コンゴの泥沼化したエボラアウトブレイク。これまで襲撃・放火・嫉妬・政治的騒乱・隠匿・・ありとあらゆる人間のサガが絡み合って対策が足引っ張られてきました。
この事態に、WHOからPHEIC(国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態)発出すべきか、検討会議が2回招集されますが、これまでは否決されてきました。その大きな理由が、コンゴ国内にとどまっているから・・・でした。
その前提が崩れ始めました。我々はおおきな転換点に差し掛かっているのかもしれません。
5歳男児。コンゴからBwera国境をこえて入国。Kagando hospital にて診断。ウガンダ保健大臣Jane Ruth Aceng, MDがツイッターで公表したところによれば、この5歳児はコンゴ人で、コンゴ国内に祖父を見舞いに行っており、この祖父はエボラ感染者とのこと。家族は隔離されていますが、うち2名にエボラの症状出現。
チェックポイントを避けて国境を行き来するケースもあるとのことです。
今後の展開。ウガンダ国内に入ってしまったエボラ感染の流れが、さらに拡大してゆくならば、PHEIC検討会議で「三度目の正直」⇒国際社会を巻き込む騒動にはってんしてゆくのか。アンテナを立ててゆきたいと思います。