そうそう、続きです。
まず料金ですが、まるめで何回利用しても定額というのが最大の売りです。
訪問看護との同時利用であれば、介護度4で22250単位(ほぼイコール円です。)
介護度5だと26700単位です。
この料金を定額支払うことで、24時間いつでも必要と感じた時にヘルパーさんか看護師さんがやってくるというわけです。
もちろん、プランも立てるので、帯で巡回サービスもいれられます。
国が想定しているのは、水分補給20分とかおむつ交換30分とかかなり短い滞在時間で数を入れるというものでしたが、実際はどうなんでしょうか??
ボランティアではないので、もちろん利益が出るようなプランニングがされるのだとは思います。
とにかく、それでも何度でも呼べるのです。
じゃあ、Aさんの場合いつ呼ぶのかな??
と考えると、とりあえず朝・夕のおむつ交換、丸めなら寝る前もおむつ交換と口腔ケアなど。
また、清拭に更衣、食事介助とかでしょうか。
あまり突発的なコールは少ないのではないかと思います。
それに比して、褥瘡の悪化や拡大があり、さらに基礎疾患からくるけいれん発作が時々あります。
スキントラブルや時に排便ケアとして浣腸や敵便が必要なこともあります。
この状態で、週に一回30分で何とかなるのか・・。
緊急訪問を入れると、事業所的に赤字です。
極力ヘルパーさんにお願いするとして、病状の把握や医療的な視点としての全身の観察・異常の早期発見ができるのでしょうか。
褥瘡にしても、重症度によって、随時処置や環境調整を行う必要がありますが、そこは大丈夫なのでしょうか。
一体型の事業所ならまだしも、連携型では現状緊急訪問まで入れるとつぶれます。
実際、現段階で行われているこのサービスで、オペレーターから訪問看護に緊急要請したことはないと、この地域の事業所の方が言っていました。
そして、Aさんの場合は重量級のうえほぼ寝たきりです。
まして褥瘡が悪化傾向なので、今後は訪問入浴が必要です。
ですが、この定期巡回型随時訪問介護看護で、ほとんどの単位を使ってしまいますから、残った単位では、介護度4では月に1回しかお風呂に入れないことになります。
国は、デイサービスを間に利用して、そこでの入浴を想定していますが、デイサービスを嫌がるご老人は意外に多いのです。
また、Aさんの場合は経済的にデイサービスのご利用はかなり厳しく、中止しています。
デイやショートを使った場合は、既定の丸めの料金から、施設利用した分介護も看護も日割りで差っ引かれます。ご利用者さんには優しいシステムですが・・。
今まで、その時の状況でヘルパーや訪問看護などもキャンセルしたりしていましたが、これもできません。今月は厳しいからサービスを減らして・・はできません。
逆に通常のプランなら、介護度4あれば朝・夕のおむつ交換のほかに、訪問看護60分週2回、訪問入浴週1回を入れることが出来ます。
訪問看護や入浴の時は、ヘルパーを減らすこともできます。
週に何回か、ケアの時間もプラスしてヘルパーを入れたとしても、ぎりぎり入れることが出来ます。
もちろん区変も同時に行います。
こう考えると、Aさんに関しては、このサービスを使うにはデメリットの方が大きいようです。
もう少し介護度が低く、医療ニードの比較的少ない方で、確実な内服管理が必要だったり、失禁が頻繁だったり、寂しさから身体症状が出るようなケースには、とっても良いかもしれません。
実際、看護のご利用者さんは、みな30分でのプランで、バイタル見て時々便秘の時に浣腸をするような方が多いと聞きました。
ケースバイケースですが、国が当初想定したような中重度者を対象とするには、ちょっと無理があるような気がします。
で、そんな話を含め、担当者会議が行われ、Aさんに関しては、現在のプランを見直し、ヘルパーを朝夕入れることでご家族も同意されました。
その後、医師とも相談し、レスパイトの意味合いも含め地域病院に急きょ入院することが出来たので、、全員ほっと胸をなでおろしました。
とはいえ、入院中に今後の方向を決めて置かないといけませんから、ケアマネさんも大変だとは思いますが・・
まあ、なんというか『帯に短し、袂に長し』という感じです。
ちなみに、月に1回30分とか、2回30分とかの訪問看護で、緊急に入ってもらって、緊急訪問がないようなケースだと、訪問看護ステーションはかなりの収益になります。
でも・・
私たちの訪問看護とは、根本的に違いすぎます。
ちゃんと見て、聞いて、触って、観察して、向き合って、根気よく対話して、築いてきました。
事業所的には利益の話になってしまうけれど、看護の質という視点で踏み切れないでいる私たちがいます。
まず料金ですが、まるめで何回利用しても定額というのが最大の売りです。
訪問看護との同時利用であれば、介護度4で22250単位(ほぼイコール円です。)
介護度5だと26700単位です。
この料金を定額支払うことで、24時間いつでも必要と感じた時にヘルパーさんか看護師さんがやってくるというわけです。
もちろん、プランも立てるので、帯で巡回サービスもいれられます。
国が想定しているのは、水分補給20分とかおむつ交換30分とかかなり短い滞在時間で数を入れるというものでしたが、実際はどうなんでしょうか??
ボランティアではないので、もちろん利益が出るようなプランニングがされるのだとは思います。
とにかく、それでも何度でも呼べるのです。
じゃあ、Aさんの場合いつ呼ぶのかな??
と考えると、とりあえず朝・夕のおむつ交換、丸めなら寝る前もおむつ交換と口腔ケアなど。
また、清拭に更衣、食事介助とかでしょうか。
あまり突発的なコールは少ないのではないかと思います。
それに比して、褥瘡の悪化や拡大があり、さらに基礎疾患からくるけいれん発作が時々あります。
スキントラブルや時に排便ケアとして浣腸や敵便が必要なこともあります。
この状態で、週に一回30分で何とかなるのか・・。
緊急訪問を入れると、事業所的に赤字です。
極力ヘルパーさんにお願いするとして、病状の把握や医療的な視点としての全身の観察・異常の早期発見ができるのでしょうか。
褥瘡にしても、重症度によって、随時処置や環境調整を行う必要がありますが、そこは大丈夫なのでしょうか。
一体型の事業所ならまだしも、連携型では現状緊急訪問まで入れるとつぶれます。
実際、現段階で行われているこのサービスで、オペレーターから訪問看護に緊急要請したことはないと、この地域の事業所の方が言っていました。
そして、Aさんの場合は重量級のうえほぼ寝たきりです。
まして褥瘡が悪化傾向なので、今後は訪問入浴が必要です。
ですが、この定期巡回型随時訪問介護看護で、ほとんどの単位を使ってしまいますから、残った単位では、介護度4では月に1回しかお風呂に入れないことになります。
国は、デイサービスを間に利用して、そこでの入浴を想定していますが、デイサービスを嫌がるご老人は意外に多いのです。
また、Aさんの場合は経済的にデイサービスのご利用はかなり厳しく、中止しています。
デイやショートを使った場合は、既定の丸めの料金から、施設利用した分介護も看護も日割りで差っ引かれます。ご利用者さんには優しいシステムですが・・。
今まで、その時の状況でヘルパーや訪問看護などもキャンセルしたりしていましたが、これもできません。今月は厳しいからサービスを減らして・・はできません。
逆に通常のプランなら、介護度4あれば朝・夕のおむつ交換のほかに、訪問看護60分週2回、訪問入浴週1回を入れることが出来ます。
訪問看護や入浴の時は、ヘルパーを減らすこともできます。
週に何回か、ケアの時間もプラスしてヘルパーを入れたとしても、ぎりぎり入れることが出来ます。
もちろん区変も同時に行います。
こう考えると、Aさんに関しては、このサービスを使うにはデメリットの方が大きいようです。
もう少し介護度が低く、医療ニードの比較的少ない方で、確実な内服管理が必要だったり、失禁が頻繁だったり、寂しさから身体症状が出るようなケースには、とっても良いかもしれません。
実際、看護のご利用者さんは、みな30分でのプランで、バイタル見て時々便秘の時に浣腸をするような方が多いと聞きました。
ケースバイケースですが、国が当初想定したような中重度者を対象とするには、ちょっと無理があるような気がします。
で、そんな話を含め、担当者会議が行われ、Aさんに関しては、現在のプランを見直し、ヘルパーを朝夕入れることでご家族も同意されました。
その後、医師とも相談し、レスパイトの意味合いも含め地域病院に急きょ入院することが出来たので、、全員ほっと胸をなでおろしました。
とはいえ、入院中に今後の方向を決めて置かないといけませんから、ケアマネさんも大変だとは思いますが・・
まあ、なんというか『帯に短し、袂に長し』という感じです。
ちなみに、月に1回30分とか、2回30分とかの訪問看護で、緊急に入ってもらって、緊急訪問がないようなケースだと、訪問看護ステーションはかなりの収益になります。
でも・・
私たちの訪問看護とは、根本的に違いすぎます。
ちゃんと見て、聞いて、触って、観察して、向き合って、根気よく対話して、築いてきました。
事業所的には利益の話になってしまうけれど、看護の質という視点で踏み切れないでいる私たちがいます。