一言に、患者さんの支えになるとか、傾聴するとか言うけれど、じゃあ実際どうするんだと聞かれたら、答えられる人は、すごく少ないと思います。
いくら対話ケアを勉強しても、実際の会話になれば、反覆なんてどっかに飛んで行っちゃたりして、的外れな言葉がでちゃったり、自分の期待する言葉の誘導になっちゃったりして、結局は思いの半分も受け止められないし、伝わらない・・
そんなジレンマが、いつもついて回ります。
患者さんのお母様からの電話がありました。
病気の娘とかかわることの苦しさ、切なさ、どうしようもない不安、なすすべもなく、見ていることの恐怖・・・
苦しんでいる家族に、向き合えない自分のふがいなさ、それでも逃避したくなる弱い心。
いろんな思いを、たくさん話してくれました。
答えることの、言葉一つ一つを考えて、嘘であったえはいけないと、ただの慰めであってはいけないと、何か力にならないかと、選んだつもりの会話でした。
でも、受話器を置いたあと、忘れないように会話記録として、だいたいを記録していくうちに、やっぱりちゃんとわかっていないことにきずかされます。
後で、小澤先生に報告のため、会話記録を持参。
私から先に行ってはいけない言葉「辛いね、苦しいね」
これは、相手が言ったら、初めてそれを受けて言う言葉。
改めて、指摘されちゃいました。とほほ・・・
先導するような言葉は、言わないこと。
基本ですよね。何年やっているんだか・・・
でも、でも、どんない苦しいだろうかと、辛いだろうかと思ってしまいます。
それがつい口をついてしまいます。
感情移入が激しい私のいいところでもあり、欠点でもあります。
でも、私は私なので、ある程度は私なりでもいいのかな、とも思ったりして・・
だってこんな私に、苦しい胸の内を電話して来てくれるんだから。
でも、会話記録を書くことで、担当看護師も先生も、一緒に何が解決すべき問題なのかがはっきりしてきます。
どんなふうに、誰の負担を軽減するか。
どうしたら、本人の希望がかなうのか。
家族の思いは、本人の思いはどこにあるのか・・
私は、相手にはなりえない。
でも、わかりたいと思うし、わかってほしいとも思う。
難しいですよね。
誰かの力になろうなんて、おこがましい話なのかもしれないけれど、それでもいないよりは、いたほうがいい人でありたいと思います。
いくら対話ケアを勉強しても、実際の会話になれば、反覆なんてどっかに飛んで行っちゃたりして、的外れな言葉がでちゃったり、自分の期待する言葉の誘導になっちゃったりして、結局は思いの半分も受け止められないし、伝わらない・・
そんなジレンマが、いつもついて回ります。
患者さんのお母様からの電話がありました。
病気の娘とかかわることの苦しさ、切なさ、どうしようもない不安、なすすべもなく、見ていることの恐怖・・・
苦しんでいる家族に、向き合えない自分のふがいなさ、それでも逃避したくなる弱い心。
いろんな思いを、たくさん話してくれました。
答えることの、言葉一つ一つを考えて、嘘であったえはいけないと、ただの慰めであってはいけないと、何か力にならないかと、選んだつもりの会話でした。
でも、受話器を置いたあと、忘れないように会話記録として、だいたいを記録していくうちに、やっぱりちゃんとわかっていないことにきずかされます。
後で、小澤先生に報告のため、会話記録を持参。
私から先に行ってはいけない言葉「辛いね、苦しいね」
これは、相手が言ったら、初めてそれを受けて言う言葉。
改めて、指摘されちゃいました。とほほ・・・
先導するような言葉は、言わないこと。
基本ですよね。何年やっているんだか・・・
でも、でも、どんない苦しいだろうかと、辛いだろうかと思ってしまいます。
それがつい口をついてしまいます。
感情移入が激しい私のいいところでもあり、欠点でもあります。
でも、私は私なので、ある程度は私なりでもいいのかな、とも思ったりして・・
だってこんな私に、苦しい胸の内を電話して来てくれるんだから。
でも、会話記録を書くことで、担当看護師も先生も、一緒に何が解決すべき問題なのかがはっきりしてきます。
どんなふうに、誰の負担を軽減するか。
どうしたら、本人の希望がかなうのか。
家族の思いは、本人の思いはどこにあるのか・・
私は、相手にはなりえない。
でも、わかりたいと思うし、わかってほしいとも思う。
難しいですよね。
誰かの力になろうなんて、おこがましい話なのかもしれないけれど、それでもいないよりは、いたほうがいい人でありたいと思います。