先般お伝えしたバングラデッシュのヒト感染第一例、WHOの公式発表に載りました。
5月28日にバングラデッシュ保健省がH5N1確認です。家族・近所の住人から検体採取あり調べられていますが、他に患者は確認されず皆健康とのことです。
この第一例を見つけたのは通常の監視体制で・・と以前の報道にありましたが、その実施主体はInternational Centre for Diarrhoeal Disease Research, Bangladesh (ICDDRB)というところです。直訳すれば 国際ゲリ病研究センター バングラデッシュ(まあ、これじゃあんまりなんで、国際消化器調査研究センターあたりにしておきましょう)。
発展途上国共通の問題として、下痢性疾患(病原大腸菌・赤痢・ブドウ球菌・連鎖球菌・キャンピロバクター・・・etc)で脱水で亡くなってしまうという現実があるので、この種の機関がアクティブなんですが、H5N1第一例をしっかり発見したのはお手柄ですね。
バングラデッシュに限らず、鳥インフルエンザとの戦いに、消化器系機関のはたらきも期待したいところです。
ソースは5月28日付WHO↓
http://www.who.int/csr/don/2008_05_28/en/
Avian influenza - situation in Bangladesh