういう時に、管理者ってすごく難しいなと感じてしまいます。

何と言うか、両方傷つけたくないとか、出来れば穏やかに解決して、不快感を残してほしくないとか思ってしまうタイプで、いわゆる「八方美人的」な嫌な奴なのかもしれません。

管理者の中には、信念をもって自分が正しいと思ったら、スタッフにも毅然と指導できる人がたくさんいます。
でも、私はどちらかというと、スタッフの顔色を見ながら、仕事を振っているような気もして、なんだかすごく落ち込むこともあるのです。
管理者、やっぱり向いていないのかな・・・

そんなことが続いたり、上からも下からもなんだかんだと言われていると、なんだかもう全部放り投げたくなってしまいます。
誰か私の代わり、管理者やればいいのに!って、叫びたくなってしまいます。
私だって、強そうに見えるけど、けっこう凹んでいるんだけどな・・って。

でも、そこで思い出すのは、私だってスタッフだった頃、結構好き勝手になこと言っていたな~、と。
まあ、言いたい事言えるステーションってことなのかな。

結局、誰かがやらなきゃいけない「実に悲しきは、中間管理職」です。あはははは。


この現状のなか、妄想癖のある私は、宝くじで3億円くらいあたったら、訪問看護ステーションの理想郷を作るんだ~などど、夢の構想を思いめぐらして逃避しているわけです。

結局また愚痴になってしまいました。みなさま、本当に申し訳ありません。

でも、大丈夫です。
明日にはきっと元気になりますから。
根が脳天気なんです。

・・・ところで、こんなことで話し込んでいるうちに、市の訪問看護連絡協議会の役員会のことをすっかり忘れていました。

7時過ぎに青木会長から直々に電話が・・!!
あー!!急にカンファか変更になったこと連絡するの忘れてた!
そのうち、役員会自体もすっかり頭からこぼれ落ちてしまいました。自己嫌悪・・。

会長に「今日はもうしょうがないからいいよ。」と言って頂きました。
・・・反省。

いろんなことで、頭の中はいっぱいです。
キャパは超えちゃってるのかもしれません。
でも、やっぱり訪問看護は大好きだし、これは私の使命と信じて、もう少し頑張りたいと思います。





体力不足に・・。

2011-07-21 23:22:48 | 日々のあれこれ
夕食後、お腹を気にする娘が、私の持っていた「ズンバ」というラテン系エアロビクスののDVDを持ち出しました。

5年くらい前までは、足しげくスポーツクラブに通い、エアロビやらラテンダンスに夢中だった私。
それがある日、ブツッと言う音とともに半月板を切断。
おりしも、突然管理者になって間もないころで、膝の手術のあとからすっかり運動をしなくなってしまいました。

その当時買ったDVDを、娘が見つけ出してきたわけです。

夕食後だというのに、久しぶりのラテンのリズムと初級編で優しいステップに、ついつい娘と一緒に踊り始めました。

わーお!楽しいじゃん。

でも、ちょっとやっただけでぜーぜーはーは~。
身体は重いし、あんなに好きだったラテンの動きが全然できない。
それでもなんでもやった。やった。やりました。

ドッタン、バッタン、ぜーぜー、ヒーヒー

そこでやめとけばよかったんですが、「チベット体操やってみようか!」と娘を誘い、だいぶ前に買って全然見ていなかった「チベット体操」のDVDを持ち出しました。

これは、めぐみ在宅のスタッフMIURAさんが、「すごくいいよ」とつぶやいていたものです。

ヨガとティラピスを混ぜたような体操です。

腹式呼吸の説明のあと、第一段階として立位で腕を水平にして、右回りに6回ぐるぐる回るというもので、言われた通りにぐるぐる回ったとたん、いきなり目が回って吐きそうになりました。

やばっ!!

少しすると落ち着いたので、第2第3段階へとすすんでいきました。

でも、完全になまりきって関節の可動域も狭くなって、余分なお肉が付き過ぎた私は、身体をそらせて戻ったと単に、ぐらっとめまい、うっと吐き気・・

ダメだこりゃ・・。

どうしてこんなになまっちゃったんだろう・・???
もうちょっと動けたはずなのに。
あれから、体重はめきめきと増え、せっかくついた筋肉は全部脂肪に変換完了。

確かにスポーツクラブに行ってたころから、ヨガとティラピスは苦手でしたが・・。
とほほほ・・・。

これじゃあ、この先が思いやられます。

かといって、これ以上スポーツクラブに出かける時間もないし、Wee Fitだっていちいちセッティングするのも面倒で3日坊主。

ロデオマシーンも貰ったのがあるけど、腰に響いて物置に・・。

この体、どうすりゃいいんでしょうね。

たぶん、今日の運動だけでも明日は筋肉痛になっていると思います。

あ~。情けない・・。とほほほ・・・

肩こりやら老眼やらで・・

2011-07-19 23:27:16 | 訪問看護、緩和ケア
このところ、ひどく目が悪くなって、裸眼だとプリントの字もろくに見えません。
何せぼやけてしまうので、いちいち老眼鏡&乱視の眼鏡をかけないといけないのですが、そのためか肩こりがひどくなって困っています。
肩が凝って首が痛くて、朝から頭痛に悩まされるのです。
ここ5日ほど同じ状態なので、仕事の後いつも診てもらっているY整形外科に行ってきました。

そして、両肩と首の付け根のところに4か所注射をしてもらいました。
しばらくは、ボーっとした感じで痛みもありましたが、今は少し良くなってきています。

おかげでそのあとの『めぐみ在宅地域緩和ケア研究会』でも後ろの席でボーっとしていました。

隣にはクリニックのIナース。
札幌で開かれた日本緩和医療学会学術大会に、CARTの看護師の第一人者として講演をしてきたことを教えてくれました。(パンフもくれたし
以前から、CARTに関して熱意をもって取り組んできたことが認められ、今ではナースとしての第一認者です。すごい!!
ちゃんと写真入りで専門医と肩を並べてです。
一生懸命は、やっぱりちゃんと実りますね。
なでしこジャパンと同じです。

ともあれ、今日はわくわくの中野さんがいてくれたおかげで、ファシリはまぬがれました。(ありがたや・・。)

グループワークで緩和医療に関しての疑問などを話し合いましたが、某大学病院の産婦人科医師がこんなことを言っていました。
「ターミナルの患者さんをチームで見ているとき、患者さんが希望を抱いて話すことを「まだこんなことを言っているのですよ、先生ちゃんと病状説明してください。全く受容できていません!」とか言われることがあります。
その人の支えである目標を、引き下げることが必要なのでしょうか。とても疑問です。」

そうなんですよね。
どんなに厳しい病状説明をされても、「もうやることがないから、この病院には入院はできないよ。」といわれても、頑張ればまた治療ができるし、今ある癌もそのうち治ると話す患者さんは確かにたくさんいます。

でも、もう病状はのっぴきならない状況まできているし、緩和しかなすすべがない。

だからといって、あらためて「あなたはもうすぐ亡くなるのですよ。」と言うのかどうか・・。

きっと、患者さん自身もわかっていないわけじゃない・・。
だから不安だし、だから希望を強く持つ。
苦しい時間です。
患者さんも周囲の人も・・。

そんな意見交換をしながら、あっというまに定刻を過ぎてしまいました。

やっと帰宅すると、娘と夫が夕飯を作っていてくれました。うれしい~
最近は、結構食べられるものを作ってくれますから感謝です。

帰りがけ、小澤先生に8月20日にめぐみで開かれる「第5回学生のためのホスピス緩和ケアの集いIN横浜」で、60分話してといわれ愕然。
だって、ファシリだって言いうからOKしたのに、話すとなると準備が必要じゃないですか。

8月は初めてのスクーリングもあり、勉強も進めなくちゃなりません・・。
結局また、私の首はじりじりとしまっていくのですね。しくしく・・・



眠るの怖いね。

2011-07-18 22:53:53 | 訪問看護、緩和ケア
ナデシコジャパンめっちゃ「 かっこいいぞー!! と朝から興奮。
とはいえ、夜はしっかり寝ていたので、私が見たのはダイジェストです。すみません・・

すごいなー。
成せばなる!・・というより努力と精神力と、さらに大いなる何かの力。
そして、その何かの力を引き寄せるのも、ナデシコジャパンのパワー。

繰り返される映像を見るたび、解説を聞くたびに涙目になってしまいます。

こんな風に、日本中の人に元気と勇気を届けることが出来るなんて、本当にすごいとしか言いようがありませんね。

なんだか最近、気持ちも体力も低迷気味の私ですが、少しは前を向かなくちゃと、めずらしく教科書、ノートを開いて、PCの到達度テストを繰り返していました。

それにしても、今日で連休はおしまいです。
明日からまた、めまぐるしい一週間が始まります。
看護学生さんも来ます。
いまいちへなちょこな私ですが、頑張らないと何も始まりません。

先週のナースSの緊急当番は、過去最高の忙しさでびっくりしましたが、私がバトンタッチしてからは電話もほとんどありませんでした。
金曜日の夜に1件の緊急訪問と、ついさっきの緊急訪問だけです。

連休は、体調のすぐれない患者さんや、独居の患者さんにとっては、大きな不安材料になります。

終末期で不安が強かったりして、平日頻回訪問している方などは特にそうです。

3連休、ヘルパーさんは来るとしても、病状不安や疼痛コントロールに不安のある方は、いつもにも増して不安になってしまうようです。

夕方の電話「なんか息苦しいし、どこか変。薬を飲んだらどうにかなっちゃいそうで怖い。このまま我慢していたら、夜中におかしくなっちゃうかもしれない。どうしよう。」

来てほしくても、うまく切り出せない様子です。
患者さんだって、休日訪問の要請はなんとなく悪いと思ってしまうんですよね。

「それじゃあ今から見に行こうか?」
「・・・うん。そうしてくれると安心なんだけど・・・。」

訪問すると、意外と元気そうなKさん。
しっかりとベットに腰掛けて、「わるいね~」と照れ笑いです。

疼痛コントロールのためには、麻薬系のお薬と非麻薬系のお薬を一緒に使います。
さらに、神経の痛みやしびれに作用するお薬も使います。
何段階かに分けて痛みに応じて増量していくのですが、副作用と言うか、どうしてもウトウトすることが多くなってくるのです。

「定時の薬もあるでしょう?でもこんなに飲んで大丈夫なのかな?って。なんだか眠くなっちゃうのが嫌なんだよ。眠くなるとハッとして起き上がっちゃうんだ。それでこうして立ちあがってみたくなる。」
「怖い?眠るのが・・」
「うん,こわい。」
「そのまま目が覚めないんじゃないかって思うの?」
「そうそう。」
「死んじゃうんじゃないかって?」
「そう。だから、ストンって落ちてくような気がしてハッって起きるんだよ。」

この会話は、今までもいろんな患者さんと繰り返ししてきた会話です。

死を意識して、病状が進んだ時、みな同じような思いにとらわれるようです。

恐怖。
モウ、メザメナイカモシレナイ。と言う・・。

これに似た感覚は、私自身が不安定な時期に感じたことがあります。
が、現実の死を強く意識しての恐怖は、もっともっと計り知れないのだとも思います。

私に何が出来るのか?何が言えるのか?

バイタルをとり、胸を音を聞く私を不安そうにのぞき込みます。
「大丈夫?どこか変?」

おしっこもきれい。
浮腫みは、利尿剤で少し減ってきているね。
酸素の取り込みは、深呼吸をしたらすごく良くなったね。
便も出ているし、吐き気もないね。
不安で小さな息をしていた?
今は100%!

「今は苦しい?」
「あれ?苦しくない。でもすごく変だったんだよ。」
「うん。そうだね。ただ、今は大丈夫。痛いの我慢せずにお薬のもう。明日の朝は、嫌でも必ず目が覚める。」
「息苦しくなったら、ゆっくり深呼吸をしようね。痛いの我慢しても不安になるし、不安になれば胸が苦しくなることもあるから、まずは痛いの我慢するのをやめよう。」

今までも何度も繰り返されたやりとり。
彼は、「わかった。そうするよ。今日は寝る。」そう言って「悪いね。休みなのに。」とねぎらってくれました。
「心配だったら電話してね。」そう言って帰宅しました。

夜が怖い。
寝るのが怖い。
メザメナイカモシレナイ。
自分が自分じゃなくなるような気がする。
眠りたいのに、眠れないのが苦しい。

恐怖はどうすれば薄らぐのか、ぐっすり眠れることが、どれほど幸せなことなのか。
痛みよりも辛いかもしれない苦しみがあるのです。


うかい亭にて

2011-07-17 21:31:43 | 旅行・グルメ
今日は、ステーションの社員旅行代わりのお食事会でした。

いつもは一泊旅行ですが、今年は3.11のこともあり、さらに子供が小さくていつも参加できないスタッフが参加できるように、近場で豪華なお食事会をすることとなりました。

豪華なお食事会と言えば、この辺ではやはり「うかい亭」。

昔は、何度かステーションの納涼会でも利用しましたが、最近はめっきりご無沙汰でしたから、すごく楽しみでした。
もちろん初めて行く人もたくさんいて、みんなワクワクしながらのお食事会となりました。

場所は、田園都市線「つきみ野駅」からすぐです。
車でも、すいていれば瀬谷から20分ほど。

高級住宅街でもひときわ目立つこの門構え。じゃーん。
     

車で入ると、駐車場には黒服を着たおじさんが誘導してくれます。

駐車場から続く道。


予約の名前を告げると、係りの人がちゃんと案内をしてくれます。

木立の間に瀟洒な洋館が・・。



石段を数段上がり玄関に入ると、なんだかゴージャス

             

真正面には巨大なワインセラー。

右の奥には待合があり、夜はそこがバーになって、お食事前の食前酒を頂くお部屋となっています。

窓の外の緑がきれい。
ここでみんな揃ったところで、お食事の間へ移動します。

 鉄板ピカピカ

窓の外はやっぱり緑。

前菜は「初鰹のマリネ」 香味野菜と共に、ソースをからめて口の中へ。
      
おいしい~!!」もっと食べたい~!

サザエの2種類のソースも絶品でした。

そして、素敵だったのはこれ。

きれいな彩!  ここで「ラタティーユ」を作ってくれました。

鉄板の上に銅鍋。

そこにガーリックとエシャロットのみじん切りを香りが出るまで炒めます。
さらに赤ワインのビネガー。 う~ん、よい香り。

湯むきした完熟トマトを入れて、潰しながら煮込んでいます。


向こうの銅の蓋の下には、蒸し焼きにした野菜。

それをトマトソースと合わせ、タイムを散らしてバジルソースで。

 こんなにも野菜のおいしさを引き出せるのかと感動

スープはビシソワーズ。
そしてメインはこれ。

 粒胡椒の香りと共に。

ちなみに、脂身もカリカリに焼いて添えてくれます。
鉄板で調理をしてくれた担当のシェフは、お話しも楽しくていろいろな裏技も教えてくれました。

お食事のあとは、さらにデザートの間に移動です。

赤いじゅうたんの重厚な階段を登ります。
 

2階の右奥がデザートの間。 

 ユリの香りが広がります。

デザートは5種類の中から選ぶのですが、うちのスタッフ、恐るべし。
全員デザートのお代わりをいたしました。
そういう人は、普段はいないそうです。ステーション持ちなので、みんな大盤振る舞いですわ。

私が食べたキャラメルのパフェ ビターな感じでめっちゃおいし!
もう一品はこれ。さわやか、日向夏のジュレ。
みんなのデザートもそれぞれ絶品でした。

最後に、みんなで洋風のお庭で写真も撮って、今日は解散となりました。

 

青い空に不思議な樹が・・

夢見る時間は終わりです。
さーて、また来れるように頑張ろうね。








ああ、しんど・・

2011-07-16 22:24:36 | 日々のあれこれ
いつものことだけれど、忙しさの波がやってくると、時間に追われてにっちもさっちもいかなくなってきます。

気が付くとがんじがらめのスケジュールで、自分で自分の首を占めているような・・

そんな1週間でありました。

訪問の合間は、横浜市訪問看護連絡協議会の定例会や、皮膚科の往診、学生さんも来ているし、変わってもらおうにも、スタッフもスケジュールはパンパン。

さすがにくたびれてしまって、ブログ更新もままならず、気が付くと爆睡してしまうことしばし。

さらに、先週新調した眼鏡が合わず、老眼鏡&最近進行している乱視のためか、ここ数日頭痛に悩まされています。

なんだか、余裕のない毎日は心身ともに不調を招きます。

この3日間で、なんとか流れを変えないとダメですね。

でも明日は、ステーションの慰安旅行代わりのお食事会です。
めったに行くことはない「うかい亭」でのお食事会なんですよ~。
今回日帰りにしたことで、子供が小さくていつもは参加できないスタッフも参加できるので、久しぶりに賑やかなお食事会になりそうです。


それにしても、なんでこんなに余裕のない毎日なのかといえば、やはり慢性的な人手不足によるものだと思います。
何でこんなに人が来ないかなぁ~

5月からやっと一人増えたと思ったら、8月末で家庭の事情で一人退職します。
わ~ん。
誰か来てくれませんか~?!(悲痛な叫びです)

訪問看護は、病院の看護さんなどにもあまり知られていなくて、本当にいろんな意味で周知もされていず、誤解も大きな職種です。

でも、やってみると本当に面白い仕事なんですけれど、どうしたらわかってもらえるのでしょね?
現場はこんな状況なのに、定期巡回型・訪問介護看護なんて構想をぶったてて、どうやって夜間対応の人材を確保するつもりなんでしょうか。

こんな落ち着かないこの頃ですが、精神力で流れを変えないとダメですね。
は~。息抜きしたいです~。

今年の夏は、スクーリングも始まるので、休みはほとんど取れませんから、大好きなキャンプもお預けですが、ちょっとでもほっとできる場所を見つけたいな・・
近場で、エネルギーチャージできるところあったら教えてくださ~い。

人生いろいろ

2011-07-13 23:58:53 | 訪問看護、緩和ケア
昔、島倉千代子さんが「人生いろいろ」って、首を振りながら歌っていましたが、時々つくずく「人生いろいろ」だな~と思うときがあります。

人生の終盤に近ずくなかで、私たちは今の患者さんしか知らないし、なんとなく思い出話や言葉の断片から、その方の背景や遠い過去をうすぼんやりと感じるしかありません。

そして、今では好々爺であったり、認知症が進んだかわいいおばあちゃんであったりするなか、突然ご家族やご本人からカミングアウトされることがあります。

今目の前にいる方とは、全く想像もできない波乱な人生を送られ、そのことでご家族も苦難の道を歩まされたことなど。

家族を捨てた方や、捨てられた方。
恋に身を焦がし、自由奔放に生きた方。

また、戦争中の大陸での生活や贅沢な暮らし、そこから一変して敗戦を迎え、子供の手を引き背負い何度も命を落としそうになりながら日本にたどり着いた方など・・。

今目の前にいる、小さなお年寄りの生きてきた道のりは、一人ひとり違っていても皆物語のように輝いているのだと思いました。

瀬戸内寂聴さんが、幼いわが子を捨て恋人と駆け落ちし、いくつもの恋愛遍歴の末、小説家瀬戸内晴美となり、やがて恋人が居ながらも出家をし、業を積み、今のかわいらしい尼さんになったように・・・。

そして、私たちも今までの人生をしょって、これからの人生もしょって、凝縮して年老いていくのだと思うと、せっかくの人生これから残りをどう生きようかと、改めて考えてみたりします。

自分しかわからない自分だけの物語なのだと思いますが、「一生懸命生きてきた人なんだね。」って言ってもらえる年寄りになりたいなと、思った日でありました。

            

ちなみに、柿の葉の上で小さいけれど一生懸命周囲を睨んでいるカマキリさんです。
頑張れ。

介護職員のストマ交換

2011-07-11 23:05:18 | 訪問看護、緩和ケア
この前の、ヘルパーさんのストマ交換についての文書確認しました。

どうやら、日本オストミー協会が厚生労働省医政局に問い合わせた内容を訪問看護事業協会が最新情報として送付してきたものでした。

以下照会内容

<平成17年7月26日付けの厚生労働省医政局通知(以下「局長通知」という。)によれば、医師法第17条に規定する「医業」とは、当該行為を行うに当たり、医師の医学的判断および、技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼす恐れのある行為(医行為)を反復継続する意思をもって行う事であると解されており、ある行為が医行為であるか否かについては、個々の行為の態様に応じて個別具体的に判断する必要があるとされている。
肌に密着したストーマ装具(※)の交換については、局長通知において、原則として医行為ではないと考えられるとして明示されていないため、介護現場では「医行為」に該当するものと考えられている。
しかしながら、肌への接着面に皮膚保護機能を有するストーマ装具については、ストーマ及びその周辺の状態が安定している場合等、泉温的な管理が必要とされない場合には、その剥離による障害等の恐れは極めて低いことから、当該ストーマ装具の交換は原則として医行為には該当しないものと考えるが如何。

※「上記のストーマ装具」には、面板にストーマ袋をはめ込んで使用するもの(いわゆるツーピースタイプ)と、ストーマ袋と面板が一体になっているもの(いわゆるワンピースタイプ)の双方を含む。>

これに対する回答

<平成23年6月5日付けの文書をもって照会のあった標記の件について、貴見のとうりと思料します。
なお実施に当たっては、「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」(平成17年7月26日付け医政発第0726005号厚生労働省医政局長通知)の注2から注5までを踏まえ、医師又は看護職員と密接な連携を図るべきものと思料します。>

というものでした。
この注2から注5までを読むに当たり、事故が起きた場合の責任は別途判断すべき。と書かれてありましたので注意です。

これをうけて、現場のケアマネさんやサービス事業所、患者さんたちはどう感じるのでしょうか?


平塚 七夕まつり

2011-07-10 20:44:14 | 旅行・グルメ
今年は、3.11の影響でやるかやらないか揉めたようですが、規模を縮小して開催されると聞いていました。
私的には行く予定はなかったのですが、昨日の騒動で友人とのお出かけをあきらめた娘のために、ちょっと覗きに行きました。
まだ本調子ではないようで、なんとなく顔色も悪い娘ですが、夏の帽子を買いたがっていたので、私が一緒ならいいかと思い出かけました。


駅の降り口を間違えたので、変なところからのスタートでしたが、それでも折からの風に大きくそよいだ七夕飾りが迎えてくれました。



メインストリートに入ると、一気に人がごった返して、歩くのも大変な状態でした。



わーお!やっぱりすごいです。
でも、今年はかなり飾りの数を減らしているとか・・



飾りには、それぞれ東北に向けての応援が書かれています。





ジブリの飾りも・・

メインストリートは、的屋さんの屋台はなくて、商店街の人たちの出店ではありますが、年に一度と言う事もあって、かなり値段が高い。
食べ物も飲み物も、飾り物もかなりの値段でありました。

それでもみんな道端にしゃがみこんで、精力的に食べておりました。
私たちは、暑さでとてもそんな気にはなれず・・・

中にはこんな怪しいお化け屋敷もあって、たぶんかなり短い行程と思われますが、700円を取っていました。

でも、呼び込みのだみ声のおばちゃんの口上はなかなかのものでありました。
もちろん、私たちは前を通っただけですが・・。

どこかエアコンの効いたきれいなお店で軽く食べたいともって探しましたが、そういう店は全然見つからず。・・。
歩き回ってへとへとに。

4時過ぎてやっと駅ビルで冷しうどんを食べることが出来ました。
娘も駅ビルで念願の夏用の麦わら帽子みたいなレースの帽子を買うことが出来たので、目的は達成できました。

それにしても、今日も大変疲れました。とほほ・・