前回の記事を書いてから、お休み中にたくさん更新するつもりでしたが、実際手術後は痛くて辛くてそれどころではなく、痛みが落ち着いてからも、長くパソコンに向かうこともできませんでした。
それでも、手術はすごいです。
7月30日、午後からの手術でストレッチャーで運ばれ、気がつけば手術は終わっていました。
顔の見た目よりも背中が肉厚だったため、狭い傷から掘り進むのが大変だったとのことで、2時間の予定が3時間もかかってしまいました。
激痛とともに目が覚めた私は、点滴、マスク、モニター、パルスオキシメーター、バルーンカテーテルのフルセットで、しかも背中に入ったドレーンが辛くて全く身動きができませんでした。
激痛対策で点滴の側管からはDIB(持続薬液注入システム)がぶら下がり、15分ごとにPCAのリザーバーを押せば、鎮痛剤が注入されるようになっていました。
・・が、中身が何かわからないまま痛みでリザーバーを押すたびに、ものすごい嘔気で吐きまくり、プリンペランの側管もあまり効果なく、一晩中朦朧としながら吐いていました。
ドレーンが辛いし、体中痛いし、腰は重度の生理痛のような感じで、1時間毎に体位交換をしてもらっていました。
朦朧とする中で、DIBのボトルに書いてある薬の名前を見たら、フェンタニールと書いてあり、「これがダメなら、ガンになってもフェントステープ使えないのか・・」なんて馬鹿なことを考えたりもしました。
どっちにして、痛みがそれほど楽になっている感じもなく、吐き気がひどいのでそれは中止にしてもらい、ボルタレン座薬にしてもらったら、吐き気はぴったりと収まりました。
痛みもこれの方が楽みたいです。
手術後二日目にはドレーンが抜け、これで自力で体位交換もなんとかできるようになり、少しずつ痛みのベールも剥がれつつ、4日目にコルセットをつけて立ち上がりました。
たった4日間寝ていただけで、かなりフラフラしましたが、あの脊髄を絞られるような激痛はすっかりなくなっていました。
多少の坐骨神経痛は残ったものの、それも数日でなくなっていきました。
5日目には歩行器もとれて、全く自力歩行。翌日には自力でシャワー。
術後の写真でみた私の背骨は、それは見事に矯正されて真っ直ぐになっていました。
傷は腰椎を挟んで左右に3~4cmのものが2本。
ステリストリップではっつけただけで抜糸もなく、今でも私の背中にはまだ瘡蓋が残って時々チクチクしています。
毎日、担当PTさんとリハビリしながらわかったことは、靴の選定が悪く歩き方に問題があったこと。
フットケアのトレーナー(オーソティックスソサエティー)であるPTさんから、足の細かい測定や靴選び、歩く時の体重移動など、細かい指導を受けてから、足にあったスニーカーを履くと、嘘のように歩くのが楽になり、ずっと痛かった股関節の付け根の痛みが、ぴったりと止まってしまいました。
これには驚きで、それ以来自分の歩き方に意識するようになりました。
今までも、靴は大事だよー。歩き方は大事だよー。
というのは分かっていても、あまり興味を持たずスルーしてきたので、なんだかすごく衝撃的でした。
で、あれよあれよというまに先生に「ばっちり矯正して固定できたから、もう退院してもいいよ。」と言われ、手術翌日よりちょうど1週間で退院となりました。
娘と彼氏の迎えで、途中数日預けていたうららを迎えに行き帰宅しました。
うららがいるので、私は床面での生活になっていて、立っている時や椅子に座るのはいいのだけれど、長座ができないので、PCの前にいる時間が短く、いままで更新は出来ていませんでした。
でも、それも少しづつ工夫しながらかの応となり、今では重い物さえ持たなければ、日常生活もほぼ問題なく送ることができます。
コルセットはこれから3ヶ月、起きている間は必ず装着ですが、暑い以外はあったほうが楽な感じです。
そんなわけで、8月一杯はお休みをもらっていますが、現在ウォーミングアップしながら、完全復活を待っている状況です。
脊髄の手術って、昔は寝たきりになるかも・・やらないほうがいい・・
なんて言われていましたが、ちゃんとした治療を受ければ、あの痛みや歩行障害とお別れできるようになります。
人にもよるのでしょうが、ヘルニアやすべり症など脊椎管狭窄症に苦しんでいる方は、まだまだ諦めずに挑戦することもありですよ。
今回入院した鶴見の平和病院脊椎センターは、脊椎専門の病棟で、スタッフの皆さんにも、とても良くしていただきました。
溜まっていた疲労も、これを機会にリフレッシュしてまた、9月から頑張ります!
それでも、手術はすごいです。
7月30日、午後からの手術でストレッチャーで運ばれ、気がつけば手術は終わっていました。
顔の見た目よりも背中が肉厚だったため、狭い傷から掘り進むのが大変だったとのことで、2時間の予定が3時間もかかってしまいました。
激痛とともに目が覚めた私は、点滴、マスク、モニター、パルスオキシメーター、バルーンカテーテルのフルセットで、しかも背中に入ったドレーンが辛くて全く身動きができませんでした。
激痛対策で点滴の側管からはDIB(持続薬液注入システム)がぶら下がり、15分ごとにPCAのリザーバーを押せば、鎮痛剤が注入されるようになっていました。
・・が、中身が何かわからないまま痛みでリザーバーを押すたびに、ものすごい嘔気で吐きまくり、プリンペランの側管もあまり効果なく、一晩中朦朧としながら吐いていました。
ドレーンが辛いし、体中痛いし、腰は重度の生理痛のような感じで、1時間毎に体位交換をしてもらっていました。
朦朧とする中で、DIBのボトルに書いてある薬の名前を見たら、フェンタニールと書いてあり、「これがダメなら、ガンになってもフェントステープ使えないのか・・」なんて馬鹿なことを考えたりもしました。
どっちにして、痛みがそれほど楽になっている感じもなく、吐き気がひどいのでそれは中止にしてもらい、ボルタレン座薬にしてもらったら、吐き気はぴったりと収まりました。
痛みもこれの方が楽みたいです。
手術後二日目にはドレーンが抜け、これで自力で体位交換もなんとかできるようになり、少しずつ痛みのベールも剥がれつつ、4日目にコルセットをつけて立ち上がりました。
たった4日間寝ていただけで、かなりフラフラしましたが、あの脊髄を絞られるような激痛はすっかりなくなっていました。
多少の坐骨神経痛は残ったものの、それも数日でなくなっていきました。
5日目には歩行器もとれて、全く自力歩行。翌日には自力でシャワー。
術後の写真でみた私の背骨は、それは見事に矯正されて真っ直ぐになっていました。
傷は腰椎を挟んで左右に3~4cmのものが2本。
ステリストリップではっつけただけで抜糸もなく、今でも私の背中にはまだ瘡蓋が残って時々チクチクしています。
毎日、担当PTさんとリハビリしながらわかったことは、靴の選定が悪く歩き方に問題があったこと。
フットケアのトレーナー(オーソティックスソサエティー)であるPTさんから、足の細かい測定や靴選び、歩く時の体重移動など、細かい指導を受けてから、足にあったスニーカーを履くと、嘘のように歩くのが楽になり、ずっと痛かった股関節の付け根の痛みが、ぴったりと止まってしまいました。
これには驚きで、それ以来自分の歩き方に意識するようになりました。
今までも、靴は大事だよー。歩き方は大事だよー。
というのは分かっていても、あまり興味を持たずスルーしてきたので、なんだかすごく衝撃的でした。
で、あれよあれよというまに先生に「ばっちり矯正して固定できたから、もう退院してもいいよ。」と言われ、手術翌日よりちょうど1週間で退院となりました。
娘と彼氏の迎えで、途中数日預けていたうららを迎えに行き帰宅しました。
うららがいるので、私は床面での生活になっていて、立っている時や椅子に座るのはいいのだけれど、長座ができないので、PCの前にいる時間が短く、いままで更新は出来ていませんでした。
でも、それも少しづつ工夫しながらかの応となり、今では重い物さえ持たなければ、日常生活もほぼ問題なく送ることができます。
コルセットはこれから3ヶ月、起きている間は必ず装着ですが、暑い以外はあったほうが楽な感じです。
そんなわけで、8月一杯はお休みをもらっていますが、現在ウォーミングアップしながら、完全復活を待っている状況です。
脊髄の手術って、昔は寝たきりになるかも・・やらないほうがいい・・
なんて言われていましたが、ちゃんとした治療を受ければ、あの痛みや歩行障害とお別れできるようになります。
人にもよるのでしょうが、ヘルニアやすべり症など脊椎管狭窄症に苦しんでいる方は、まだまだ諦めずに挑戦することもありですよ。
今回入院した鶴見の平和病院脊椎センターは、脊椎専門の病棟で、スタッフの皆さんにも、とても良くしていただきました。
溜まっていた疲労も、これを機会にリフレッシュしてまた、9月から頑張ります!