フィルムで写真を撮るならモノクロをやりたいと思うのです。
引き伸ばし機も暗室も(これがまた奇跡なのですが)あるので、掃除をしてバットやタンクなどきれいにしてやれば、また行うことは可能です。
学生の頃はよくやりました。
どちらかというとカラーよりモノクロのほうがいいということではなくて、お金は無いけれど大伸ばししたい、パネルに貼りたいというような理由からでした。
半切とか全紙までやりました。
パネルに貼る方法というのは大学のときの写真部で教わりました。今でもバライタ紙ってあるのでしょうか..WP紙だけなのでしょうか。
ここで今、環境問題ということが大切になっていて廃液処理というものがとても大切です。
下水道に現像液や定着液を流してはいけないのは昔だっていけないのですが、実際にはうんと薄めて水洗トイレなどに流してしまっていた、というのが殆どなのではないでしょうか。
大学の写真部でも廃液を産廃業者に引き渡したという記憶はないのです。
最近、東京都写真美術館のワークショップなどではモノクロの引き伸ばしなどがとても流行っているようですけれど、これもひとつ大きな理由だと思います。
せっかくワークショップなどで技を習っても、実際に自宅でやろうとすると環境問題が立ちはだかっているというのが現状かもしれません。
難しいですね。
*このフジブロWPという印画紙は、水洗したあとドライヤーで乾かせば綺麗な光沢紙ができるという当時では画期的なペーパーでした。(ただ、値段は少々高めでした。)