能登尚彦 weblog

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東京大空襲から64年

2009年03月10日 09時46分19秒 | 一般
今をさかのぼること4年前、戦後60年になった頃から固く口を閉ざしていた方が当時のことを語り始めました。

生きているうちにこの悲惨な体験を語り継がなければいけないと思った方多いそうです。

また、今になって当時のことを夢で見るようになって苦しんでいらっしゃる方もいらっしゃると聞きました。

普段、何気なく渡っている隅田川にかかる言問橋などの橋も64年前のきょうの未明の空襲で行き場を失った人たちでいっぱいになり、そしてその下は無数の死者で覆われていたそうです。

2007年に民間人がこの空襲で被害を受けたことについてまったく政府が補償などを行ってこなかったことに対して訴訟が起こされています。

日本政府は軍人や軍属の方々に対してはある程度きちんと補償をしてきたにもかかわらず、この空襲の民間人の被害についてはまるでパンドラの箱のように扱ってきました。

語り継ぐことは無理かもしれませんが、少なくとも我々がこの出来事について聞いたり少ない資料や写真で見たことを決して忘れないことが大切なのではないでしょうか。


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