こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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一時間をきりました。

2009-12-31 23:12:55 | 日々のあれこれ
さっき、年越しそばも食べました。
ダイナマイトみています。
魔沙斗が勝って、喜んでいます!

これから、支度をして近くの諏訪神社に初詣です。
去年のお札を返して、新しいお札をもらってきます。

それではみなさん、よいお年を。

カウントダウンあと1日

2009-12-30 23:37:12 | 日々のあれこれ
朝から、窓ふきを夫と娘がやっているのをしり目に、栗きんとんを作りました。
芋はやっぱり、鳴門金時。
裏ごしするのに、繊維が少なくて甘みもあってきんとんには最適です。
庭のクチナシの実を、おじいちゃんが取っておいてくれているので、たっぷり5個も使って、色を付けました。
裏ごししたイモに、水アメ、栗の水煮のシロップ、塩をいれて鍋にかけて練り上げてから、おじいちゃんに甘さを聴いて、砂糖を少し足しました。
   
       

そして、タッパーに入れて冷所保存。
数の子は、水につけて塩だししたあと、勝つのおだしに漬け込み中です。
今年は、例年の人寄せもしない事になったので適当です。

夕方は6時から、お世話になった先生のお通夜に参列しました。
まだまだ、病魔に侵されなければ現場で頑張れたはずなのに、最後まで自分の患者さんの事を気にかけていました。
いつもの優しげなお顔の遺影に、言葉もありませんでした。
帰りに、事務長とナースSと食事をしてから帰宅しましたが、夕方にはトラブル処理もあったので、けっこうこたえました。

ところで、うちには黒いウーパールーパーが2匹います。
ウーパール―パというのは、本当の名前ではなく、テレビコマーシャルかなんかの影響でできた続称のようです。
本当の名前はアホロートル。
名前の由来ではないと思うのですが、本当にアホです。
やつは、目が退化していて、目の前で動くものしか気が付きません。
おなかがすいていると、においで近くに落ちている餌を食べたりもしますが、ほとんど気がつかないでいたりします。
私は、スポイトで口の前に落としていますが、スポイトに向かって突っかかってくることもあります。(小さい魚を一緒にすると、みんな食べちゃうみたいです

さらに奴らは、かなり原始的な生物のようです。
時々、指とかエラとかが短くなっていることがあり、たぶん餌と間違えて相棒が食いついたのだと思いますが・・
でも、気がつくとまた生えそろっています。



で、最近びっくりした事があります。
一匹のウパ子のお尻に風船みたいなものがくっついているじゃあありませんか。
「え?これなに?!」
よーく見ると、粘膜みたいです。うっすら血管がはしっていますし・・
「まさか脱肛?」
娘がネットで調べたら、なんとやはり脱腸でした・・・
ウーパールーパーが、脱腸になるなんて・・

水質の汚染や、えさによって便秘がちになると、いきんだ拍子に腸が出ちゃうそうです。
人間といっしょじゃん・・・って、どうすればいいの??
しばらくすると自然に治るか、どうしても治らない場合は、水の中でそっと固定して麺棒で押し込めと書いてありました。
それは嫌だなーと思い、とにかくしばらく様子を見る事にしました。

で、結果1週間後にだんだん白っぽくなっていた粘膜は、ある日突然水の中に落ちていました。
スポイトで吸ってみるとビロンと確かに粘膜です。
当のウパ子はすっかりお尻がすっきりして元気にしていました。

やっぱり、相当原始的な生き物ですね。アホです。
すでにうちに来てから3年目の冬ですが、寿命も結構長いみたいですね。

ただ、こんなやつにでも、けっこう癒されているのかもしれません・・。
見ている、とアホだなーと思いながら結構笑っていしまいますよ。

そして、いよいよ明日は大晦日ですね。
2件の訪問はありますが、夜は近くの神社に初詣に行く予定です。


年末にきて、いろいろあります・・

2009-12-29 23:40:32 | 日々のあれこれ
数日前からの仕事上のトラブルに翻弄されながら、なんとか誠心誠意対応するため、あちこち連絡を取り、当事者の精神面も考えながら事態の収拾を図ろうとしてきました。
スタッフが多ければ、いろんなトラブルも必然的に出てくるのは、どうしようもないことですが、そのことでご利用者様にご迷惑をかけてしまっては本末転倒です。
管理業務って言うのは、こういう時にこそ本領を発揮するのでしょうが、これは結構きつい仕事ですね。
精神力と、客観的な判断力が求められます。うーん、厳しい・・・。
世の中の、中間管理職の皆様、お互い頑張りましょうね・・。

さらに、追い打ちをかけるように、大変お世話になった元理事のお一人だった先生の訃報が届きました。
まだまだ、これからも地域にねずいた、往診のできる数少ない先生だったのですが・・。
役員会でも、いつも私たちの味方になってくださいましたし、酔っぱらうと身振り手振りで歌を歌う、癒し系の先生でした。
半年ほど前に発病してから、あっという間に衰弱されていたので,みんなで心配していたのですが・・。

明日は、お通夜に伺うつもりですが、トラブルの対応もあるため、身動きが取れなくなっています。

年内に、いろんなことがおちついてくれるといいのですが・・。

年始も今年は3が日だけのお休みです。
来年になれば、また忙しい日々が戻ってきます。

カウントダウン・・・あと3日です。

仕事納め

2009-12-28 23:41:49 | 訪問看護、緩和ケア
今年の仕事納めでした。

午前中、先週末からケアマネを受けた患者さんの、担当者会議にいってきました。
同時に、訪問看護の担当看護師も紹介し、にぎやかな訪問となりました。

ご本人は、なれないベットに昨夜は抵抗したようですが、今はすっかり平気な顔をして、座っておりました。

福祉用具のお兄さんを、何度もお医者さんと間違えていましたが、「いい顔してるねー」と上機嫌でした。

この上機嫌に乗じて、「今日は暖かいし、お正月も近いから、おふろにはいりませんか?」と勧めてみました。
「いいわよ、くさいから!」とか「さむいから」とかいろいろ言って断ります。
「お父さんが、お風呂を沸かしてくれていますよ。ストーブも入れてあったかいですよ」などなど、担当ナースが進めます。
「病院の先生から、看護師がお風呂に入れるように言われたんですよ。」というと、「あら・・そうなの?しょうがないわね。入ろうかしら・・」
その間20分、さらにベットから出るのに10分、トイレから風呂場まで5分。さらに脱衣所からお湯をかけるまで15分ほど要しましたが、ナースSの辛抱ずよい働きかけで、入りました!やったー!!

浴槽の中で頭まで洗って、すっかり半年分の垢をとりました。
浴槽から出るのにまた時間がかかりましたが、すっかり温まってきれいになりました。
お父さんは、大喜びで風呂場の前を行ったり来たり。
担当者会議は、どさくさで簡単なものになりましたが、風呂上がりのすっきりしたKさんの「あー、気持ちよかった~。」との言葉にみんなで拍手をしました。
「来週から、週に一回ずつお風呂に入るのに、伺ってもいいですか?」とSが聴くと「いいわよ。」とにっこり。

これでひとまず第一段階クリアです。
往診医も入り、ベットも酸素も入ったし、看護師も入れることになりました。
今のところ、家事はお父さんが苦にならないとのこと。

良いお正月を過ごせればいいですね。

午後は、ストマトラブルで毎日パウチがはがれてしまい、糜爛状態の患者さんに、担当ナースに代わって訪問しました。

たまにはやる人が変わるのもいいものです。

この方の、ストマトラブルには、ちょっとオリジナルの方法で試してみましたので、うまくいったら後日お知らせしますね。

夕方からは、仕事納め兼退職者の送別会をしました。

看護師Aちゃんは、3歳と1歳のベビーちゃんを連れての参加です。ちょーかわいい!

今日もごちそうが並びました。          そして、食べつくしましたー!

緊急当番の私とSは、かなしいかなノンアルコールビールとか、カロリーオフサイダーとかで、食べることに専念しました。

ことしもなんとか1年間、走り続けてきましたが、さて来年はどんな年になるんでしょうね。

まだ、若干ゴタゴタしている事がありのは気がかりですが、それも年内に気持ち良く解決したいと思っています!

いよいよカウントダウンですね。あとちょっと、頑張ろう!

光陰矢のごとし

2009-12-27 23:40:31 | 日々のあれこれ
「光陰矢のごとし」とはよく言ったもので、今年もあっという間に終わってしまいます。

子供のころは、決して裕福とは言えない家庭で生まれて、父はかなり問題のある人で、よく星一徹になりました。
それでも、母の深い愛情に育まれて育ちましたので、道をそれることなく大人になることが出来ました。
父は、今でいうDVに近い状況でしたから、私は少しでも早く一人前になって、父から家族を守るのだと思っていました。
看護師になりたかったのも、ただ好きと言うだけではなく、何があっても自活できるということがあったかもしれません。
実際看護学校に入ると、奨学金まで家庭に送金している子もいて、そういう背景を持っている人が少なからずいる事がわかりました。

だからいつも夢を見ていました。

子供のころは、母と弟を連れて家を出て、私が生活を支えるのだということ。
結局は、父は私が看護学校を出るころに、心筋梗塞を発症して、ほとんど寝つくようになってしまいましたし、弟が早く結婚して、両親と暮らしてくれたため、私ひとり寮生活をすることとなりました。

看護学校も、大学病院も横浜の南区にある中村川沿いにあって、私の青春は横浜の街にあったような気がします。

合コンやディスコやカラオケスナック、スキーやダイビング・・・遊びましたよ~
いろんなことをしましたが、一人でいる事がすごくさみしくなって、失恋も何回かして、穏やかな結婚生活にすごくあこがれました。

結局、29歳で苦しい別れをした後で、一年後今の夫と知り合い結婚したわけですが、今度は母親になりたくて病院通いもしました。
それから、転勤しながら子育てをして、夫の仕事の不調やらバブルの崩壊やらで、転職のため横浜の夫の家に入りました。

最初の何年かは、いわゆる嫁と姑の問題で離婚まで考えたこともありましたが、石の上にも3年、時とともに歯車がうまく回るようになってきました。

赤の他人がいきなり一緒に暮らすことになるのですから、それはしょうがないことですよね。
おかげさまで、訪問看護でも嫁と姑の間で、けっこううまく立ち回れるようになりました。

そして、パートだった私がステーション内のゴタゴタで常勤にになり、なぜか管理者になってしまったわけですが、そこでもいろんなことを勉強しました。

本当に裏表の人っているんだということがわかりました。
こっちを向いて歯の浮くようなことを言っていた人が、後ろを向いて舌を出す姿をはっきりと見られたのは(その時ははらわた煮えくり返る思いでしたが)今となってはいい人生経験になりました。
そういうたぐいの人は、自分の安全圏を確保するために、とりあえず気に入った人、これはつかえると思った人を、上手に懐柔して取り巻きを作ってから、今度は一転気に入らない人を追い出しにかかります。

その手口の鮮やかさに唖然としましたが、世の中はそんなに甘くはなく、結局彼女は去って行きました。

それからは、常勤5人態勢となって、死に物狂いで頑張りました。
スタッフ全員の、ぜったいにステーションを良くするんだという思いが、今のステーションにつながりました。

話せばこんな短い話です。
人間の一生なんて、ただの点にすぎない・・ってよく言いますよね。

こうして、これからもあっという間に過ぎていくのでしょうね。

この先、自分に残された時間は、あとどれくらいなのか、考えたことがありますか?
これから、何が出来て何を残して、どんなふうに死んでいくのか、考えるとちょっと怖くもなります。
恐れを抱かず、何もかも受け入れて死んで行くなんてことは、私には出来そうもありません。
そんな私が、看取りをしているなんて、申し訳ない気もします。
でも、どこかでそのために必要な何かを、得る事が出来るかもしれませんよね。

来年、どんな年になるのかな?

でも、結局いつもの毎日が始まるだけなんですよね。


深夜食堂「猫まんま」

2009-12-26 23:33:45 | 読書、漫画、TVなど
深夜食堂のドラマ見つけました。
コミックでは3話ですが、ドラマでは2話になっています。
私の大好きなお話です。
お時間のあるときに、見てください。
4分割していますので、2-1,2-2,2-3,2-4と順を追って下さいね。


2-1.avi


セットの細かいところまで、スタッフのこだわりがあるみたいです。
大人の、ちょっとセンチな物語です。


今日は買い出しデー。

2009-12-26 23:04:05 | 日々のあれこれ
今日は、朝起きて気が向いたので、南部市場経由コストコにお買いものに行こうと決めました。
娘は、出かけてしまったので、ステーションのナースSを無理やり呼び出し、ヘルパー責任者Aにも召集をかけました。
そして、ヘルパー責任者AはヘルパーOを業務命令として呼び出して、結局4人で行ってきました。

南部市場は、年末セールでなかなかの賑わいでしたよ。
活気のある市場は、パワーがあって大好きです。
必然的にお買い物がすすみます!
4人で両手に買い物袋を抱え、市場の食堂へ。
私は、昼の中落ち、イカ刺し定食。
OとSは、マーボ茄子定食シャケフリッター2個付きの恐ろしくボリューム満点の定食を、ヘルパー責任者Aはラーメン餃子を頼み、精力的に食べました。
写真は、またしても撮るのを忘れました。

それからコストコへ。

そこでも私とSはそれぞれ2万近いお買い物をして、すっきりとストレス発散をいたしました。

帰りがけコストコのフードコートで、私はマンゴスムージー、Aはアイスラテ、そしてOとSは、アイスクリームとアイスラテをダブルで食していました。
みんなで大量にお買い物をすると、とっても気持ちがすっきりします。

が、帰ってからのおかたずけが大変なのは、言うまでもありません・・・。

明日は少しでもお掃除をしたいのですが…
それを考えると、せっかく盛り上がった気持ちも急速に萎え、心も体も重くなる私です。

かなわない思い。

2009-12-25 23:24:37 | 訪問看護、緩和ケア
昨夜、一人の女性がそっと眠りに就いたまま、旅立ってしまいました。

もう一度、目を開けて笑ってくれることを願っていた、愛する夫や子供たちを残して・・。
一緒に食べるはずだったクリスマスケーキは、今はそのまま彼女の祭壇におかれています。

数日前、やっとの思いで自宅に帰ってきました。
やせ細った体を、夫が2階の住居まで抱いて上がったのです。

跡取り息子は、母の姿になかなか向き合えずにいました。
高校生の娘は、本当にしっかり者で、いつも父親を支えて、病気の説明もなにもかも、一人で受け止めて涙を見せずに母を笑顔で介護しました。

笑顔で「おはよう」や「お休み」が言える事。
そんな当たり前のことが、こんなにも早く言えなくなってしまうなんて・・

「いてらっっしゃい!」と見送ることが、こんなにも早くできなくなるなんて・・

子を残す母がどんな思いで、娘の手を借りていたのでしょうか?
お母さん子の兄が、一人で泣いているのを、どんな思いで見ていたのでしょうか?

それでも家族は、いつも笑顔でお母さんの周りに寄り添っていたのに。

なんて、私たちは無力なのだろうかと、なんでもう一度「おはよう」を言わせてあげられないのだろうと、できもしないのに、そんな思いにばかりとらわれて・・

私たちには、想像もできないほどの絶望や悲しさを乗り越えてきたであろう、この愛すべきご家族を前に、言葉を失っている自分がふがいなくて・・・

そんな思いをかかえて、午前中にお顔を見に行きました。

でも、家族はしっかりと現実を受け止めていました。
脳天気なお父さんを演じていても、本当は強いお父さんなのでしょうね。
今は涙を見せず、あれこれ動いているお兄ちゃんと、やっと涙を流せた娘さんが、彼女の残した宝物です。
決して誰のせいにもせず、その別れを家族でちゃんと受け止めていました。

娘の施したお化粧は、睫毛までもクルリとカールさせて、本当にきれいなお母さんでした。
「お母さん、きれいね。」
「うん」彼女がうなずきます。
ずっと、母の亡骸のそばで、膝を抱えて泣いていたようです。

きっと素敵な娘さんになると思います。
この子は、みんなに守られて、素敵な女性になりますよ。
あなたのように。

心の中で、そう話しかけて帰ってきました。

本当は力になりたくて、支えになりたくて出かけて行ったくせに、逆に支えてもらったような気がします。

幾度となく繰り返される別れのお手伝いを「なりわい」としている私たちですが、
決してなれることはありません。
その苦しみに寄り添いながら、またそこから救われるのも私たちなのだと感じています。

残すところあと3日

2009-12-24 22:48:13 | 訪問看護、緩和ケア
残すところ、営業日は後3日と言うところで、今朝から居宅の相談が。
区保険師が気にしていた患者さん。
訪問したら、やはり認知の妻を抱えて高齢の夫一人で頑張っていました。
妻は呼吸器疾患もあり、早くサービスを受けられるように調整。
病院相談室への連絡、往診医の依頼、ベットの導入、訪問看護の開始をセッティングしました。
妻の拒否も比較的にスムーズにクリアできて、ご主人もホッとしたようでした。
これから、清潔援助や在宅酸素の導入など、医療的な援助が始まります。
本当に大変なのは、これからだと思いますが、年末年始の夫の不安が解消されただけでも良かったと思おいます。

でも、いつも思うのですが、いざとなると夫のほうがまめな気がします。
昔は縦のもの横にもしなかったようなお父さんが、妻の介護をはじめると、ご飯もまめに作り、掃除洗濯介護ときっちりする人が結構います。

今日のご主人も、家の中はきちんと掃除され(尊敬です~)、妻が散らかすそばから、まめにかたずけていきます。
ご飯を作るのも、そんなに苦じゃないと言っていました。
主治医からすすめられた療養型病院に見学に行ったけれど、「こいつを、あんなところに入れるのは、忍びなくてどうしてもできなかった。」と呟いていました。

やさしいんですよね。
ぜったいに、安心して家にいられるようにします!

そして明日ももう一人、年末退院予定の方との面談があります。

結局ここ数日ばたばたしています。
年末年始は、ターミナルの患者さんや、ストマトラブルの患者さんがいて、たぶんほとんど誰かが出るようになると思います。

今年はお休みも短いので、お正月もきっと、あっという間なのでしょうね。

明日一日と、28日の仕事納めで年内は一応終わりです。
やり残したことないように、あと二日頑張りたいと思っています!!


日々雑感

2009-12-23 16:00:09 | 読書、漫画、TVなど
最近、はまった漫画ご紹介します。

これです。 深夜食堂。

大人がしみじみ楽しめる本です。
淡々としていて奥が深い、人の温かさをしみじみ感じるような・・・
小林薫が主役で、深夜ドラマになるようです。
適役かも・・・大人の人読んでみてください。6巻まで出ています。

そして、大好きな「のだめ」です。
何回も繰り返して読みましたが、とうとう最終回になってしまいました。
さみしい・・・こんなに繰り返し読んだのは、「メゾン一刻」以来です。

そして、あと少しで終わる本は・・
畠中恵しゃばけシリーズ「ちんぷんかん」です。
いつもの若旦那と佐助、仁吉が活躍する楽しいシリーズです。
文がうまくて、江戸の情緒あふれるシリーズですが、読んでいて幸せな気分になれるので好きです。安心して読める作品。


この後読むのが海堂 尊の「ブラックぺアン」
これもチームバチスタシリーズです。
何度も言うようですが、いままでのなかでは「ジェネラルルージュの凱旋」が一番好きです。
映画やドラマでは、田口先生が若造になったり女になったりして、ちょっと許せませんが、映像でしか見ていない人は、是非原作を読んでください。
全く違う作品ですよ。

ドラマ化といえば、浅田次郎の「蒼穹の昴」がNHKでドラマ化されるようです。
できれば、日中合作の映画にしてほしかったです・・・
これは、是非原作でお楽しみください。すごすぎます。
ちなみに、「沈まぬ太陽」挫折しています・・。

本にせよ漫画にせよ、自分の感性に合ったものをいつもそばに置いときたいですね。
漫画だって結構いいものはありますし、今はやりの「ワンピース」だって泣けますよ。
現代の日本人が忘れかけた義理や人情や友情や勇気、そういうものがものすごく上手に表現されているので、DNAが呼び起されちゃうんじゃないんでしょうか。

今って、平等とか人権とかという言葉に逆にとらわれすぎちゃって、人として当たり前の上下関係までおかしな解釈させられていると思います。

卒業式には欠かせなかった「仰げば尊し」
歌わなくなった理由しっていますか?
ひとつはことばが難しいから。
そして歌詞の中にある「わが師の恩」という言葉。
誰もが先生を尊敬できると限らないのに、強制的に歌わせるのはおかしいんだそうです。もうひとつ「身を立て、名を挙げ、やよはげめよ」
地位や名誉を追い求めるように強制するからダメなんだそうです。

ばっかじゃないの??!

親や目上の人を敬うのは、人としてあたりまえですよね。
そこに平等なんて言葉を持ってくるから、世の中おかしくなってしまうんです。
口のきき方を知らない子供(大人も)が増えているのは、こんなことがまかりとうるからです。
なにも利権にまみれてふんぞり返った役人になれって意味で「身を立て名を挙げ」って言ってるわけじゃあないでしょう。
人として社会の中で活躍して、世のため人のためになるような人になってほしいと解釈すればいいんじゃないでしょうか?

言葉の難しさは音としてとらえれば、いにしえの美しい日本のメロディとなります。
そういう美しい歌は、誰が残していくんでしょうね。
難しさでいえば「箱根の山」なんて意味不明ですよね。

歌詞が難しくても、きれいな歌ってたくさんありますよね。

たとえば 「冬景色 」
  一、さ霧(さぎり)消ゆる(きゆる)湊江(みなとえ)の
  舟(ふね)に白し(しろし)朝の霜(しも)
  ただ水鳥(みずどり)の声はして
  いまだ覚めず(さめず)岸の家
  二、烏(からす)啼きて(なきて)木に高く
  人(ひと)は畑(はた)に麦を踏む(ふむ)
  げに小春日(こはるび)ののどけしや
  かえり咲(かえりざき)の花も見ゆ
  三、嵐吹きて雲は落ち
  時雨(しぐれ)降りて(ふりて)日は暮れぬ
  若し(もし)燈火(ともしび)の漏れ来ずば(もれこずば)
  それと分かじ(わかじ)野辺(のべ)の里

今の子供、歌えるのかな??

こうして、いいものが少しずつ消えていってしまうのでしょうか?
さみしい限りですね・・・。
日本の美しさは、なにも目に見えるものばかりではないと思うのですが・・・
年ですか?

半日人間ドックとKODO 鼓童 12月公演

2009-12-22 23:13:52 | 日々のあれこれ
今日は、2時から横浜のファーストプレイスで、健康診断でした。
血液、尿、便潜血、胸部レントゲン、腹部エコー、マンモグラフィー、マンマエコー、触診、婦人科検診、胃造影、検眼・・・
レディスデイなので、医師も看護師も検査技師も全員女性です。
浮世離れした健診施設は、白で統一されてめちゃめちゃきれいです。
最後に医師の診断を受ける前には、お茶とクッキーもでます。
優雅ですー。

が・・・・胃の造影はやっぱりきつい。
胃を膨らますための発疱剤を飲んだ瞬間から苦しみは始まります。
げっぷがしたい!!
でも我慢しないとちゃんと撮れないので必死の形相で我慢です。
その上にバリウムを飲み、さらに台の上で何度も回転させられるは、さかさまになるわで、やっぱり嫌な検査です。

今回も、昨年同様マンマで引っかかりそうです。
さらに、腹部エコーで胆石のほかに新たに胆嚢にポリープが見つかりました。
6mmだそうです・・・
やだなー。もしかして来年はやっぱり腹腔鏡かな~??
なんておもいつつも、あんまり考えない事にしました。
なるようにしかならないし!

で、そのあとは子供と待ち合わせをして、神奈川県民ホールへ
今日は、和太鼓集団「鼓童」の12月公演です。
鼓動の12月公演を見るのも、今年で4回目になります。
毎回わくわくします。
今年は、ちょっと奮発してS席を買いました!

       よかったですよー。今年も!

しょっぱなから、「ライオン」という演目です。
すごいいでたちで、独特の怪しい動きをしながら、太鼓を打ちながら踊ります。
すごいすごい!

そして、興魂太鼓で子供たちもやっている「三宅太鼓」
さすがプロです。
最後はいつものように、ふんどし一丁での大太鼓から、秩父屋台囃子へ。
今回は、前から5列目だったので、筋肉の一つ一つが割れているのがみえました。

you tubeで、最近の鼓童探しましたが、古いのしかありませんでしたが、載せちゃいます。



KODO 鼓童 「族」 和太鼓




今年は静かな年末かな??

2009-12-21 22:56:37 | 訪問看護、緩和ケア
去年の今頃は、ぎりぎりまでターミナルの患者さんが帰ってきて、年末から年始にかけては、嵐のような状態でした。
でも、今年はなんとなく1年が終わろうとしています。

今は、比較的落ち着いた患者さんがほとんどで、みんなの顔も穏やかです。
先週末に外泊からそのまま退院になった患者さんと、今日3週間ぶりに退院した患者さんがちょっと心配ですが、それでもみんな余裕の表情です。

11月の終わりに入ったスタッフも、ぼちぼち独り立ちしていますし、人員的にも余裕があるのも要因の一つかもしれませんが、それにしても、いつも年末に押し出される患者さんが少ないような気がします。

ともあれ今年は、このまま静かに年を越して、来年あけてから頑張りたいなーと思っています。

それにしても、このところの寒さはきついですよねー。
毎日着ぶくれて出勤していますがこの冬、職も住むところも追われた人たちは、どこに行くのでしょうか・・・

先日、区役所の方とお話していたところ、そういう方たちを寿町とかから集めてきて、一斉に生活保護の申請をして、最低限の食事と寝る場所を与えて、あとは全部巻き上げるという悪徳大家が、瀬谷にもかなりあるという話を聴きました。
横浜市内では、旭区が一番多いそうですが、瀬谷も土地があるし、古いアパートなんかを安く買い取って、そこに何人も押し込めるみたいです。
お金の支給日は、みんなを引き連れてきて印鑑一人ずつ渡して、お金を受け取ったそばから、3万ぐらい本人に渡して後は没収だそうです。
ひどい話です。
これに関しても、わかっていても有効な手立てがないのが現実みたいです。

ただ、不思議なのは、なんでこんなに就職難の時代なのに、介護の場には人が集まらないのかということです。
そんなひどい環境に取り込まれるよりは、どんな仕事でも必死に頑張れば何とかなるんじゃないかと思ってしまいますが・・・
現実はそんなに簡単じゃあないんでしょうか?

そういえば、某ヘルパーステーションで求人をした際に、面接を受けた人が断りを入れてきたときの言葉がびっくりものでした。
「すみません。雨の日にカッパを着て自転車に乗って訪問すると聴いたのでやめます。雨の日にカッパで仕事に行って風邪をひいても、子供の面倒を見てもらえる人もいないので困ります。それから9時から5時までというのは、9時に訪問先に行ってることだとは思いませんでした。」・・・・

普通、ヘルパーステーションで9時から5時って募集要項にあったら、9時にご利用者さんの家に入れるということを指しますよね・・?
普通、仕事が9時からだったら、それまでに支度をして間に合うように仕事ができる状態を指しますよね・・・?

雨の日に、仕事がお休みなのは、大工さんとかペンキ屋さんとか、庭師の人とかですよね?
「訪問」を仕事にしている人は、まして介護のお仕事では、雨とか雪とか関係ないのが普通ですよね?
で、風邪をひく・・・?
幼児ですか??か弱いんですかね?
面接をするにも時間と労力をさきます・・・
大人なんだから、自分に適性があるかどうか考えて、よく募集要項を読んでから手を上げないと・・

なんだかなーと思いました。
そんな話を聴くと、日本やばくないか?と思ってしまいます。

話は大きくそれてしまいましたが、今年も何やかやといろんなことがって終わろうとしています。
でも、なんとか無事に1年を終えられそうです。

明日は、健康診断に行ってきます。
今度こそ、何にも引っかからない事を祈っています。



やっとブログ更新。

2009-12-20 20:57:23 | 日々のあれこれ
金曜日は何だか疲れがたまってしまって、寝てしまいました。
そして、昨日はデスクトップのPCを買いに行ったり、セットアップしたりした後、おじいちゃんの年賀はがきを作り、さらにその後、学童の忘年会にOB参加をしてしまいました。

手土産の赤ワインをはじめに、飲みすぎました・・・
久しぶりにやっちゃいました。
赤ワインって、あとでいきなり酔いが回るんですよねー。

キムチ鍋を食べながら、赤ワインがんがん飲んで、途中ハリハリ鍋も食べて、気の置けない学童の親たちと、ワーワー盛り上がりすぎました。

OBで19歳のK君、小学生の時はいつでも半そで半ズボンだったのに、髪の毛ツンツンさせて、いまどきの青年になっていました。
そしてニコニコ酒を飲んでいたので、なんか嬉しくなって、さらにパワーアップしちゃったんですよね。

だって、小さい時から知っている子供たちですからね、学童ではみんなで育てたっていう感覚があるので、OBだってかわいいです。

うちの息子と娘も、昼の餅つきからずっと手伝っていて、子供たちの面倒を見ていたようですが、いつ来ても「お帰り」って言ってもらえる場所が、家以外にもあるってうれしいことのようです。
どの親も自分子意外でも、くんずほぐれつ遊んでいます。
奥のほうの、白いTシャツ来ている息子は、天井に頭がつきそうです。



二時会の焼き鳥や「あさのや」では、何を飲んだか定かではなく、帰りは歩いて帰りましたが、まっすぐ歩けず、途中電信柱に寄りかかって時々休みながらなんとか歩きました。
途中、人と別れてからは、さらに酔いがまわり、横道に入ってからは、こみ上げる吐き気に耐えきれず、側溝に立寄りながら帰宅。
でも、家に入れず体も動かず、自宅の庭の隅、車の陰に隠れて洗車用のホースの水を飲みながら・・・・。
さらにそこから家にやっとの思いで入り、トイレにこもること30分。
そのあとは、深夜3時半までホットカーペットの上で転がっていました。

天井の四隅がぐるぐる回っていたことは言うまでもありません。
頭もガンガン痛くて、ロキソニンを飲んで、布団にもぐりこみ酒が抜けたのは翌日の10時・・・

もう年なんだから、こんな飲み方まずいですよね~。
とほほ・・・です。
でも、こんな場所があることも、私にとっては元気の源になっているんですよ。
先週ころより、また忙しくなってきていますので、明日からは仕事納めの28日まで、がんばらなくちゃ!


今後の方針

2009-12-17 22:46:57 | 訪問看護、緩和ケア
在宅療養が、いつまでも変わらずに過ぎていくことはないわけで、どこかで病状が変化したり、ご家族に何らかの変動があったりして、岐路に立たされることがよくあります。

病状に変化があって入院しても、2週間くらいで落ち着くと、転院か在宅かを決めるように迫られることがほとんどです。
在宅の場合は、通院か往診医による診療かに、さらに絞られます。

大きな病院で治療をしながら間は往診医に、ということも多くありますが、これって結構双方のドクターにはストレスになるんじゃないかな・・・?
と思う事もあります。(なかったらごめんなさい・・

これもお互い医師同士のコミュニケーションが取れれば問題はないのですが、あまり双方にコンタクトがないと、間に入る訪問看護師が四苦八苦することが、ままあるのも事実です。

そこで病院相談室のMSWや連携室看護師が機能していると、ここがスムーズに解決されるわけです。

今日は、午前中に聖マリアンナ西部病院まで、退院前カンファレンスに行ってきました。
一時呼吸不全に陥り入院していただいた患者さんです。
独居のため、今後は療養型病床への転院か、在宅かを悩んだ挙句、息子さんが泊まり込むことで、在宅を選ばれました。

療養型病床はいわゆる老人病院と言われるものですが、病院でありながら化学療法などの管理はできない事が多く、そこに入るには化学療法をあきらめるしかありません。
老人健康施設は、さらに医療ニードが高い場合の受け入れは難しくなります。

今回も、年末年始のショートステイを予定していた施設が、毎日の膀胱洗浄を拒否したため、あきらめざるを得ませんでした。
そこで、私からの提案として、レスパイト入院を受け入れている病院のご紹介をし、問い合わせたところレスパイトであることを条件に年末年始の数日間入院を許可していただけました。

あとは、主治医の意見を聴いてもらって、化学療法の継続が有効なのか、往診医に日常の診療を委託していただけるのかを、担当MSWに確認していただく事にしました。

出席者は、病院でのカンファでありながら、ケアマネのほかにヘルパー責任者や訪問入浴の担当者も集まり、90分ほど話し合いました。

やはり各サービス事業者の、在宅療養へに意識が高まっているのでしょうね。

病状は予断を許さない状態での退院になります。
それでも、来週明けには「お帰りなさい!」と言ってみんなで迎えてあげたいと思っています。

第32回緩和ケア研究会

2009-12-16 21:58:55 | めぐみ在宅緩和ケア関連
昨日は、うちの訪問看護ステーションと、めぐみ在宅クリニックで関わった患者さんの事例発表を通して、いつもの振り返りをしました。
治療を行っていた病院の主治医グループや看護師も、わざわざ来て下さいました。
これは、すごいことです。
普通、病院の先生たちは、院内のデスカンファをすることはあっても、地域に帰った患者さんのデスカンファに出ることなど、まずないからです。

そういう意味では、画期的な事ですが、それだけこの事例の患者さんに対する思いが強かったということです。
それは、私たちにも言えることで、これからも忘れられない患者さんになると思います。

原稿は、私が記録から経時的におこし、あとで担当の看護師の意見も入れ、めぐみに送りました。
そこに、医師の診療記録も平行して入れ、長めの原稿となりましたが、大きな変化があり、強烈なアクシデントもあったため、これ以上短くすることは無理でした。

20代で結婚を前に死ななければならなかった女性の苦しみと、それを支える家族の苦しみに対し、私たちはどういう対応をすれば良かったのか・・・
何が支えなのか、どのようにしたらより支えを強くできるのか、支える私たちの支えは何なのか。
また、グループワークです。

私のグループは、AB型の人のグループで、さすがに少なかったですが、小澤先生もAB型ということが分かりびっくりしました。
でも、確かにそうかもしれません…
それに、聖マリ西部病院のホームケアのkさんも・・

一緒のグループに上品な女性がいました。
何のお仕事ですか?と尋ねると、ハープの奏者だということでした。
「ターミナル期の患者さんのおそばで、ハープの演奏をしています。」とのことでした。
いろんな職種の方が集まります。

今回の事例の方は、介護保険対象ではなかったので、ベットのレンタルも自費になるため、いつも格安で即納してくれるSさんにお願いしました。Sさんはとても気を使って、なるべく費用のかからない方法でレンタルをするために、レンタル料の高いエアマットをギリギリまで使いませんでした。
しかし、最後に褥創が発生し、エアマットを入れ替えている時に亡くなってしまった経緯があり、責任を感じてひどく落ち込んでいました。
精一杯、誠心誠意自分のできる事をと考えて、その結果たまたまそうなったのですが、彼にはとてもつらい経験になったようです。
そのため、Sさんにもこの事例発表を伝えたら、ぜひ参加したいと言って、参加してくれました。
帰り際、彼はなんと反省点などをレポートにして渡してくれました。

福祉用具の方々は、レンタルの導入や点検には入りますが、他のサービス業者ほど、患者さんとの接点がないように思われますが、地域で支えるためにはとても重要な仲間なのだと、あらためて感じさせられました。
真摯に仕事をするほど、関わった人も苦しむのがこの仕事なのだと思います。

だからこそ、支える人の支えが必要なのだということを再確認し、お互い支えあわなければならないのだと思いました。