私にとっての芦ヶ原伸之先生（パズル作家そして担任）

昨日まで知りませんでした。

芦ヶ原伸之先生が昨年逝去されていました。先生は中学・高校の恩師であり（担任の時もあった）世界屈指のパズル作家であり、またあるときはゴーストライターであり、いろんな面をお持ちの方でした。父の勤務していた私立学校の卒業生であったので、父との接点もありました。

先生の言葉で忘れていないことは、「技術者になるための最低条件、まずクルマの運転ができること、英語ともうひとつ外国語が話せること、タイプライターが打てること．．」

先生、６０％しかクリアしてません。ただ、先生のようにいつまでも少年の心を忘れないオッサンでいたいと思います。(英語が話せねー第二外国語なんてもってのほかだぁ、マニュアルぐらいは読める)

先生は、基本的には化学の先生でありましたが、私の変人的な個性を一番理解してくださっている方でした。よく化学の準備室で遊んだものです。授業の時間が余るとパズルや手品を見せてくれました。アマチュア無線についても理解を示してくださって「大いにやれ」といわれ成績が急降下すると「ここまで、酷いとはおもわなかった、悪いことは言わないから一年は我慢しろ」と言われたのを覚えています。「はい」と言いながらやめなかったのを多分　先生は見抜いていたと思います。大学に入学した後に高田馬場でお会いした時にそれを感じていました。（覚えているのはいくつになっても少年の心を忘れないあの笑顔です。）ウソをついて本当に申し訳ありませんでした。

今頃になって気づいて、本当に無念です。

もう一度お会いしたかったです。

どうか、あの世でウチの父親とバカ息子、変人教え子の話でもして楽しんでください。（先生も父の変人教え子ですから）

心からご冥福をお祈りいたします。
（今、これを書きながら涙が溢れてとまりません。）

http://www.torito.co.jp/thankyou_nob.html

追記：香典がわりに先生の著書である

　　　　　大人のパズル．「ひらめき」と「論理」を楽しもう　　と
　　　　　脳力パズル－発想力がスピードアップ　の２冊の本をアマゾンに発注購入することに
　　　　　しました。