パーテックススタンダードが突然ハムフェアで提唱した(満を持してなのかもしれませんけれど)新デジタル方式のアマチュア無線... パンフレットを読んで、ふむふむと技術的には納得しました。ただ、TDMA方式のデジタルなんていうのはD-STARが登場する以前からあった概念ですし、今頃になってこういうことを言うのなら何故D-STARの公募のときに参加しなかったのか首を傾げたくなります。
新しい技術に対して否という気はまったくありませんが振り回されるのはユーザーです。
やるのならD-STARがこんなに広まる前に意思表示をして欲しかったと少々不愉快です。
こんなんだったらデシタル簡易登録局トランシーバーで遊んでいるほうがいいんじゃないかと本気で思いました。
東北の復興支援のブースがあったので いちご煮 という缶詰を購入して帰ってきました。
週末、日曜日はくたびれました。
私も同社の突然の発表に驚きました。
商業的にどうやって展開するのか、そこに興味があります(技術的には従来のものですからね)。
なぜ、いまなのか疑問です。
そうですね、仲良くやれないのかよと言いたくなります。
4値FSKとC4FMの区別さえ分かっていないようで。
MotoTRBOとP25の相違点について、親会社からレクチャー受けてないんでしょうかねぇ??
他にも突っ込み入れたくなる記述が多々。。
で、そんな消化不良なモノをこの時期にHamFairという場でで広報する度胸は想像もできません。
しかも、プレゼンではおねーさんが「みなさんにとってはちょっと難しいかと思いますがついてきてくださいね」ってアマチュア無線家やプロの無線技術者に向かっておまえ誰にモノいってんだよ。技術的な質問攻めにして泣かせてやるぞとまで思いました(笑)
それとモトローラはアマチュアの市場なんか眼中になくて昔と同じで日本もモトローラ方式に強引にしたいだけでしょう。
昔は貿易摩擦があったので政治的にうまくいったと思いますが総務省が果たして「うん」というかどうか疑問です。
あのパンフだと総務省まで否定していますからね。
しかし、DMR方式は、その電波型式を巡ってFCC規則に抵触すると騒がれているようです。
2slot TDMで動作するレピータはF7Eと解されるので問題ないのですが、そこにアクセスするHTやMobile機の方は、1slotのみ送信する場合FXE(データ伝送時はFXD)であるとMotorola社は明言しています。
ところがアマチュア業務においては、二文字目がXという電波型式は許可されていないのです。
ARRLはアマチュアの利益を擁護する立場からFCCにレターを送ったりしているようですが、解決までには時間がかかりそうです。
レピータは問題ないと書いてしまいましたが、それ以前の「二文字目がX」という電波型式を巡っての疑問が争点です。
FCC規則のPart97.305、同97.307、同97.309に照らすとDMRってどうなのよ?という疑問です。
要するにTDMAを想定していないのです。