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ダッシュ400は古い。でも名機だ。

2020-09-14 21:40:55 | B747-400
先日、ふと俺のヴァージンジャンボの写真を見た人が、
「ジャンボなんて古いよね~」と言った。
まぁ、若干「えっ!?」と思った。

んなことねぇよ、まだまだデリバリーされてんじゃん!
なんて思ったそこのあなたは時代が10数年前で止まっている。
調べたところ、最終機の納入は2009年らしい。

何なんだろう、まだダッシュ400だと最新鋭だと思えてしまうこの感覚。
古いジャンボっていうのは、ダッシュ300以前のクラシックジャンボのことでは!?
なんて、よく考えろよB747-400は初飛行が1988年なのでもう32年も経っている。
最古参の機体は飛んでいなかったにせよ、機齢でいえば20年超みたいな機体がほとんど。
そら新しくない。


Virgin Atlantic B747-400/G-VBIG

さらに調べたところ700機超が製造されている。
これは1500機以上いるジャンボの半分弱にあたる。
たった30年ちょいの間に700機も、こんな大型機が世界中を飛んだ。
これはもう紛れもない名機の証だと思う。
A380は出てきて10数年、300機くらいか。もう引退だと騒がれている。
これはちょっと違うよなー。王道を突き進む勢いではない。

あとダッシュ400(に限らずジャンボ全般に言えるが)
東京ロンドン、ロンドンニューヨークみたいな世界の幹線だけでなく、

All Nippon Airways B747-400D/JA8966
東京松山みたいな、世界から見たら「どこやねん!?」みたいな路線にも入った。
なんなら松山→大阪みたいな、もっと「なんやねん!?」みたいな路線も飛ぶ。
幅の広さ。まぁ日本は特殊と言えば特殊ではあるが。

"Queen of the Skies"と調べれば、B747が出てくる。

コロナよりも、リーマンショックよりも、米同時多発テロよりも前。
今より少し手が届かない、ちょっと敷居の高かった時代の名残なんだろうなー。


Virgin Atlantic B747-400/G-VROM

結局、B777に立場を追いやられたように見えた(事実置き換えられた会社もある)が、
それでも完全に息の根を止められることはなかった。

あれよあれよという間に2010年代に入って、B787やA350が少しずつ追いやって、
ようやく2020年代を過ぎて、本当に完全に舞台から追い出されるかと思いきや、
最後は感染症かよ。そんなオチは誰も予想してなかった。

コロナがない世界での最後の活躍を見てみたかったなーと思う反面、
もう十分歴史に名を残して、俺たちを魅了してくれたよとも思う。

でもなー、もっとたくさんみたかったなーと思う。


何回撮っても満足できないから、
撮り切れてないアングル、カットがたくさんあるんだよ。
これも光が足りてないでしょ。

今度「古いー」ってバカにされたら、
「でも名機だからいいじゃん」と言い返すことにしよう。そうしよう。

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1 コメント

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Unknown (なべけん)
2020-09-17 19:00:00
同じCF6積んでいるB6同様、飛行機のエンジン音といえばこの機種のイメージなんですが・・・(RRもあるという突込みは置いといてください。笑)
もう古いって言われるようになったくらい歳を取ったんだなとしみじみ思います。
つい15年くらい前は-300だ-200でも普通に飛んでいたというのに。
私もB6古いと言われたらそう言い返すことにします(笑)
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