こぶた部屋の住人

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「心理臨床実習」スクーリング!

2013-07-17 21:42:44 | 大学の事
先週末の3連休は、大学のスクーリングでした。

「ストレスマネージメント」を含めての3日間でしたが、個性的なクラスメートとともに、なかなか面白い授業でした。

授業のほとんどは、構成的グループ・エンカウンターと呼ばれる<いくつかのエクササイズを組み合わせたプログラムに沿って進められるグループワーク>です。

内容は、自己開示ゲームから始まり、傾聴トレーニング、カウンセリングトレーニングを行います。

相談者と面接者に別れたり、それぞれの影を演じたりと、皆で交互に対話をしていきます。
相手の声のリズムやトーン、間の置き方などにあわせ、反復やうなずきなどによって、話を引き出し会話することによって、相談者のカタルシス(心の浄化)を起し、心的変化をもたらすよう働きかけるのです。

これを、延々と相手を変えテーマを変え行っていくので、かなり疲れます。
相手の話を要約する練習もあり、かなり集中力も必要です。

その中で、ちょこちょこと面白い話を聞きました。

例えば「過去は未来がつくる。こうなりたと願う未来から想起されるのが過去。単なる心理的捏造である。」とか。
確かに、人はいいように思い出を作り替えたり、こうだったに違いない!的なあやふやな記憶って多いな・・と思います。

そして「援助者は、自分の器以上の援助はできない。」というのも印象的でした。

自分を知ることから始めなければ、自分の器はわからない。
自分をdriveしているものはなんだろう?
自分を肯定するワーク。などなど

気づくアプローチとしての人間性心理学。
なかなか興味深い内容でした。
そして、一番面白かったのがビデオ。

このビデオは、心理学ではかなり有名なものだったようで、ネットで調べるとかなりの情報量でした。
それはグロリアと3人のセラピスト」というビデオで、完全日本語訳のもので、購入しようとすると3部作で21万円もするというレアなものだそうです。
心の悩みを抱えるグロリアという一人の30代のアメリカ人女性に対して

「来談者中心療法」のロジャーズ
「ゲシュタルト療法」のパールズ
「論理療法」のエリス

というそれぞれ異なるアプローチをするカウンセリングの創始者たちがそれぞれの手法で面接をしていくビデオです。

今回は、ロジャースとのカウンセリングを二日目に見て、かなりのインパクトで大騒ぎになり、3日目にバールズのカウンセリングを見せてもらったのです。

カール・ロジャーズというのは、「来談者中心療法」で有名な人ですから、ビデオとは言え本物は出てきてびっくりです。
このグロリアという女性が、なんともインパクトのある女性で、ソフトな語り口で話を聞き出すロジャースに対して、自分の赤裸々な性についての相談をしていきます。
それを娘に告白すべきかから始まって、最後は自分と父親との心理的な葛藤までを話すのです。
傾聴を中心とした30分の面接のなかで、自分が今なすべきことは何かを、自分で気づかせるような内容でした。
翌日、ゲシュタルト療法のフレデリック・バールズがグロリアと面談しているところを見たのですが、これはもう「喧嘩売ってるのか?」みたいな対話の中で、話が進んでいき、ロジャースとは全く違う面談になっていました。

で、何が言いたいかといえば、このグロリアというバツイチの女性が、なんでそんな自分の内面とかをビデオの前で晒し出して、3人もの面接者との記録をこんな世界的に公開しているのかということです。
確かに、美人系でちょっと高慢ちきな感じも見せつつ、自分の性的な部分まで赤裸々に語っているわけで、堂々と時にタバコをふかしながらの彼女はかなりみんなの話題になりました。

実は、このビデオが公開になったあと、アメリカでもかなり物議を醸したそうで、このためグロリアとその娘は孫の代まで「あることないこと」を言われ続け、精神的なダメージをおったとして、裁判まで起こしていたそうです。

そんなわけで、アメリカではとっくにこのビデオは放送禁止になっているそうです。
最終的に、自殺説のあるなか、実際には病死をしたグロリアですが、実はビデオで撮られていることを知らなかったとか・・。

昔の心理学は、実験も随分ひどいことをしているので、このくらいは屁の河童なんでしょうね。

あ、そういえばこんな話も聞きました。
「うつ病には、バナナとヨーグルトがいいという学者がいるよ。」

ネット検索すると、なるほど山ほどヒットしました。

バナナに含まれるトリプトファンが、ビタミンB6とくっつくことでセロトニンが生成されるそうです。
(このセロトニンが不足すると、わけもなくイライラしたり、イヤーな不安感や悲しい感じに襲われたりするのです。)
ほかにも乳製品や大豆製品、肉類何かにも多く含まれるそうです。
簡単に、手を加えなくても美味しくいただけるバナナを、乳酸菌たっぷりのヨーグルトにい入れ、腸内環境を改善しながらセロトニンをどんどん生成することで、うつを改善するということらしいです。

これでとても改善したといううつ病の患者さんが、たくさん記事を書いているので、あながち嘘じゃないのかもしれません。

ちなみに、我が家は毎朝バナナ&アサイー&ヨーグルでスムージーを作って家族全員で飲んでいます。
娘は、学校まで持って行って飲んでるし・・。
アサイースムージーはコストコで8個入って898円とリーズナブルなので、毎朝の心と体の健康飲料として、アサイーバナナヨーグルトは、これからも続けよう!と心に決めた私です。










ライフステージと愛着について

2013-04-28 22:05:57 | 大学の事
朝から寝坊して肝を冷やしたものの、なんとかギリギリ滑り込みセーフ。

なんだか自分がもたもたしていて、年だな〜と感じています。

昨日に引き続き発達心理学Ⅱ。
今日のお勉強の中心は[愛着Attachment]
愛着理論や、愛着行動の発達段階の変化など。
さらに、愛着についての実験や、そこから導き出された愛着に対するタイプ、そして愛着の障害などを一通りお勉強しました。
先生は、自分の子育ての話も含めて、すごくわかりやすく話してくれたし、こういう話は子供を産む前に知っておけば、もうちょっとまともな子育てが、私も出来たんじゃないかって思ってしまいました。
とはいえ、その場に直面しないと興味が持てなかったり、気づかなかったりすることの方が多いわけだから、今更しょうがないかな。

びっくりしたのが、今の若い世代20代の人とかは「子供がむずかる、ぐずる。」という意味をわからないらしいということです。

先生のゼミの学生も、今日受講していた若い学生も、「意味が分からない。」といいます。

時代にあった言葉ではないのかな?もう死語なのかな?
子どもがぐずる・・って言いませんか?

ちょうど、三浦しをんの「船を編む」を読んでいて、言葉はどんどん変化するし、消えていくのだと書いてあって、「ぐずる」や「むずがる。」もそうなのかな?と思ったりしました。
もしかしたら、お母さんになってからの、お母さん用語なのかもしれないけれど、年代の差を感じてしまいました。


脱線しましたが、発達を考える時に「愛着」は切り離せません。
愛着の形はいろいろで、いくつかのタイプには分類されていますが、親子間での愛着が近接を伴って形成されることで、基本的な信頼関係が生まれるという理論が理解できました。
この行動レベルの近接が、成長発達の段階で表象レベルの近接、すなわちイメージを持つことができるようになり、信頼できる養育者との恒常性が確立するわけです。

まあ、そんな授業を延々と聞きつつ、最後には2003年に起こった佐世保事件(小6の女児が、同じクラスの女児を殺してしまった事件)の新聞記事を読んで、「その養護者は、社会から何を要請されていると感じるか?」を論述せよ。ということで終わりました。
書けた順からかえってよしということで、張り切って3番目に書いてさっさと教室をあとにしました。

新聞記事には、身柄を拘束されて後の行動分析や成長家庭での分析がぎっしり書かれていました。
後日この子は「アスペルガー」と診断されたそうですが、幼少期からの発達過程は、今見れば明らかに問題があるように思えます。
しかし、生活や仕事に追われ、子どもの発達どころではない生活のなかで、「抱っこもねだらない、あまり甘えない子供は、手のかからない育てやすい子」としかとらえられないのは、しょうがないと思ってしまいます。

子どもの発達と愛着の関係。

これは、心理学で学ぶというよりは、母親教室でも教えて欲しい内容だと思います。

さて、明日は最終日。
あすは寝坊しないように早く寝ます。





久しぶりのスクーリング

2013-04-27 22:00:53 | 大学の事
いろんなことがあって、1年間あっという間に停止状態で過ぎてしまい、3月から続けようか、やめてしまおうか迷っていた通信大学。

でも、せっかく一念発起して、3年時編入をしたのだから、ここでやめたら悔しいじゃないですか。

いろいろなハードルはあるけれど、この一年を大事にして、時間を切り売りしながらでも、なんとかやり遂げたいと思って、継続を決めました。
そして、今日が1年ぶりのスクーリング。
連休の前半を潰して、うららを預けての出席でしたが、出てみればそれなりに面白いし、刺激もうけます。

今回の講義「発達心理学Ⅱ」の14人の出席者は、北は北海道から南は渡嘉敷島から来ていて、みんなパワフルな人たちでした。

最初の自己紹介の他に、後半「自分の人生の転換期は?」という質問があって、後半の質問には年代ごとにひとりひとり発言をしました。

とりあえず今日のところは、50代が5人、40代が4人。
14人中40代以上が9人もいるのは、すごいと思いませんか?

皆、それぞれの人生を背負っていて、それぞれの目標に向かって、頑張っているんですよ。

これは頑張らないわけには行きません。

40代、50代。
中年お危機と呼ばれる年代です。
「人生の正午」とか定義されて、心身の無順に直面する移行期なんだとか。
アイデンティティの編成、生活構造の再構築が必要なこともある。

これから高齢になるにしたがい、喪失と生活構造の再構築をしながら、「仕事と家庭」を作り上げ、やがて老いてから「自分の人生は、意味のあるものだった。」なんてことを、思えるようにならないといけないらしい。これぞ自我の統合!(笑)


あと二日、休日の早起きは辛いけど、なんとか頑張らないとね。

でも、長い通学時間は悪いことばかりじゃなくて、時間がなくて読み進まなかった本を、ガシガシ読めるのでありがたいです。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」やっと読み終えました。シアワセ。
感想はまた後日にします。

始めてのweb試験

2012-05-27 22:46:28 | 大学の事
今年度から、単位認定試験が自宅でWEB上で出来るようなりました~。

それまでは乗り換え乗り換え、朝早くから東京のずっと端っこまで行っていましたから、これはもう本当に有りがたいことです。

機能も必死にチェックしなおした発達心理学Ⅰですが、どうもも相性が悪くて、何回やっても赤点ぎりぎりまでしか取れません。
なんでこんなに頭に入らないのか、私の認知力が著しく低下しているのか、設問のやたら長ーい文を読んでいるだけで、クラクラしてなかなか次に進まないのです。

とにかく、もう当たって砕けろでやってみました。

WEBの環境を整え、何があっても試験の間は集中しないといけません。

でも・・
奴がいるのです。すぐそばに・・・
ケージの中に入れて置いても「遊んで!遊んで!」モードで騒がしい。


それでも無視して試験開始となりましたが、案の定相性が悪くて、なんだか初めて聞くような単語やら、難解な言い回しのやたら字数の多い設問にイライラしながら、あっというまに時間いっぱいで終了しました。
結果は・・たぶん赤点ぎりぎりでの合格と言うところでしょうか・・。あーやだやだ。
普通に読むと、はーなるほどな~。となる教科書ですが、なんか意地悪な試験でした。
要は、ちゃんとわかっていないと教科書見てもわかんないぞ!と言う事のようです。

2時限目は「生活環境論」でしたが、たぶんこれは大丈夫だと思います。
シンプルな設問が、すごく嬉しかったですわ。

今日は、この2時間で終了です。

卒業まで、1年延ばすことにした私です。
色々なことにハラハラしながら、キャンセルばかりのスクーリングは、今年全般はあきらめて、毎月このWEB試験で、取れるものは全部取ろうと心に決めた私です。

まあ、急がば回れ。と言うことわざもあります。
私は、私の環境の中で出来るスピードで、ゆっくりゆっくり、でも絶対にあきらめないで卒業したいな・・と思っています。
今までだって、さんざん回り道をしてきましたからね。
回り道だって、ちゃんとそこには意味があるのですよね。


というわけで、今日も一日が終わってしまいました。

ここからは、うららワールドでお楽しみくださいね。

        

思うようにはいかないけれど。

2012-05-05 23:43:59 | 大学の事
去年取りきれなかったスクーリングと単位認定試験を足して、今年の履修登録をしたのはいいけれど、どう考えても1年で履修は無理なので、開き直っていました。

でも、そろそろやることやらないと、何年たっても認定心理士どころか、卒業もできませんよね。

ちなみに、本当は5月4日から6日まで、「心理学基礎実習」のスクーリングでした。

結局、緊急当番のことや家庭のことを考えると、このスクーリングは断念せざる得ませんでした。

スクーリングは、3日間1万円入金するのですが、これは振替が効きませんので、お休みすると捨てることになってしまいます。

すごーくもったいないですが、こればかりはお金に変えられない現実があって、あきらめました・・。

ただ、今年から単位認定試験が自宅でWEB受験することが出来るようになったんです。

日時は指定ですので、その日、その時間きっかりから始めることになります。
もともと、教科書は持ち込み可なので、東京のはずれまで朝早くから出かけることを考えると、これはもうすごく有り難いことです。

5月27日のWEB試験を、2教科申し込んでみました。

6月のスクーリングは、絶対、絶対出るつもりです。
何事もありませんようにと、ただただ祈るばかりです。

順調な人たちは、1年目の単位はすっきりと全部終え、卒業に向けて頑張る人、さらに大学院を目指す人もいて、うらやまし限りですが、私は私のペースでゆっくり進んでいきたいと思います。

明日は休暇の最終日なので、なるべくレポートを完成させたいなと思います。

ちなみに、今日は大暴れでお疲れのウータンは、こんな姿で爆睡中です。
レム睡眠と思われるウータンは、時折足をぴくぴくさせながら、「うみゃぁぁ・・。くぉぉ~・」とか変な声を出したりしています。
どんな夢を見ているのかな??


横の棒は、かじかじするための棒です。(念のため)

やっぱり、「人のレールに乗りたくない!」

2012-03-03 20:51:50 | 大学の事
「人のレールにのりたくない!」
そう断言したS次郎さんが、いよいよ退院しました。

ご本人の意思で、腹水でパンパンのおなかを抱え、たった一人の家に帰ってきたのです。

退院後に介護ベットが入ったはずなので、私が一番乗りで様子をみに伺うこととなりました。
古い小さな文化住宅の、玄関の引き戸をがらっりとあけると、すぐ目の前の居間にS次郎さんが胡坐をかいて座っていました。

「こんにちは!久しぶりの家はいかがですか?ご様子見に来ました。」というと、彼は毛糸の帽子を被ったまま、ニカッと笑って「よお、悪いね!」と一言。

「さっきベットが入って、今布団自分で敷いたんだよ。あれでいいのかな?」

介護ベットの耐圧分散マットの上に、しっかり敷布団が・・。

でも、一生懸命自分で敷いた布団・・。

ベットの搬入した業者さん、一言説明してくれればいいのに・・と思いつつ、
「敷き布団、あった方がいいですか?これ、そのまま寝ても体が楽なマットなんですけれど・・。でも、せっかく敷いたから、今夜一晩様子見てみます?」と聴いてみました。
「おお、そうするよ!」

思いのほか、ふかふかな感じのお布団がしっかり敷かれ、電気毛布も入っていて、すごくほっとしました。
確かに、何にもないがらーんとしたお部屋ではありますが、火の気のない部屋のちゃぶ台の前で、美味しそうに煙草をくゆらせるS次郎さんの顔を見ていたら、なんだかうれしくなりました。
悲壮感なんてどこにもなくて、自由になったぞー!的オーラを発散していましたので。

食事は自分で調達できるさ。
冷蔵庫は、トモダチがリサイクルショップで5000円で探してきてくれることになってるよ。
フロは、たぶん使えるよ。

10日、自分でなんとかするよ。
もしかしたら、その前にヘルプするかもよ。
でも、今はいい。
おれ、身体に触られるの好きじゃないんだよ。

そんな話をしました。

翌日、もう一度だけ書類にサインをもらいに行きましたが、確かに自分で食料を調達されていました。

食事内容は、ちょっと心配な内容で、インシュリンも自己注射しているので、低血糖をおこすリスクはありますが、彼は自分で決めた生活のスタートを誰からも乱されたくはないのでしょう。

足取りも、病院で見た時よりしっかりとして、これならしばらくは大丈夫そうです。
「わかりました。それじゃあご希望どうり、さ来週から週一回伺いますね。何かあったらいつでも連絡ください。それじゃあまた。」と言って帰ろうとする私を、「おおきに!」とお国ことばで送ってくれました。

彼は、自分の命の期限を知っています。

「今のうちに合いたい友達がいっぱいいるんだ。だから、入れ代わり人が来ることで、それを邪魔されたくはないんだよ。」「友達に合いに行きたいって・・。ははは、俺も年取ったな。」

今この時間と一人の生活を、同か存分に味わってほしいなと思いました。
大きなお世話は、なるべくしないように、そっと見守れればいいなと思っています。




めざせ認定心理士!

2012-02-26 22:38:24 | 大学の事
生涯学習の一貫で広く門戸が開かれている通信制大学。

去年の4月生として願書を出して、最終学歴の専門学校の届出の問題で、すったもんだをしましたが、無事入学できました。
あれから、もうすぐ1年たってしまいます。

とにかくいろんなことをやっている私。
仕事も家庭も、市の協議会役員も、市からの委託の仕事もあり、一日がアッというに間に過ぎていきました。

当初、3年次編入なので、2年間で卒業をしようともくろんでいた私ですが、蓋を開ければそんなに生易しいことではなく、1年で習得するはずの単位は、まだ半分しか消化できませんでした・・。

にもかかわらず、すでに24年度の履修登録をしなければなりません。

卒業に必要な単位まで、4年次分で24単位。
教科にして12単位を追加登録しなければなりません。
うち、スクーリングもあと1単位不足しています。

これに、3年次の残りの単位を足すと、テキスト教科34単位、スクーリング教科10単位が残ってしまったわけです。
1教科につき試験に受かると2単位もらえるので、22の教科の単位を取らなくてはなりません。

わははは。

無理ですわ。
ということで、とっくに2年で卒業はあきらめました。
通信なので、半年単位で更新が可能。
出来れば2.5年で卒業をめざします!!

50の手ならいってやつですかね。

なにしろ大学が遠いうえ、スクーリングは週末3日間缶詰めなので、平日仕事⇒休日学校⇒即仕事ということになり、かなりバテます。
年なので・・。しかも、こういう時に限って、めっちゃ忙しい・・。


でも、絶対に卒業する!
認定心理士を取得するための科目は決まっていて、必要な単位を盛り込みながらの履修登録になります。

さらに、今回一般教養で「文章表現法」と「日本語表現法」も選びました。

伝えることって、本当に難しい。
そして私の憧れは、「美しい文章表現が出来ること。」なので、これはすごく興味があります。

忙しいとか辛いとかって、その時だけの話ですよね。
スクーリングだって、辛い辛いと思って行っても、行けばやっぱり面白い!。

この年で、自分の学びたいことが学べるって言うのは、本当に幸せなことですね。

なので、あと1年・・と少し(~_~;)。
頑張るぞ~。


ところで、今日娘と港北の「ららぽ」に行ってきました。
ランチは、猿カフェ。

昼のランチ&娘のパフェ

ごっついです。
スウィーツ好きの方、お試しください。

終った!スクーリング3日間

2012-02-19 22:05:20 | 大学の事
終末3日間、休日を返上しての間詰スクーリング。

金曜の夜は、池袋のプラットホームは雪で、凍えそうでした。




そして今日最終日、肩こりで、身体バリバリです。

3日間でなんとなく理解したことは、認知行動療法の理論。



いわゆる「パブロフの犬」でおなじみの、条件付けというものには、無条件刺激に対して生得的(もって生まれた反射)な無条件反応が起こることで、実はそこからさらに別の刺激を一緒に与えたりして、犬の反応を調査研究したものなのです。(古典的条件付けによるもの)

この時期の研究者は、人間の赤ちゃんでも実験していて、赤ちゃんに白い鼠を見せて、さわったら大きな金属音を聴かせる、という実験までしていました。
これは「アルバート坊やの恐怖の条件付け」とか言って、結局このぼうやは、サンタさんや白いウサギを見ただけで怯えるようになってしまったというものです。(これを汎化といいます。)

今こんなことしたら、間違いなく世界中からつるし上げられますよね。

で、この古典的条件付けと、刺激により環境に対して自発的に行動を起こす、オペラント条件付けというものがあります。

これは、自発行動を変化させる刺激である強化子と、先行して提示される弁別刺激により行動が変化するというものです。

たとえば、教室で一人の生徒が問題行動を繰り返していたとき、それにはある条件下で(先行条件・弁別刺激)その生徒が自発的に問題行動をおこし、その結果生じた結果があると言う事を、ばらして分析していくわけです。

周囲の状況も観察して、客観的な状況判断をして、そこからなぜその生徒が、その行動をとるのか。
その行動を変える別の刺激(強化子)に置き換えることで、その生徒の行動(オペラント)を変えていこうというのが、いわゆる行動療法の原理なのだとわかりました。

いろんな事例から、それを分析し、さらに条件付けの消去の方法や、学習方法を選び、いかに自己効力感をあげていくかをグループワークで話し合ったりして、ちょっとだけ見識が広がりました。

毎回思う事は、心理学って実験とデーター収集がバカほどあって、妙な実験やらグラフやら統計やらなかり長々と続きます。
いい加減嫌になったことろに、そこから実際の精神療法が導きだされてくるわけで、そこでなるほどーと、やっと目が覚めるわけです。

人の行動や思考をこんなにバラバラにして、組み替えることで、治療効果が上がっていくのは、なんだか不思議ですが、確かになるほどな~と思えるようになりました。

これは、子育てや学校教育のうえで、すごく必要な事でした。
結局、なんとなく体験的にわかっていても、じゃあなんで?っていう根拠があるかないかでは、対応は変わってくるのだとおもいます。
学校の先生は、こういう勉強するのかな?
頭ごなしに怒ったりしても、効果はないんだよ~っていう実験もありました。

というわけで、ちょこっとだけお利口になったところで、明日からお仕事です。

ちょっときついけど、頑張ろうかな。
お仕事山積残っていますので・・。

学習心理学。今日からスクーリング!

2012-02-17 22:14:45 | 大学の事
週末3日間の早起き。辛いよ~。

なれない電車通勤も辛いです~。

この満員電車に毎日乗っている皆様、ご苦労様です・・。
わたしは、今日一日でヘトヘトデス。

ちなみに、電車で本を読んでいたら、すっかり酔ってしまったみたいで、気持ちが悪くなってしまいました。
なんとなく調子が悪いなかでのスクーリングでしたが、とにかく一日目が終わりました。

学習心理学一日目は、心理学の基礎ともいえる、「古典的条件付け」と「オペラント条件付け」から始まり、「三項随伴性」「弁別」「強化子」などの意味理解を深めるものになりました。
って、いまいちよくわかっていませんが・・。
最後に、映画のDVDを視聴し、「その内容を学習心理学的な見方で話し合ってみましょう。」というものでした。

その映画は、「学校Ⅱ」という映画で、山田洋二脚本、監督で、西田俊之、石田あゆみ、永瀬正俊が養護教諭、養護学校の生徒に吉岡秀隆、神戸浩、西田俊之の娘役はなんと浜崎あゆみでした。

1996年の作品だから、みんなすごく若い。

吉岡秀隆は、軽度の知的障害でいじめで心を閉ざしてしまった高校生の役。幼さが残る青年。
神戸 浩は、いつもこういう役が多いけれど、ほんとうにすごい。
母親から離れて、初めての養護学校の生活に馴染めず、好き勝手に動き回り、排泄も自分では困難な状況で、周囲を混乱させている。

それぞれの親の気持ち、ベテラン教諭の関わり方、若い教師の関わり方、目線の違い、お互いが影響し合ってそれそれが成長し、心を開いていく経過は、すごく良かったです。
実は、時間の関係で半分の1時間しか見られていないので、いつかDVD借りてこようと思います。

脚本も監督も、配役もすごい面子なので、ほんとうにリアリティのある、心に響く映画であると思います。

心理学とか関係なく、ぜひ一度見てほしい映画です。
今なお精神疾患や障害者に偏見のある現在にあって、人と人との関わり方の本質が見えてくる、胸を打つ作品だと思いました。

というわけで、明日は今日より1時間早く起きなければいけないので、もう寝ます。

うーん。早起き弱いんですよ~。お休みなさい・・。




3日間お勉強

2012-01-09 22:54:31 | 大学の事
この3日間、発達心理学のお勉強に集中できました。

最初は、3ページ読むと睡魔が襲ってきて、こりゃあどうしたものかと思いましたが・・・。

(あ・・もちろん、睡魔には逆らいませんでしたが・・^_^;)

でも、思春期のあたりから、すごく興味深くなってきて、成人期あたりで「なるほどー」となり、一人で「ほほー」とか言っている私を、夫が「大丈夫??」とか言って気味悪がっていました。

教科書は、通信教育用のもので、発達心理学Ⅰ・Ⅱは放送大学の客員教授の書いたものでした。

全体に哲学的というか、文学的な表現が多くて、私的にはその抽象的な文面や、いろんな作家の引用などもちりばめられていて、面倒くさい内容の割に面白かったことで、集中できたのかもしれません。

でも、私が興味を持ったのは、試験にはあまり関係ないことばかりでしたが・・。

そのなかで、とりあえず書き出した言葉。

成人(おとな)になることは「愛することと、働くこと」   フロイト

シンプルだけど深いと思いなぁ・・と。

発達理論で有名なエリクソンさんが、人間のライフサイクルを8段階の自我発達図式にあらわしたのですが、その中で成人期の決定的転換期を「生成継承性(ジェネラティビティ)」としています。
何のこっちゃ。ですが、こういう事です。

成人期の25歳から40歳くらいまでを成人前期、40歳から60歳くらいまでを世人後期と考えます。
成人後期は、中年期とも言います。

そうです私です。

人生前半は、大人になることが課題で、自己のアイデンティティを確立し、家庭においても仕事においても「一家をなす」ことだといいます。
このことを、フロイトは「愛することと働くこと」と言ったそうで、エリクソンさんは「この簡単な公式は熟考に値する!!」と言ったとか・・。

で、成人になった後は、どのような発達が考えられるのか。
エリクソンさんは、「生成継承性」と「停滞」の対立によって特徴づけられ、そこから身につく力が「ケア」なんだと言っています。

この時代は、すでに子育てが終わっている人も多くて、自分が子供を産み育てるという文字どうりの意味を超えて、さらに広い意味で次世代に残す子供や仕事や作品を生み出し、育み、次世代へと継承していく、すなわち創造や生産性に関わるのだという概念なんだそうです。

そして、「ケア」とは自分が生み出したもの、想像したものを大事に思い、責任を持ってひき受け、それを見守り育んで継承していく生き生きした力の事なのだとか。

成人期の発達は、次世代に向け責任をもって、育み育て、継承すること。
さらには、ケアのプロセスは一方通行ではなくて、相互的である。ほほー


と言う事が、もろもろ書かれておりました。

ま、これだけじゃやはり「なんのこっちゃ。」とは思いますが、赤ちゃんから発達の経過を読み進みながら、今の自分の時期に至った時に、あんまり考えたことがなかった自分の今までの人生をそれに当てはめてみたのです。
そうしたら、たしかにその各期の区切りのあたりで、転換期らしきことが思い当ったわけです。
自分の意識の中でですが、確かに自分の立ち位置が変わってきていることが、明確になりました。

ふ~ん。こういう学問なのか・・。
なんとなくですが、ストンと理解したというか、今までも何度も感じてはいた事。

今、私のなすべき事。
昔と違う今の自分。

わははは。

そんなこんなで、理屈っぽくなってしまいましたが、とりあえずお勉強しながら、ちょっと納得できてうれしかったので、書いてみました。

3連休が終われば、またいつもの生活です。
久しぶりに、緊急当番もまわってきます。

明日から、気持ちを切り替えて、また頑張りましょう!

そろそろ、お勉強しないと。

2012-01-07 23:45:59 | 大学の事
秋ごろから、いろいろあって自分の勉強どころではなくなっていましたが、気が付けばそろそろお勉強しないと、単位が取れなくなってしまう事に気が付きました。

そういえば、下書きだけしておいたレポートも出さないと、あっというまに締切が近づいています。
あわてて、昨日郵便局に駆け込みました。

そして、単位認定試験とスクーリングの申し込み期間となっていて、これも期間内に選ばないと、どんどん遅れてしまいます。

スクーリングは、3日間週末をまるまる潰さないとダメなので、スケジュールが合わなければ受けられません。
しかも、早朝から夜まで2時間近い通学が必要で、年休の兼ね合いもあり、翌日の仕事にも影響します。
それに、家族にも迷惑をかけることになります。

そのリスクを承知で始めたことなのですが、やってみるとかなりシンドイです。

もちろん、スクーリングは出席すればすごく面白くて、自己学習に比べてわかりやすいし、興味も尽きません。

当初、3年次編入で、頑張って2年で認定心理士の資格を取ろうと意気込みましたが、無理をすることで家庭にも仕事にも影響が出たり、なにより自分自身の負担になっては本末転倒なので、2年半を目指すことに目標変更しました。

単位認定試験を受けるためには、WEB上での到達度テストで合格点をとる必要があります。

今月の目標は2教科の単位取得です。
一つは申し込みが出来る点数をクリアしましたから、もう一教科webでのテストで合格点をとらないといけません。
現在、発達心理学を自己学習中です。

スクーリングは、2月に学習心理学を申し込みました。
このペースだと、どうしても来期に持ち込みになりますが、それも致し方ありません。
自分のペースで頑張ります。

通信大学で資格を取ろうとする人はかなりたくさんいて、年齢もすごく開きがあります。
私は、認定心理士だけとれればいいと思っていますが、ちゃんと大学院にも行って、臨床心理士までとると頑張っている方も多くて、みんなすごいなぁ・・と感心します。
まして、遠距離からスクーリングや試験の度に、宿泊して受けに来る人たちのパワーにも圧倒されます。

日本はこうして、いくつになっても学びたい人が学べる国なのだとおもうと、すごく有り難いですね。

実際、認定心理士をとったからって何も変わるわけではないし「とりあえず心理学を広く浅く一とうり学びました。」という程度のものです。
それでも、心に興味を持って、浅くても心のメカニズムを勉強できるのは、幸せなことだと思います。

去年から始めて、まだまだいろんな障害が立ちはだかると思うけれど、絶対にあきらめずに頑張ります。
きっと、私はチャレンジすること、そのものが好きなのだと思います。

自分の現状で、周囲にあまり迷惑をかけない範囲で、次は何にチャレンジするのか。

まだまだ、知りたいことはたくさんあるのです。

やばい!課題がわからない!?

2011-12-04 19:56:47 | 大学の事
私は、いつも何かの課題があると先延ばしにする癖があります・・。

レポートも、最近では講演依頼のPPも、いつもぎりぎりで焦るタイプ。

今年の5月から通信大学に入り、心理の勉強をしていますが、最初に届いたレポートが来年の2月だったことをいいことに、まだまだ時間がるからいいか~。と先延ばしにしていました。

でも時々、ちゃんと提出用の原稿雄用紙や課題を書いた用紙があるかは確認していたのですが、さっきやっと書こうと思って原稿用紙を取り出したら・・

無い・・
無いんです。課題が。

あっちこっちひっくり返して探しましたし、入っているはずの書類入れも整理しましたが、それだけありません。
原稿用紙と返信用封筒はあるのに~。

何でこうなんでしょうか、いつも。
だいたい私の眼は節穴で、いつもカルテや記録類を探す時も、目の前にあっても気づかず、事務のOさんが「これこれ、ここに。」と見つけてくれます。

分からなくならないようにと、ちゃんとしまったつもりでも、どこにしまったかを忘れたり・・
私は、モズかけすか??

そんなわけで、もし万が一このブログを見かけた方で、S大学通信教育学部の臨床心理士コースをとっている方がいらっしゃったら、「身障児・者の心理」の課題を教えてくださ~い。

心理査定・測定法

2011-09-10 22:51:03 | 大学の事
スクーリング2日目が終わりました。
昨日は、なんだかひどく疲れていて、気が付いたら爆睡していました・・。

心理測定・査定法ってなんだろう??
コンパス・定規・ルート計算が出来る電卓・ストップウォッチ持参とのことで、いったい何をやるんだろうかと、数学苦手な私はビクビクものでした。

今回の先生は、若い女性の先生です。
でも、すごく講義がわかりやすくて、声のトーンもペースも、説明の仕方もとてもひきつけられるものでした。

内容はと言えば、やはり科学としての心理学を証明するための、実験法やそのデータの分析方法などが主となっています。

そして自分の記憶にしっかり残すために、きっちりノートを取る。
夜寝る前にノートを見直す。
朝起きてから、もう一度見直す。

それがお約束です。

たしかに、レジメをもらうだけや、テキストに線や書き込みするだけより、断然理解しやすくなります。

実際に自分たちでペアを組み、データーをとり、それを36名分書き込んで、そこからいろんな分析をしていきます。

身長と足の大きさ、身長と手の大きさの分布図を作ったり、そこから相関関数を計算したり、さらに専門的な指標を計算したり図にしたり・・。

ルート計算の出来る電卓は、標準偏差と言うデータのばらつきを示す指標を出すために必要だったのですが、実際はどれもエクセルで簡単に導き出されるようになっています。

いろんな研究結果が発表されていますが、結果だけ紙面やニュースでみていても、実際はこんな面倒な作業を経ているのかと思うと、頭が下がります。
私には、統計や査定は向きません。

その他にも、心理学特有の分類(変数や尺度と言ったもの)があって、これを正確に分別するのは、混乱してなかなか難しいものでした。

とはいえ、ずっと普段使わない領域の頭を使っているせいか、なんだか疲れてしまって、しかも妙にお腹が減ります。

せっかく長距離通学しているので、少しはやせられるかと思ったら大間違いでした。

でも・・休日まるまる潰れてのお勉強は、やっぱり辛いです。
ただでさえ最近は、心身ともにへとへとなので、休日がないのはかなり堪えます。
自分で選んだ道だから、頑張るしかないのですが・・。

最近は、人手不足やらなんやらで、けっこうハードな毎日です。
なんだか、いろんなことで不安がいっぱい、ストレスがいっぱいで、心が折れそうな日もあります。

こんな生活、いつまで続けられるのか・・。
すごく強いと思われているのかもしれないけれど、結構もろかったりもするんですよ・・。

時々、何もかも投げ出したくなることもありますが、今のところなんとか踏ん張っています。
私がカウンセリングを受けたい気分です・・。

明日は最終日。

なので、午後からはテストもあるんですよ~。

あと一日、しっかりお勉強をしてきます。

明日からまた仕事!

2011-08-16 20:44:54 | 大学の事
今日、臨床心理学のスクーリングが終わりました。
わーい!やった~。

結果、今回の臨床心理学は、私が思っていたものとは、だいぶかけ離れていました。

もちろん学びはたくさんありましたが、臨床心理士の仕事の場は、私の思う臨床(いわゆるベットサイド)ではなく、心理検査室やカウンセリングルームであり、学校相談室や会社の相談室などにあると言う事です。

でも今回の講義はまだ総論、はじめの一歩なので、きっとこれから先はずっとずっと奥深く、さらに専門化していくのでしょうね。
実際私がもっと勉強したかった対人援助論やコミュニケーションスキルや、緩和ケアにおける心理士としてのかかわりは、今回は残念ながら聞くことはできませんでした。

いままでの心理学は、とにかく実験、実験、実験結果で人間のあらゆる機能を解明した結果でしたが、臨床心理学では、そこに心理療法が入ってきます。
そのためには、査定面接や行動観察、知能検査と性格検査などを組み合わせて総合的にアセスメントします。

さらに、医師のオーダーにより精神分析を行い、心理療法を行っていくのだそうです。

今回の3日間の講義は、全体的には理論が多かったのですが、1日目の心理テストでの自己分析に当たっての、先生からの分析のアドバイスはとっても面白かったです。

昨日は、コラージュ療法と言って、画用紙に雑誌からの切り抜きを好き勝手に貼り付けるという心理療法を体験しました。
でも、結構時間を取ってみんな童心に帰って作った割に、出来上がっておしまい・・になってしまったのが残念でした。
これもちゃんと評価の仕方を教えてほしかったですね。

ただ、こういう自由に出来合いの絵や写真を切り貼りして、好きなデザインで作品を作っていくというのは、童心に返って夢中になれます。
これが「退行」という行為であり、そのことで緊張がとれリラックスできるのだそうです。
なるほど。
デイサービスでの塗り絵貼り絵もこれだったんですね。

これは私の作品。


そして、このあとにやった精神分析は面白かったです。

「自我の防衛機制」として発動されるさまざまな反応を、一つ一つ説明して頂きました。

抑圧、否認、投影、取入れと同一化、投影性同一化、分裂、隔離、知性化、合理化、、反動形成、打消し、置き換え、転換、解離、否定、退行、昇華
これらの中でも、成功した適応的防衛機制ではなく不適合な防衛機制についての説明が、すごく面白かったです。

私たちの周りにいる、困った人に当てはまることが多くて、みんな真剣に聞き入っていました。

特に、一人お気に入りを見つけて、その人べったりになる反面、自分が×な人を見つけてその人を徹底的に攻撃する。
そのことを巡って、周りの関わる人たちの人間関係を壊すという、厄介な人。
もっとやっかいなのは、そのお気に入りと×の人がちょくちょく入れ替わり、相手はなぜいきなり好かれたのかも、嫌われたのかもわからず、不穏な人間関係に巻き込まれてしまう・・。

いますね。そういう人。

当の本人は、周りの人間関係がぐちゃぐちゃになっても、「私には関係ない」とさっさといなくなっちゃったりするわけです。

周囲の関係にまで悪影響を起こすような病的な振る舞いであれば、精神障害に分類されてきます。

こういうタイプは、(分裂の防衛機制と投影性同一化の防衛機制が重なって出ることが多い)境界型人格障害の方に多いとも言われているようです。
昔、全くこういうタイプの「境界型」の主人公が周囲を破たんさせていくという小説を読んだことがあります。

こういう診断をするのは、精神科医でなければいけないわけですが、実際対人関係の中で、こういう傾向にあるな・・とかをわかっていたら、自分が巻き込まれることを避けられるかもしれませんね。

小児の発達障害についても少し触れていただきましたが、これももっとよく聴きたかったです。
これに関しては、来月の「発達心理学」の講義を楽しみにしています。

最後に、自律訓練法を実際経験して終了となりました。
自律訓練法は、ドイツの精神科医が始めた自己催眠法で、自分で行って精神の安定やストレスを緩和する方法です。
慣れないとうまく自覚できないようなので、少し自分なりに練習もしてみようと思います。

たった3日間でしたが、結構ハードな3日間でした。

合間は自分でテキストでの自習です。
これもうかうかしていると単位が取れませんので、頑張らないといけません。

でも・・・。合間は仕事でギューギューです。
明日から、また元の生活に戻ります。
患者さんのこと、スタッフの事、連絡協議会の事、勉強会の事、緩和ケア研究会の事・・いろんなことが待っています。

まあ、なるようにしかなりません。
明日は明日の風が吹く・・と思って寝ます。


臨床心理学スクーリング1日目

2011-08-14 22:57:34 | 大学の事
今日も朝早く起床。

臨床心理学のスクーリング初日です。

もう顔なじみになったクラスメートもけっこういます。

今日の講師は、臨床心理士で駿河大学の准教授の先生でした。
経歴を聴くと、横浜市大のセンター病院で修士の研修をおこなったそうで、なんだかぐっと親近感がわいてきました。

臨床心理士っていったい何をするのか、実はよくわかっていなかったのですが、医師の診断のもと指示の上に、心理判定をしたり心理治療を行ったりするそうです。
なので、ほとんどはカウンセリングルームでカウンセリング料金を払ってもらい、診療にあたるのだと言う事を初めて知りました。

でも、私たちの仕事はほとんどが在宅なので、カウンセリングルームっていうわけにはいきません。
それに、心理療法をしたくて受講しているわけではないので、何となく違和感が・・。

とはいえ、心理学を勉強することで、理解したり向き合えたりすることもあるとおもいますし、やはり自分のなかで知っていたいしスキルとして持っていたいです。

でも、授業はとても面白かったです。
総論から各論に入ったって言う感じです。



今日は、午後からは自分の臨床心理アセスメントを、実際に行ってみました。

テストバッテリーということで、方法は東大式エコグラムという、質問に答える形式のTEG-Ⅱと呼ばれるものと、投映法のなかでバウムテストと呼ばれるテストです。
投影法って、ロールシャッハとかが有名ですが、今回は画用紙に「実のなる木を一本描いてください。」というものです。

この投影法は、夕方やってはいけないのだそうです。
投影法の分析過程で、どんどん自分に内向してしまって、不穏状態になってしまう事もあるらしいです。


そして、自分でアセスメントしたあち、グループワークも行って、先生にも直接アドバイスをもらって、ほほ~!!という感じでした。
で、今日、明日でこれをレポートにして提出しなければいけません。

ということで、、これからレポートに向かいます。

また明日も、早起きだ~!!